【レポート】”予想外”に出会える1ヶ月間の実証実験<カワサキミーツ!!!>がスタート。キックオフイベント「レッツ ミーツ カワサキミーツ」を開催しました!
川崎市では、市役所周辺の屋外公共空間の新しい楽しみ方を探求する1ヶ月間の実証実験「カワサキミーツ!!!」が3/1より開催中!
3/3(日)には、今回の実証実験のキックオフとなるイベント「レッツ ミーツ カワサキミーツ!!! 」が開催されました。今回の企画への想いを語るトークイベントの内容と共に、当日の様子をレポートします!
オフィスと暮らしがまちに広がる 川崎市屋外公共活所実験「カワサキミーツ!!!」とは⁉
今回は、川崎市役所まちづくり局の柏原さん、五十嵐さん、江森さん、そして空間デザインを担当したアキナイガーデンの神永さん(以下敬称略)、YADOKARIの山下と髙橋の6名でトークを繰り広げていきました。
まず、今回の実証実験「カワサキミーツ!!!」について。
山下:「カワサキミーツ!!!は、オフィスや暮らしの中にある機能をこの屋外公共空間に持ち出してみることで、どんな出会いや発見が生まれるのかを楽しみながら、これからの空間活用や新しい働きかた・暮らしかたを考える実証実験です。
1ヶ月間、可動式のオリジナルの屋外家具を活用した6つのアクティビティが常設しています。この空間を自由に使っていただき、屋外空間の可能性をみなさんと一緒に探っていけたらと思います。」
〈6つの常設アクティビティ〉
●キュウトウシツ: ほっと一息つきながら、はじめましての出会いに癒されるかも?
お湯を沸かして紅茶を淹れることが出来る給湯室が屋外に出現。設置している給湯器とティーパックは、開催中いつでもどなたでも自由にご利用いただけます!
●コドモベヤ: 楽器や遊び道具を自由に動かして、まちに広がる遊び基地がつくれちゃう?
貸出の遊び道具や楽器など、様々な遊び道具を自由に使い遊んでいただけます。隣にはデスクと椅子があるため、お子さんが遊んでいる横で親御さんがお仕事をすることも可能です!
●センメンダイ: いつもの身支度が、対話を楽しむ交流の時間に?
鏡やケア用品、フォトグッズをを自由に使って、身だしなみを整えたり、ご友人と写真を撮ったりできるブースです。
●ショサイ: 多くの人が行き交う中でのひとり時間。知らなかった自分に出会えるかも?
本を読んだり、くつろいだりしながらゆったりとした時間を過ごせるような空間になっています!
●カイギシツ: 青空の下でのミーティングで、新しいアイデアが生まれるかも?
Wi-fiと電源を完備!お仕事での打ち合わせはもちろん、井戸端会議や家族会議など様々なシーンでご利用いただけます。
●ショクドウ: 毎日のランチタイム。顔見知りのあの人と、もっと仲良くなれちゃうかも?
日替わりのキッチンカーやお食事ができる机とベンチを用意しています!普段使用している休憩室から少し足を伸ばして、屋外での食事やリフレッシュの時間を設けてみると、いつもとは違う新鮮な気持ちで1日を過ごすことが出来るかもしれません。
実証実験開催中は、キッチンカーが毎日出店しています!
「楽しい意外性」に出会うために。空間づくりへの想い
山下: 「今回、カワサキミーツ!!!の空間デザインを手掛けたアキナイガーデンの神永さんは、どんな思いでこの屋外家具や空間づくりを考えてきたのでしょうか?
