【イベントレポート】理想の暮らしを共に考える3日間 東京トレーラーハウスショー2024

2024年10月16日(水)〜18日(金)の3日間、東京ビッグサイト南展示場において『東京トレーラーハウスショー2024』が開催されました!

様々な会社が出展する中、YADOKARIはこれまでの展示会で最多、4モデルをご用意し皆さまをお迎え。昨年に続く今回の出展にワクワクしながらYADOKARIメンバーみんなで迎えたイベントに、YADOKARIライターもお邪魔させていただきました。

昨年とはひと味違う!トレーラーハウスムーブメントの盛り上がりを肌で感じた展示会の様子をレポートします。

YADOKARIからは4つのモデルが!様々なトレーラーハウスが大集合!

会場には、様々な姿形をしたユニークなトレーラーハウスが集結。イベントや屋外スペースで活躍する休憩スペースやトイレブースとしてのトレーラー、お洒落な形をしたサウナトレーラーなどが展示され、各出展社のブースでは活発な商談が行われていました。

左上:Tinys INSPIRATION 標準モデル 右上:MIGRA 寒冷地モデル 左下:ROADIE 標準モデル 左下:ROADIE mini

今回、YADOKARIが出展したのは、「MIGRA 寒冷地モデル」、「ROADIE 標準モデル」、「ROADIE mini」、「Tinys INSPIRATION 標準モデル」の計4つ。それぞれに違った味わいがあるモデルです。

こちらは先月から販売をスタートしたばかりのオリジナルトレーラーハウスMIGRA 寒冷地モデルです。今回のトレーラーハウスショーが初めてのお披露目となりました。YADOKARI初の木造トレーラーハウスであるMIGRA。深いグリーンの色と木の風合いで他にない雰囲気と開放感のある高い天井高の室内に、たくさんの方が足を止めて見学をしてくださいました。

YADOKARI 遠藤「去年は、トレーラーハウスに馴染みのない方や、興味を持ってくださったばかりの方が多かったのですが、今年はすでにトレーラーハウスのことをよく知ってくださっていて、実物を見ながら前向きに検討してくださる方が大変多くいらっしゃいました。トレーラーハウスの認知度がとても上がっていることを感じ、とても嬉しいです!」

キャンプ場やイベントに最適なトレーラーハウス ROADIE (税前798万円~)

こちらは、赤い三角屋根がトレードマークのROADIE 標準モデル。本当のお家のようなあたたかさや 明るさがあり、見ているだけでもワクワクするデザインですよね。
「これも動かせるの?」、「これもいいなあ」そんなお声と共に、たくさんの方が集まってくださっていました。

従来の住宅のような質感を持つROADIEですが、他社のトレーラーハウスと比較してもお手頃な価格設定であることに、驚かれていたお客様も多かったようです。

YADOKARI遠藤「今回の展示会では、「どうしてこんなに安いの?」と声をかけてくださる方も多くいらっしゃいました。YADOKARIのタイニーハウスは、土台となるシャーシから上物まで一貫して国内の提携工場で制作を行っているため、他よりお安い価格でお求めいただけるのが魅力の一つです!」

牽引免許不要でお手軽なROADIE mini(税前290万円〜)
様々なバリエーションを取り揃えたTinys INSPIRATIONモデル(税前370万円〜)

そして、ROADIE miniTinys INSPIRATION 標準モデルの展示も。それぞれ独自の魅力を持ったトレーラーハウスを眺めながら「こんな空間をつくりたい」、「このトレーラーハウスを使って、今持っている土地や環境でどんなことができるだろう?」などと、つくり出したい空間や想いを楽しそうに話していらっしゃるお客様の姿がとっても印象的でした。

実物を見たからこそ、思いつくアイディアや湧き起こるインスピレーションとの出会いがあったのではないでしょうか。

YADOKARI齊藤「昨年と比較して、今年は防災や緊急時に活用することを想定されている方も多かったように思います。

太陽光パネルやコンポストトイレ、蓄電池の搭載など、オフグリッド仕様にするにはどうしたらよいかとご相談いただくことが多く、こちらもお話をしていてとても楽しかったですし、皆さまから新しい視点やニーズをお聞きすることができ、私自身もたくさん学ばせていただきました。」

トレーラーハウス事業の未来を、皆さんと共に考える時間に

そして最終日の10/18(金)、セミナー会場ではトークセミナーが開催され、YADOKARI共同代表の上杉がゲストスピーカーとして登壇しました!セミナーのテーマは、タイニーハウスを活用した暮らしの可能性やタイニーハウスの未来について。

トレーラーハウスの所有にご関心をお持ちの方から、トレーラーハウス事業に新たに挑戦されたい方々までたくさんの方と共に、可動産を活用することの可能性について紐解く時間となりました。その様子も少しご紹介いたします。

