目に映る全てが愛おしい、トレーラーハウスでの静かな時間。開発チームが語る「YADOKARI VILLAGE」の魅力とは?
YADOKARIは、複数台のトレーラーハウスを活用した新しい暮らしの拠点「YADOKARI VILLAGE」を立ち上げる。誰もが利用可能な新しい暮らしの拠点として、初の拠点である北軽井沢拠点を皮切りに今後日本各地に展開していく予定だ。
2024年9月、YADOKARI VILLAGE開発チームのメンバー4人が、北軽井沢拠点に設置するトレーラーハウス「MIGRA」のもとを訪ねた。ブランドの発表を目前に控えた4人は、MIGRAの中でどんなことを考えていたのだろうかーー。
石橋: わあ、ゆったりできそう。ここでみんなでご飯が食べられたら最高だなあ。
西山: そうだよね、地元の美味しいお酒を取り揃えておきたいと思ってる。
伊藤: 目覚めて目を開けた時に、余計なものが視界にうつらないミニマルな心地よさがあるといいよね。
近藤: 空間の中に、オーナーさんの個性が垣間見える瞬間があると楽しそう。
これから宿泊してくださる方々の姿を思い浮かべながら、どんどん話を弾ませてゆくメンバーたち。
今回は、YADOKARI VILLAGE初の拠点となる軽井沢拠点や、このブランドのために開発したタイニーハウス「MIGRA」の魅力について迫っていく。
深い森が暮らしのすぐ近くに。北軽井沢拠点の魅力
ーー北軽井沢拠点とはどんな場所なのでしょうか?
石橋: 北軽井沢の別荘地の中の、深い自然がすぐ近くに広がる場所に位置する、大切な人と上質な自然の中でお過ごしいただける場所です。
浅間山が見え、渓流が真下に流れている稀有なロケーションで、アウトドア体験とお部屋でゆったり過ごす時間のどちらもお楽しみいただけます。
ーー北軽井沢拠点を最初の拠点に決めたきっかけを教えていただけますか?
石橋: 地権者であるプリンスランドさんから「この場所を活用して、お客様に楽しんでいただける新しい魅力と拠点を作れないか」とお声をいただいたことがきっかけにあります。
この場所は崖地なので、建物を建てることができず活用できずにいた場所だったのですが、実際にこの場所を訪れてみて、森との距離が近く、自然の豊かさをダイレクトに感じることのできる素晴らしい場所だなと思いました。
基礎のいらないトレーラーハウスなら、そのような崖地にも心地よく過ごせる空間を作り出すことができます。この場所の豊かさを多くの方に楽しんでいただけるよう、YADOKARIがプロデュースしていくことに大きな意義を感じました。
ーー「大切な方と過ごす」ということがこの拠点の1つのテーマだと伺っていますが、どんな方をイメージして作られたのでしょうか?
石橋: 目を離すことのできない小さなお子様がいらっしゃる方、ペットがいる方など、従来のキャンプ場やグランピング施設など、自然の中で時間を過ごすことに不安のある方でも、安心してお過ごしいただける空間になるよう心がけながら開発を進めました。
僕自身がワンちゃんを飼っていることもあり、大切な人と過ごす拠点をイメージした際に、ペットが一緒でも安心して過ごすことのできる拠点にするということは絶対に欠かすことのできないポイントでした。
現在、ワンちゃんと過ごせるホテルが増えてきてはいるものの、リゾートホテルのような場所が多く、リードをつけずに一緒に自由に走り回ったり遊べるような プライベート感のある空間って意外と少ないんですよね。
施設内には、宿泊者の方が共同でご使用いただける広いドッグランを設置し、それぞれのトレーラーハウスの周囲にはフェンスで囲った専用の庭を用意しているので、ワンちゃんや小さなお子様でも、安心してのびのびと過ごすことのできる空間になっているのが北軽井沢拠点の大きな魅力です。
まるで『うろ』のよう。トレーラーハウス「MIGRA」の魅力
ーーYADOKARI VILLAGEには、YADOKARIの新しいタイニーハウス「MIGRA」をアレンジしたものを設置するのですよね。どんなタイニーハウスなのでしょうか?
