モバイルハウスには、ショップになっているもの、住居として使用されているもの、オフィスとして活用されているものなど、さまざまな種類がある。サイズもタイプもデザインも多種多様だが、モバイルハウスを移動させる手段は自動車を使うのが基本。そこで筆者はふと疑問に思った。

“自動車運転免許を持っていなければ、モバイルハウスは持てないのか……?”

都会暮らしで自動車運転免許を持たずに暮らしている人も、できるだけ自動車を使わずにエコを追求したいひとも、キャンピングカーを購入する予算がないという人も、車がなくても子どもと一緒に安心してモバイルハウスをDIYしてみたいという人もいるはず。

車を運転できない人でも、車を運転するにはまだ早い学生や子どもでも、それぞれが楽しめるようなモバイルハウスのあり方はないだろうか?そこで今回紹介するのは、自転車で移動できる完全手作りのタイニーモバイルハウス「Supertramp Fabric Bike Caravan」だ。

(c)Naoko Kurata

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「未来住まい方会議」をご覧のみなさま、こんにちは。オランダ在住ライターの倉田直子と申します。

あまり知られていないかもしれませんが、オランダはタイニーハウスやモバイルハウスに関してとても積極的に取り組んでいる国の一つ。1980年代にはすでにタイニーハウスやモバイルハウスのムーブメントが始まっていたほどです。

この連載ではオランダのタイニーハウスやモバイルハウス事情についてお話をしていきます。今回はまず「オランダってこういう国なんだよ」というオランダについての予備知識からご紹介しますね。オランダの風土、人の気質を知っていただいてからのほうが、タイニーハウスに対する取り組みを深く楽しんでいただけると思います。

地上約9メートルの高さにあるツリーハウスの行き来は大変だ。重い資材を肩にかけ、何百回と往復したEthanは痛感した。はしごの上り下りは膝にくるし、第一退屈この上ない。そんな彼に友人は驚くような提案を持ちかける。自転車を漕いで上るエレベーターをツリーハウスに取りつけてはどうだろうかと。

Travelbox_04 旅のお供に必要なものは?下着の替えに、寝巻き。ハミガキや石鹸、アメニティは、宿泊先にあればいいけどなぁ。あれやこれやと準備を楽しむ。そんな醍醐味も旅には付き物。 オーストリア、グラーツの建築家Stefan Juustは、予算を抑えて、旅を快適に行え、持ち運べる空間をデザインした。それは、自転車、ベッド、テーブル、椅子が収納できる。