\Art TO Eat(アートとイート)/ かくれ場のピクニック ~世界の輪郭をなぞる、高架下スペシャル食体験~

現代アートと食のコラボレーション企画、Art TO Eat(アートとイート)!!

「アーティストの感性を食を通じて咀嚼する」をコンセプトに、アートと食の新しい楽しみ方を創り出すスペシャルイベントです。

今回の舞台となる黄金町・日ノ出町のエリアでは、アートによるまちづくりが長らく進められてきました。まちに息づくアートの文化・アーティストと、近年このエリアに増加してきている食のプレイヤー・クリエーターがコラボレーションを行い、あらたなまちの表現や文化の創出となる事を目指します。

今回のゲストは、黄金町ゆかりのアーティストであるHidemi Nishida さんと、「日ノ出町フードホール」内にご出店されている、クラフトビールキッチン『しっぽ団「CraftBeer & Sake、Ra-men & OshiSushi」』の麻生達也さんです。

ゲストアーティストであるHidemi Nishidaさんはこれまで、湖の上に椅子を出現させる「Fragile chairs」や、無人駅を舞台とした「隠された人々」等、既存の建築物や風景に新たな要素や行為をインストールすることによって、普遍的な世界に小さな見え方の変化を起こす作品を数多く手がけられてきました。

今回のイベントは、そんなHidemi Nishidaさんが今回特別に高架下に創造される“かくれ場”の中で、しっぽ団さん監修の特別な食事を食べることによって、自分達が暮らしている場所や文化などの「世界の輪郭をなぞる」体験をご用意いたします。

高架下に突如出現したダンジョンの中で自分だけの“かくれ場”を見つける。
そこで用意されているのは今日だけの、ココだけの為のスペシャルフード。

それはただの家でもただの食事でもない。
それらはあなたに問いかけてくる。

あなたがその場所からながめる世界は、あなたにとってどのような姿をしていますか?
あなたが食べているものは、あなたにとってどのような滋養を与えてくれますか?

私達は、自分の周囲の世界について、自分の内側を見つめる事で初めてニュートラルに見つめることが出来る。”かくれ場”をみつける事、滋養を摂る事から、改めて私たちの世界の輪郭をなぞる、そんな試みになります!

ただアートを鑑賞するだけではない、参加して楽しい、食べておいしい贅沢なイベントです!

ワクワクする体験を味わいに、黄金町・日ノ出町にいらしてください!

◎当日の流れ

⓪Tinys Yokohama Hinodechoにて受付

日ノ出町フードホール内「しっぽ団」にてスペシャルフードを受け取り

②イベントガイドに従って開場となる高架下まで移動

③自分のかくれ場を見つけ、体験開始

*11:30(受け取り開始) ~ 14:30(受け取り終了)
*当日までにアーティストトークオープン配信を予定

◎こんな人にオススメ

・世界の輪郭をなぞるについて興味がある人
・“かくれ場”について興味がある人
・「食」×「アート」に興味がある人
・新しいアート体験に興味がある人
・Hidemi Nishidaさんの作品に興味がある人
・日ノ出町フードホール内 「しっぽ団」さんが好きな人
・「食を通じたアート体験」に心が躍る人
・普段アートに馴染みは無いけれど興味をもっている人
・現代アート/アーティストに触れたい人

などなど

◎イベント概要

【開催日】2020年12月13日(日)
【時 間】スタート:11:30 受付終了:14:00 完全終了:14:30
【参加費】2,000円(スペシャルランチ&展示付き)
【定 員】事前予約20名/当日券10名程
【申 込】http://ptix.at/t8ZxMi
【受 付】Tinys Yokohama Hinodecho
【住 所】〒231-0066 神奈川県横浜市中区日ノ出町2-166先(日ノ出スタジオ横)
【主 催】京浜急行電鉄株式会社
【企画・運営】YADOKARI株式会社

◎Art TO Eat(アートとイート)とは?

「現代アート」と「食」のコラボレーション企画。今を活躍する現代アーティストとフードクリエーター、プランナーがコラボレーションを行い、アート作品を出発点として、プランナー達が感じ取ったリアクションを”食”を通じて表現します。参会者の皆さんには、アーティストの言葉や作品の鑑賞などと合わせて、”食”を通じて、アート作品を咀嚼し、腑に落とし、消化し、時には感じたものをシェアしていただく事を期待します。この活動はアートを鑑賞物以上の関与対象とする試みであると同時に、食文化に新たな問いを持ち込む、アートと食の交差点です。

◎今回のスペシャルゲスト


Hidemi Nishida / ヒデミニシダ
アーティスト

アーティストステイトメント▼

われわれが経験する風景は、知覚によってのみ印象付けられるものではありません。それはわれわれの夢想によっても経験され、世界は知覚と夢想とによってかたちづくられるものです。あらゆる風景には夢想がとりついています。テーブルや椅子や小径や橋といったありふれた風景にささやかな逸脱(クラック)を穿つならば、そこから夢想の断片が滲み出すことでしょう。それは世界を覗き見るクラックなのです。

『われわれは、想像力がそれと触知できない影をもちいて「壁」を作りあげ、保護の幻影をいだくことによって勇気づけられるのをみるだろうーあるいは逆に、想像力が厚い壁のうしろでふるえ、このうえなく堅固な城砦にも疑惑を抱くのをみるだろう。要するに、かくまわれている存在は、無限の弁証法によって、隠れ家に感知可能な境界をさずけるのである。かれは思考と夢とによって、現実の家と可能性の家を生きるのである。』

ーガストン・バシュラール「空間の詩学」

略歴▼

風景との対話を生む環境芸術作品を多く手がける美術家。

1986 年北海道小樽市出身。ノルウェー王国国立ベルゲン芸術大学大学院を修了。これまでに光州ビエンナーレ(2014 年、韓国光州)、LEXUS HYBRID ART(2013 年、ロシアモスクワ)、札幌国際芸術祭(2014 年、札幌)等に出展する。

2017 年、デルフィーナ・ファンデーション レジデンスフェローとして英国ロンドンに3ヶ月間滞在。2018 年、バンブーカーテンスタジオ招聘作家として台湾台北に3ヶ月間滞在。2018 年から2019 年にかけポーラ美術振興財団在外研修員としてロシア モスクワに1年間滞在。

ウェブサイト:http://hdmnsd.com

麻生達也
しっぽ団「CraftBeer & Sake、Ra-men & OshiSushi / RotoBrewery オーナー

10年半前にショットバーであるBarLuidaを開業
その後、イタリアンバル、ビアバー、パン屋、ラーメン屋と店舗を増やす
38歳の時に受験をして東京農大へ進学
醸造学の基礎を学ぶ
現在はRotoBreweryにてビールを醸造中
とにかく実験が好き故だが、当然に失敗もあり
気持ちよく失敗出来るように、日々ドキドキしている

◎ArtTOEatプランナー

伊藤幹太
YADOKARI株式会社
プロデューサー/コミュニティビルダー

1995年生まれ。中央大学総合政策学部卒。2019年よりYADOKARI にジョイン。

プロデューサーとして、町田市「芹ヶ谷公園 芸術の杜プロジェクト」や「町田シバヒロ」プロジェクト等をはじめ、「アート」や「食」、「パブリック」等をテーマにさまざまな様々な企画プロデュース・まちづくり支援などを行う。横浜にある自社施設Tinys Yokohama Hinodechoではフードとイベントのプロデュースを担当。様々なクリエーターや現代アーティストと共に、主に食やアートを通じたコラボ企画を多数実施。日ノ出町・黄金町のまちづくり・ブランディングに携わっている。