【海外事例】ヘンプでゼロカーボン・ライフ。持続可能な小さな家の挑戦

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コロラド州にあるこのエコキャビンは、120平方フィート(約11平方メートル)の小さな家で、持続可能な建築を実現するためのプロトタイプだ。

ヘンプ断熱材や再利用された外壁材、窓、ドアなどを使用し、地元のリソースを活用することで環境負荷を最小限に抑えている。

プロジェクトの目的は、限られた予算の中で、環境に優しい家を建設できることを示すとともに、建設業界が気候変動への影響を低減するための新たな手法を提案することだ。

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このキャビンの最大の特徴は、ネットゼロエネルギーを実現している点だ。キャビンが年間を通じて使用するエネルギーを、すべて太陽光発電などの再生可能エネルギーで賄う。また、カーボンネガティブな素材を多く使用。これは建設時に吸収されるCO2量が、排出される量を上回ることを意味する。設計と調達におけるこうした工夫により、建設業界が気候変動に与える負の影響を逆転させる可能性を提示する。

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主な断熱材としてヘンプが使用されていることも注目に値する。ヘンプは持続可能な建築材料の中でも特にメリットが多く、エネルギー効率や環境への影響において優れた特性を持っている。ヘンプは成長が早く、栽培に必要な水や肥料が少なくて済み、栽培することで土壌の改善やCO2の隔離にも寄与する。そのヘンプを使った断熱材は非毒性で、カビや有害物質の発生を抑え、優れた湿度調整能力によって室内環境を快適に保つ。

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これに加えて再利用された材料を用いることで、廃棄物を削減し、製造過程でのエネルギー消費も抑えることができるのだ。

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このように持続可能な素材やエネルギーを利用することで、長期的な経済メリットも提供する。初期投資は必要だが、エネルギーコストの削減や健康的な居住空間の確保により、将来的には費用対効果の高い選択になる。地域社会や地球全体に対する貢献を実感できる選択とも言える。

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持続可能な建築の未来を示し、ゼロカーボン・ライフスタイルを実現するための一歩として、広く普及していくことが期待されるキャビンだ。

人と自然がつながり合い、両者が生き生きと存在しつづけながら、地球環境を再生していく。タイニーハウスが、そんなリジェネラティブな住まいのあり方を営む一手段となっているのだ。

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