木と本に包まれて。読書家のためのタイニーハウス「Hemmelig Rom by Studio Padron」

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“Hemmelig Rom”と名付けられたこのタイニーハウスは、ノルウェー語でシークレットルームという意味だ。ゲストハウスとして、オーナーの読書室として、スタジオ・パドロンという会社が手がけた。

二次使用の木材で作られたというこの建物。外の壁は黒い木の材木を縦に貼り付けている。黒く小さなこの外見は真っ白な雪に生えるせいか、また同じような周りの木の色に溶け込むせいか、魅力的かつミステリアスな雰囲気を出している。

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成熟したオークの木材をまき状にカットし何年も乾燥、それを積み重ねることによって作ったという。この工法のおかげで味わいのある本棚が自然と織り成されている。おかげで壁4面、本をパッと見渡せる。乱雑している印象はなく、むしろこれはデザインの一部だとも言える。

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インテリアは極めてシンプルだ。ベッドに肘掛け椅子、小さな机ともちろん大量の本。床から壁にかけて伸びる大きな窓は美しく、周りの自然とのつながりを感じるために機能している。その脇に添えられた小さな薪ストーブも、部屋のワンポイントとして趣をもたらしてくれる。

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すぐそばにあるニューヨークの喧騒が嘘みたいに落ち着いた雰囲気がたまらない。木と本のアンティークな匂いに包まれた、読書家にとっては夢のような空間にちがいない。

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