ペルー、クスコのおとぎ話のようなコテージ「Sacred Valley Tribe」

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ここは南米ペルーの世界遺産で天空都市として有名なマチュピチュのある街として有名なクスコ。

その近くのSan Salvador(サン・サルバドール)という地域にSacred Valley Tribe(サークレッド・バレー・トライブ)という面白い宿泊施設がある。

ここの施設を作ったのはDiego Palma(ディアゴ・パルマ)という人物で、音楽家でありヒーラーであった人物。

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筆者もペルーを旅していた時にペルーの建築は他の南米の国と比べても非常に独創的で面白いものが多かったように記憶しているが、今回のスモールハウスもまるでおとぎの国に出てくるように、そして、中にドワーフでも住んでいるかのように、どんぐり型の非常にユニークな外見の建物だ。

また、ドアの上にある、花とも太陽とも取れるうねうねとしたマークに目を引かれる。

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さて、部屋の中に入れば、ペルーらしさはあるものの、しっかりと滞在できるどころか、生活できそうな作りになっている。

2つの家があるが、そのうちの一つに入ってみよう。

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シングルベッドが2つあり、シャワーや小さなキッチンなど水回りもきっちりとある。
コンロもあるのでこの部屋で簡単な料理も作れてしまうのも嬉しい限りだ。

すっきりとした作りでごちゃごちゃした印象がないのはデザイン的にも素晴らしいが、そうなってくると収納スペースを作るのが難しくなってくる。
そのために壁の所々に小さな棚をつけてものを置けるようにするなどの工夫が見て取れる。

もう一つの家の中はダブルベッドがあり、しっかりと大きなキッチン設備のある家だ。

このように両方とも部屋自体は決して広くはないが、外には広大な敷地と美しい自然が広がっており、そこを含めて考えれば、体感的な住まいの広さというのは無限に広がる。

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外には渦巻きの形をしたユニークな焚火場もあり、夜はここでキャンプファイヤーや簡単な焼き物ができる。

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後ろにそびえ立つのはPachatusan(プチャツサン)という広大なペルーの山々。
大自然に囲まれて、のびのびとした生活ができる。
都会からここにきた人は、この自然がその人の人生を変えてしまいそうだ。

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これは中にある丸い窓からもみることができる。
円窓がムレームとなり、Pachatusanの山が一種の絵画のようにも見える。

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ここは一種のコミュニティーの中にあるスモールハウスで、近くにあるセレモニーをするためのMaha Templo(マハ・テンプロ)という円形の建物も特徴的だ。
内部は円状の三段構造となっており、真ん中はステージに。
およそ100名ほど収容可能で、宗教的な儀式はもちろん、瞑想、ヨガ、音楽のコンサートなど多種多様な使い方ができる。

他にも毎日いろいろなヒーリングセッションや音楽イベントが開かれていたり、レストランがあったりと、ここに滞在するだけで特別な経験ができそうだ。

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少しヒッピー的な雰囲気もするが、それはペルーやインカの伝統を引き継いできた結果でもある。
むしろこのような雰囲気のある宿泊施設は日本にはもちろん世界にも少ない。

特殊な環境にスモールハウスを置き、そこに滞在すること自体が旅の目的となるツーリズムの形が近年ブームとなりつつある。
また、コロナの影響もあり、医療、健康を目的とするメディカルツーリズムも注目を集めてきているがこの施設もその一つとみることができ、ここに滞在すること自体が旅の目的ともなり得る。

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ミニマリズム的なコミュニティー形成に興味のある場合、何かここから学ぶことがあるはずだ。
世界遺産のマチュピチュに立ち寄るといった際は、もしくはここ自体に興味を持った方は是非、ここにも訪れて見てはいかがだろうか?

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