【書評】小さな稼ぎを複数持って生活を楽しむ「月3万円ビジネス」|YADOKARIの本棚

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今回紹介する「月3万円ビジネス」は一見副業を推奨するような内容を想像する書名だが、本書では月3万円のビジネスをいくつも営んで暮らすための事例が紹介されている。
工学博士でもある著者の藤村靖之氏は、エネルギーに依存しすぎないライフスタイルを広めるために非電化製品の発明・開発を行い、科学技術庁長官賞、発明功労賞などを受賞している。この藤村氏の思い描く、真の豊かさや仕事づくりの秘訣が本書から知ることができる。

藤村氏が本書で扱っているのは月に3万円を目安に稼ぐビジネスだ。藤村氏はこれを「分かち合いのビジネス」と呼ぶ。
「月3万円ビジネス」は、支出の少ない生活を楽しみながら、普通は見向きもしない、競争から外れたビジネスを複数営むことで生活する暮らしだ。競争を生まないビジネスなので、仲間と協力して進めることが可能で、共にノウハウを教え合える。

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月3万円ビジネスは競争ビジネスと対極にある。
主な特徴は以下のような点だ。
・愉しさが大事
・無借金でつくる
・価値よりウント安い価格で売る
・経済は小さくなる
・NPOやエコビレッジと相性がいい
・社会活動とつなげる

本書で紹介されている月3万円ビジネスの実例はこのようなものだ。
・農家で余った新鮮な野菜を安く手に入れ、配達する「余剰野菜配達ビジネス」
・ステキなデザインで、安心して着ることができるマタニティウェアをシェアして作る「シェアーするマタニティウェア」
・発酵食品の手作り教室を開催する「酵母ビジネス」
・コーヒーの生豆を仕入れて焙煎し、美味しくて健康に良い豆を安く提供する「コーヒー生豆ビジネス」

このように、気軽に始められそうものから、特別な条件が必要なビジネスまで様々で、 これらの例から、自分にあったビジネスのアイデアが浮かんできそうだ。他にも本書にはいくつものビジネスが紹介されており、きっとあなたの生活の中に取り入れられるビジネスもあるはず。

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月3万円ビジネスで生活するには、支出が少ない生活を楽しめなければならない。
20の実例と41のセオリーからなる著者のアイデアからは、これからの世界をどのように生きていくのかヒントが満載。
スモールハウスに住みながら、仲間と共に月3万円のビジネスを複業する生活。そんな未来を想像できる1冊だ。