里山の林業家さん

YADOKARIをご覧の皆さん、こんにちは。秋のお彼岸が過ぎ、空も風もすっかり秋めいてきましたね。暑い夏は外に出るのは決死の覚悟を必要とする時もありましたが、涼しくなってきますと、行楽にも行きやすくなります。

さっそく私も久しぶりに里山にお邪魔してきました。訪問先は埼玉県ときがわ町。そこで、林業家さんのお話を伺える機会がありました。

秋の風物詩、彼岸花
初秋の風物詩、彼岸花

里山と奥山


今までお邪魔してきた山や森は、里山というよりは奥山。民家が近くにない山が多く、その多くは戦後に植林を推奨された針葉樹(杉やヒノキ)が多い山でした。

里山は人里の近くにあり、昔から人々が生活のために利用をしてきた山(森)のことをいいます。一方、奥山(もしくは深山)とは人があまり入り込まないような深い山奥のことをいいます。

里山は奥山と人里を結ぶ中間にあり、人々の暮らしと密接な場所です。

農家や畑に隣接するコナラやクヌギなどの雑木林は、薪炭林(しんたんりん)と呼ばれ、薪や炭の原料を供給し、雑木林の落ち葉は肥沃な腐葉土ををつくり、田畑に供給されました。また、山ではきのこや山菜、木の実など季節の食材も取ることができます。里山は、暮らしの場でもありました。
 

10年以上前から地元の方々が手入れを始めて日がさすようになった里山
10年以上前から地元の方々が手入れを始めて日がさすようになった「どんぐり山」

針葉樹と広葉樹


落葉広葉樹や常緑広葉樹のある里山の森では、最近お邪魔したことがある針葉樹の多い山とは少し違った森の様子や、お話をうかがえ新鮮でした。

針葉樹と広葉樹ですと、育林の仕方も、伐採の仕方も異なります。真っ直ぐ伸びている針葉樹より、曲がったり二股になって伸びている広葉樹は、伐木の際に、その木が倒れていく重心の方向を読むのが難しくなるそうです。ナルホドー。

(広葉樹だから「曲がって伸びる」ということでもなく、光が均等に当たるように植林や育林をしていけば、真っ直ぐ伸びる、ということでした)

また、里山では山の木だけでなく、民家やお墓のすぐ側の雑木林の手入れも頼まれるそうです。そうなると、限られた面積の中で、倒れた木が家や墓石に当たらないように、方向を正確にコントロール必要があります。なんともスゴイ技術だな、と思いました。

久しぶりに拾ったドングリ。こちらは丸いのがクヌギで、細長いのがコナラだったかな。ドングリにも種類があることを、結構よい歳になるまで知りませんでした。(そして見分けは今でもつきません。。。)

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こちらの山では、間伐された木を炭にされることもされていました。炭窯ご開帳の瞬間。

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火をつけた後、煙の様子を見て釜を密閉するタイミングなどは経験がものを言うようで(そしてお天気の影響も受けるようで)、これまた奥が深いな、と思いました。

今の日本の山には針葉樹がたくさんあるので、国産材活用というと杉やヒノキの登場率が高いのですが、昔のふる〜い民家などを拝見すると、クリなどの広葉樹も建材として使われています。

今の世代が伐木をした後には、また植林や育林をしていくことになると思いますので、次の世代の山には、また広葉樹も増えていくと良いな〜と思った里山訪問でした。

 

関連リンク


里山の森林と炭焼きについて知ろう!

 

イベントのお知らせ


当連載のライター宮原が企画者として関わっている『モーラの家』の見学・体験会情報をお伝えします。ご入居のご希望の有無に関係なく、ご興味のある方にはどなたでもご参加いただける見学・体験会です。(ご入居をご検討される方は、ミドリムシ不動産での物件情報をご参照ください)

菜園・自然エネルギーつき賃貸住宅『モーラの家』
菜園・自然エネルギーつき賃貸住宅『モーラの家』

【モーラの家 ゴロゴロ読書体験会のお知らせ】

長らく満室だったモーラの家で、今回一室だけ空室が出ます。
この機会にゴロゴロ読書体験会を開催いたします。

「モーラの家」の名前の由来は「網羅」
地球環境と健康を考え、次世代に残せる社会資産としての建築。
そのためにやりたいことを網羅した住宅です。

化学物質を極力使わず、国産無垢材や自然素材の組み合わせと、長寿命の構造に加え、

・太陽熱温水器
・ペレットストーブ
・菜園付き
・共同の井戸

が標準搭載されています。

また、同時に戸建て賃貸住宅「ヒカワの家」もご見学していただけます。(モーラの家から徒歩1分です)

日時:10月19日(土)PM 14:00~16:00
場所:モーラの家(東武東上線、副都心線直通「志木駅」徒歩13分)
参加費:無料

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モーラでごろごろしていただく体験会です。
ただゴロゴロするのでもモチロン良いのですが、
お話会の時間を設けますのでで、ご興味がある方は
「山」「森」「住まい」をテーマにした本を一冊お持ちください。

すでに読んだ本。
これから読みたい本。

どちらでも結構です。
竪穴式住居が一番エコな住まいだ!と思う方は縄文時代の歴史書などを
お持ちいただいても結構です。テーマについては幅広くお気軽にお考えください。

当日ご参加いただいた方同士で、お互いの本を紹介した後、
ご自身でお持ちになった本や、もし貸していただけるようでしたら、
他の方の本も少し見させて貰いながら、ゴロゴロしましょう。

モーラの家でも数冊本をご用意しておきますので、
手ぶらでご参加いただいても結構です。

タイムスケジュール
14時~14時半 本の紹介タイム
14時半~16時 読書&ゴロゴロタイム

読書&ごろごろタイムの出入りは自由です。

参加費:無料
持ち物:本、飲み物、おやつ

お申込みはこちらから(株式会社ミヤケン受付)
お名前、参加人数をご明記の上、上記フォームよりお申込みください。