神永: 「今回は『Land lag〜風景のずれ〜』というキーワードをテーマに空間をデザインしました。
屋外で活動することの面白さや楽しさ、そこから生まれる新たな出会いを探求するためには、今ある常識や価値観から少しはずれた『ずれ』が必要なのではないかと思っていて。そんな『楽しい意外性』を空間の中にたくさん作ってみました。
様々な仕掛けと共に、屋外空間の良さや新たな可能性を見つけていただけたらうれしいです。」
カワサキミーツ!!!で考えるこれからの「ニューノーマル」な働きかた
山下:「カワサキミーツ!!!が大切にしているテーマの1つが「ニューノーマルな働き方」。神永さんは、建築家、会社員、そして母親としてなど、様々な肩書きを持ちながら活動をされていますが、「ニューノーマルな働き方」についてはどのように考えていますか?」
神永:「仕事とプライベートの時間の間にあるボーダーをいかに無くしていけるかという点に、ニューノーマルな働き方があるように思っています。
だからこそ、子どもが夢中になって遊んでいる隣で仕事が出来たり、小さい子供たちが宿題も遊びも出来るような、子どもと大人が過ごす場所が隔てられずに共存できる風景が見れたらと考えていました。」
山下:「まさにカワサキミーツ!!!は、多様な方が共存出来る空間になっていますよね。お子さんが遊んでいる横で打ち合わせをしたり、学生さんがふらっと立ち寄る場所で気になる本を片手に作業をしている大人がいるなど、普段とは違う日常がここでは起こりそうだなと思います。」
カワサキミーツ!!!を、地域の方の挑戦やコラボレーションの場に
地域の方とも一緒に、楽しみながらつくっていきたいと考えている今回の実証実験。YADOKARI髙橋からはこんな想いが。
髙橋:「NPOの方や、個人で活動されてる方など、素敵な思いを持って活動されている方が川崎市にはたくさんいらっしゃるので、みなさんがつながる場になったり、コラボレーション出来る機会をつくれたらいいなと思っています。
実際、様々な方にお声がけをさせていただいていますが、「やってみたい!」、「面白そう!」と前のめりに参加してくださる方がたくさんいらっしゃいます。そういった人同士のつながりや出会い、そこから生まれる新しい価値や発見こそが、まさにカワサキミーツ!!!が大切にしていきたいものだなと実感しています。
やってみたいことがあるけれど場所がない、どうコラボレーションしたらよいか分からないという方も是非一度お声がけください!」
川崎市のこれからの居心地のいいまちづくりに向けて
山下:「実験が始まり数日が経ちました。まちづくり局のみなさんはどのような印象を持たれていますか?お気に入りの空間などがありましたら教えていただきたいです!」
柏原:「一番印象的なのはコドモベヤ。子どもたちが楽しそうにしている姿ってとても幸せな光景ですよね。こういった場をつくることを継続していきたいです。」
五十嵐:「実際に屋外空間で会議をしてみたのですが、すごくよかったです。みなさんにも是非体験していただきたいなと思っています」
山下:「今回、ニューノーマルな働き方や屋外公共空間の活用について市民の皆さんも巻き込みながら考える実証実験を行っていますが、これから川崎市で居心地のよいまちをつくっていくために、この先に考えていることはありますか?」
江森:「実は私達の中にもまだはっきりとした答えがあるわけではないんです。まちのみなさんと一緒に使い方を試しながら、具体的な方向性を模索していきたいと思っています。」
山下:「こんな場所があったらいいな、こんな暮らしがしたいという想いをカワサキミーツ!!!で実際に空間を活用しながら考えて、いろんなアイディアをお寄せいただけたらと思います。私たちもそんなお声をお聞きし、一緒に考えていけることをとても楽しみにしています。」
これからの1ヶ月間への期待に胸が膨らみながら、あっという間に30分のトークが終了。
後半は、参加者のみなさんと3つのグループに分かれて座談会が開かれました。
これから行われるまちの再開発や、知る人ぞ知る川崎市の魅力などについてご共有いただき、交流会は大盛り上がり。
今後、川崎市への移住を予定されている方と、川崎市にお住いの方が繋がるきっかけにもなったようです。川崎市でのこれからの暮らしにもっとワクワクできる機会となったのではないでしょうか。
イベントの最後には大太鼓と纏のパフォーマンスが。イベントにご参加いただいた方から、通りすがりの方まで、たくさんの方が一緒に楽しめる時間となりました。
カワサキミーツ!!!では、1ヶ月間の常設コンテンツに加え、今後も様々なイベントを開催予定です。みなさまのお越しをお待ちしております!
▼企画の詳細、最新情報、カレンダーはこちらから
www.notion.so/yadokari/a3f777fc91084a9da1223d6f65002c48?pvs=4
〈今後のイベントのお知らせ〉
◉3月20日(水祝) コドモカイギや、DIYワークショップ、ピラティスも!
\ニューノーマルな働き方を考え、実践してみる/「カワサキ ミーツ ニューワークスタイル!!! 」
詳細はこちら▶ https://yadokari.net/event/83651/
◉3月29日(金) まちあるき、ナイトヨガ、ネオ残業してみませんか?
\夜の公共空間活用を考える/「カワサキ ミーツ アット ナイト!!!」
詳細はこちら▶ https://yadokari.net/event/83687/