古い建物を昔の姿のまま残すのもいいけれど、現代の生活に合わせたデザインを加えて、誰もが日常的に足を運びたくなるような場所にしたい。前回、築100年の教会がコミュニティスペースに変身したデンマークの「Absalons Kirke」を紹介したが、今回はスペインから、あっと驚くリノベーション例を紹介しよう。

完成した2階は断熱材がむきだしのまま。借主によるDIYで進化する 写真提供:ルーヴィス

完成した2階は断熱材がむきだしのまま。借主によるDIYで進化する 写真提供:ルーヴィス

空き家をリノベーションとして賃貸住宅として貸し出すサービス「カリアゲ」がスタートした。第1号は、築50年で基礎はボロボロ、法律上は再建築不可という難易度の高い物件。 このような難物にあえて挑んだ福井さんには、どのような思いがあったのだろう。

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空き家をリノベーションした賃貸住宅「スイッチ下目黒」 写真提供:ルーヴィス

カリアゲ」とは、横浜や東京を中心にリノベーションを手がける株式会社ルーヴィスによる、中古物件の借り上げ(サブリース)サービスだ。 対象となるのは、築30年以上で一年以上空き家になっている物件。普通に考えればそのままでは借り手はつかないだろう。当然、リノベーションが必要になる。 カリアゲでは、その費用をルーヴィスが全額負担する。その代わりにオーナーから安く借りて賃貸物件として貸し出し、賃料から費用を回収するのだ。 株式会社ルーヴィスの代表、福井信行さんに、このプロジェクトを始めたきっかけや、今後の目標についてうかがった。

upcycle top2 廃棄物を再利用してより良いものに生まれ変わらせ、新しい価値と循環を生む考え方として注目されている「アップサイクル」。このムーブメントには、私たちの暮らしを支えているモノや道具の誕生から終わりを見つめ直し、新しい発想で暮らしを豊かにするヒントがありそうです。 連載最終回となる今回は、「自分もアップサイクルに関わりたい!」と思った方のために、誰でも気軽に取り組める、アップサイクルにまつわる活動について探っていきたいと思います。

upcycle top2 廃棄物を再利用してより良いものに生まれ変わらせ、新しい価値と循環を生む考え方として注目されている「アップサイクル」。

連載第2回でご紹介したように、日本にもさまざまなアップサイクルプロダクトが生まれています。それらのクオリティの高さを支えているのは、つくる側のデザインと技術はもちろんのこと、その元となる廃材の魅力も大きいのです。

第3回となる今回は、リサイクル率99%を誇り、「捨てる」と「つくる」を繋ぐさまざまな事業を展開している産業廃棄物の中間処理業者、株式会社ナカダイの取り組みに焦点をあて、モノとヒトをアップサイクルの循環に巻き込む最前線の動きについて探りたいと思います。

upcycle top2 廃棄物を再利用してより良いものに生まれ変わらせ、新しい価値と循環を生む考え方として注目されている「アップサイクル」。

連載第1回ではアップサイクルの定義と世界におけるムーブメントについて触れましたが、アップサイクルの考え方は数年前から日本にも急速に浸透し、アップサイクルをテーマにした活動やプロダクトを多く見かけるようになりました。

連載第2回となる今回は、日本で展開されている”アップサイクルなモノやコト”について紹介していきたいと思います。

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