石橋: 木質感が感じられること、あたたかい団らんの場を楽しめる広々としたリビングがあること、室内からも美しい自然の景色を楽しめること。以上3つの視点を大切にしたYADOKARI初の木造のタイニーハウスです。
森の中で過ごしているかのような心地よさを、トレーラーハウスの中で大切な方と分かち合っていただける空間となるように意識しながら開発を進めました。
幹太: MIGRAは、YADOKARIの他のタイニーハウスと比べても空間の一体感があるように感じますよね。ROADIE(YADOKARIのトレーラーハウスシリーズ)は1つの小さな空間の中に段差を設けて、リビング、ベッドルーム、キッチンなどと空間が仕切られているような感じがするけれど、ⅯIGRAはそれとは正反対な気がする。大切な人と一緒にいることが常に感じられるというか…。
西山: MIGRAは確かに、ベッド、リビング、キッチンが全部一直線だもんね。家というよりかは、「うろ*①」という言葉がぴったり。大切な人が何をしているかが常に目に入るから、会話がいつもよりもたくさん生まれたり、相手のことを気遣うことができるような気がする。例えば誰かが料理をしているときに、自然と手伝うようになったり、「今日は何にする?」ってメニューを一緒に考えたり…。
*①:木の内側に自然に穴の開いたもの。入り口が狭いものが多く、常に暗く湿っているため、多くの動物がすみかとして利用する。
近藤: 確かに「うろ」という言葉がすごくしっくりきました。一人ひとりが孤立することなく、みんなで一緒に時間を共有していることを感じられる空間ですよね。
私は今回のYADOKARI VILLAGEを通して初めてタイニーハウス事業に関わりました。イメージしていたものよりもあたたかいホーム感があることを感じましたし、空間そのものは広くはないけれど圧迫感はない、不思議な空間で面白かった。住んでみることで初めて分かる豊かさがあるのだろうなってとてもワクワクします。
デンマークでの体験から着想を得た空間デザイン
ーー今回は、タイニーハウスの中のインテリアにもこだわっているとお聞きしました。こだわったポイントを教えてください。
西山: 空間のデザインや家具の選定などは全て私たちが行っているのですが、中でも3棟それぞれが少しずつ違った風合いになるように空間をデザインすることにこだわりました。YADOKARI VILLAGEは、それぞれの施設に同じタイニーハウスが並びますが、各部屋に設置する小物やランプの色などを少しずつ変えていこうと思っているんです。
伊藤: 何度か訪れてくださる方が、その違いを楽しみしてくださったら嬉しいですよね。
西山: 本当にそう思います。以前訪れたデンマークでは、お家のカーテンがどんな時間でも開いていて、外を歩いていると、すごく寒い冬の夜でもお家の中に灯るライトのあたたかさが感じられたり、窓辺に並ぶものから住む人のセンスが垣間見える瞬間があったり。それぞれの住まいに個性やこだわりが感じられることってすごく素敵だなと思いました。
そんな暮らしの楽しみ方を知ってもらえたり、自分の人生に取り入れるきっかけになったらいいなと思っています。
石橋:人生…、すごくいいですね。みんなの人生が少しでも豊かになるようなきっかけを作れたらいいな。
近藤: オーナーさんと一緒に、それぞれの空間に色をつくっていくことができたらいいですよね。
目に見えるもの全てが愛おしいものになる。北軽井沢で体感できる幸せ
ーまもなくオープンとなる北軽井沢拠点ですが、訪れてくださった方にどんな時間を過ごしてもらいたいですか?
西山: トレーラーハウスならではの豊かな時間を、是非、みなさんのパートナーやご家族など大切な方と一緒に体験していただき、自分の人生を見つめ直したり、これから大切にしていきたい価値観を再確認していただけるような時間を過ごしていただけたらなと思っています。
先日、モデルさんと一緒に MIGRAの中で撮影を行ったのですが、その日のトレーラーハウスの中では、本当に心地の良いピースフルな時間が流れていることを実感しました。この小さな空間の中にあるのは、大切な人、素敵な家具、そして窓の外には雄大な自然。自分の目に映るもの全てが本当に愛おしいものだけになるんです。その場にいる方々同士がすぐに打ち解け合える雰囲気がありましたし、私たち自身もトレーラーハウスで過ごす時間に豊かさを改めて再確認できたような気がします。
あの日見たあたたかい光景が、3つのトレーラーハウスの中でたくさん生まれていくのだろうなと思うと本当に嬉しいです。
石橋: 宿泊してくださる方や、タイニーハウスのオーナーを担ってくださる方と一緒にこの場所を盛り上げていきながら、多くの方に足を運んでいただける施設にアップグレードしていけたらなと思っています。
伊藤: そうですね。YADOKARI VILLAGEを通して、多くの方が、今以上に豊かな暮らしを手にする一歩を踏み出せるよう、貢献し続けたいですね。
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