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「人口減少や単身世帯の増加により、空き家が全体の30%を占め、自分の家の隣のどちらかが空き家になる。これからわずか6年後の2030年には、そんな未来の訪れが予想されています。

その一方で、コロナ禍によるテレワークの増加、オフラインとオンラインの両方のコミュニティに属することが当たり前のようになっている現在は、私たちの住む場所、働きかたにも多様な変化が生まれる変革期。そんな今だからこそ可動産には新たな可能性やビジネスチャンスがあるのではないでしょうか。」

そんな言葉を語りかけながらセミナーをスタートさせた上杉。お集まりいただいた皆さまも、真剣な面持ちでした。その後は、世界のトレーラーハウス事情や日本におけるトレーラーハウス事業の風潮について、トークが進んでいきます。

まず紹介されたのは、世界のタイニーハウス事情。

スウェーデンのフラットパック化されたタイニーハウス「Mini House」や、デンマ-クなどの欧州地域で広まる、広い庭や農地の付随した一時居住用の別荘「コロニへーヴ」、アメリカのトレーラーハウスムーブメントの最中、ミニマルな暮らしに心地よさを覚え、小さなトレーラーハウスに暮らすメジャーリーガー トロント・ブルージェイズさんの姿などが会場に映し出され、世界の様々な活用の様子が説明されました。

欧米では、トレーラーハウスやミニマルな暮らしが当たり前に活用されている一方で、日本でもそのような動きが少しずつ見られるようになっているのだそう。続けて現在の日本の風潮についても上杉から言及が。

「実際にこのような動きは日本国内でも少しずつ見られるようになってきているんです。軽井沢などの自然の豊かな気持ちのよい場所で、3家族でトレーラーハウスをシェアしたい。山梨県の湖の近くなど都心からのアクセスも良い自然豊かなエリアで、レンタルやリースでトレーラーハウスを活用させてもらえないか。そんな法人様からのお声もいただいて。

様々な場所への移動が簡単にでき、自然災害や金融危機などの社会を揺さぶる事象を多くの人々が経験している今、先進国では、豊かさとは何か、これからの幸せな時間、ライフスタイルとはどんなものなのか、そういったことを見つめ直す動きが世界中、日本国内においても同時多発的的に叫ばれていることを感じます。」

そして、これからトレーラーハウスを活用した事業に挑戦されたいとの想いで参加されていた方が半数を占めていた今回のセミナー。上杉からは、現在トレーラーハウスと掛け合わせた事業を活発に展開している領域についての説明もーー。

「今注目が集まるのは、オフグリッド。太陽光パネルや蓄電池、 汚水を回すような仕組みを搭載したトレーラーは世界的なトレンドとなっています。

自動運転などのテック系の技術が発展している今、コミュニティをどのように醸成していくかということは大きな課題です。弊社の売り上げの半数を占める法人顧客の需要では、遊休地や市街化調整区域、Park- PFIなどの建築物を簡単に建てることの難しいエリアとトレーラーハウスを掛け合わせ、ホテルなどの施設として活用するケースも増えてきていてーー。」

YADOKARIがこれまでに携わってきた事例を参照しながら、現在の日本国内におけるトレーラーハウス事業の風潮について説明されていきました。

そして最後には、YADOKARIが考える、可動産の潜在的ニーズがありそうな領域についての紹介も。

「お試し移住など人の流入を目指す地方自治体に向けての地域創生事業や、郊外都市での潜在的ニーズを図る実証実験、待機児童を抱える地域での保育園や学童の増設など、トレーラーハウスを掛け合わせることによって生まれる新たなビジネスチャンス、そして社会課題の解決にも貢献できるのではないでしょうか。

ぜひ我々と一緒に、トレーラーハウス事業を盛り上げていただけると大変嬉しく思います」と呼びかけ、1時間のセミナーは終了。

中にはメモを取りながら聞いていらっしゃる方も多く、終了後も、参加してくださった方々同士の挨拶や名刺交換が活発に行われていた今回のセミナー。トレーラーハウスに対するみなさんの関心、熱意が感じられる、アツい雰囲気がありました!

トレーラーハウスのこれまでの風潮とこれからを知っていただくと共に、ご自身のご関心やお悩みとトレーラーハウスを掛け合わせることによってどんな新しい暮らしや世界が誕生するのか、参加してくださった皆さんが一緒に考えながら、ワクワクしていただける時間になったのではないでしょうか。

セミナー終了後には、セミナーに参加いただいた多くの方々がYADOKARIブースにお越しくださいました。

そこで見られたのは、セカンドハウスとして、友人とシェアする別荘として、さらには新しいビジネスとしてなど、新しい暮らしをYADOKARIメンバーとお越しいただいた皆さまが一緒に考える、とても素敵な瞬間の数々。

3日間の開催となりましたが、終始お客様は尽きることなく、とてもあたたかなイベントとなりました。お越しいただいた皆さま、ありがとうございました!

 

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