組み立てればどこでも図書館に。 ソウルの3つの小さな移動図書館

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移動式の小さな図書館に憧れたことはないだろうか。普段は建っていない場所にある。そんな非日常感にワクワクしてしまう。それだけでも特別なのに、ソウル大公園内に登場した3つの小さな図書館は、遊び心あふれるデザインと居心地の良さで来館者の心をつかんでいる。

まずは虹色のキュートなキューブ図書館

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ArchiWorkshopによってデザインされたポップアップ図書館は、新興ベンチャー企業のオフィスなどが集まる、いまホットなエリアに建てられた。3棟それぞれに独自の工夫が凝らしてあるから、一気にハシゴしてみたくなる。カラフルなキューブ型の図書館は、複数のパイプを並べたシンプルな構造。隣り合わせの建物にくっついた形で、なんだかくすっと笑ってしまいそうな可愛らしさだ。

メタルシートの不思議な図書館

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メタルシートで覆われた近未来的な外観の図書館は、中身と外見のギャップが面白い。さまざまな大きさの丸太を使った工夫を凝らしたディスプレイには、透明な天井から自然光が注ぎこむ。内部にいながらも外にいるような空間は、読書を何倍にも楽しくしてくれそうだ。

ランタンのように光がもれる図書館

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そして目玉は、なんといってもこの宇宙船のようなテント型図書館。半透明のファサードで囲まれ、夜はランタンのような光が漏れる。シェルフがよっつに、小さなテーブルとチェアというコンパクトさだが、広々として開放的な雰囲気はどこの図書館にもあるものではない。図書館をテントに持ち込んだかのようなデザインが魅力的だ。

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小さな隠れ家で自分だけの読書を楽しむ喜びは、大きくて立派な図書館では味わえない。そう、大切なのはサイズではなく、いつだって居心地よさなのだ。移動も可能なポップアップ式の図書館、日本でももっともっと増えていってほしい。

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