【川崎イベント7/24(日)】「未来の働き方を外びらきしたい」渡邉 知さん 未来働き方会議・議長就任記念インタビュー&キックオフイベント開催

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「今の働き方に満足している」と心の底から言える人はどのくらいいるだろう。終身雇用で定年まで企業で働くのが当たり前だった時代はすでに終わり、雑誌やメディアではワークスタイルをテーマにたびたび特集が組まれ、「ノマドワーカー」「パラレルキャリア」「2枚目の名刺」など、新しい働き方を象徴するワードも次々に生まれている。

そんな時代のなか、YADOKARIは、一歩先を行く新しい働き方、求人情報を提供し、“これからの働き方”を考え、実践するためのメディア『未来働き方会議』を立ち上げた。このたび、その想いを体現するオフラインコミュニティの展開にあたり、議長として株式会社ファイアープレイス代表の渡邉知さんが就任することとなった。

未来働き方会議・議長就任:渡邉 知さん
未来働き方会議・議長就任:渡邉 知さん

議長就任を記念して、渡邉さんに働き方について考えるきっかけや議長として実現したいことについてお話をうかがった。

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渡邉 知(わたなべ さとる) 株式会社ファイアープレイス 代表取締役
1975年仙台市生まれ。電通グループの人事部採用マネージャ〜経営計画室勤務を経て、2008年、リクルートへ中途入社。2010年、全社トップガンアワード受賞(トップオブトップ営業表彰)。2011年よりじゃらんリサーチセンターの研究員/プロデューサーとして、交流人口増加による地域活性に携わる。 2015年ファイアープレイス設立。現在はオフラインコミュニティを起点とした人と人が繋がる場づくり事業のプロデュース&運営事業に挑戦中。東京都観光まちづくりアドバイザー、静岡県地域づくりアドバイザー、(株)さとゆめプロデューサー。

「個」の時代における新しいワークスタイルとは?

新卒で電通グループに入社後、リクルートへ中途入社した渡邉さん。じゃらんリサーチセンターのエリアプロデューサー・研究員として日本各地を飛び回りながら、地方創生に関わる仕事をしていた。

「地域への来訪者を増やし、交流人口の増加から経済を活性化させるプロジェクトに携わっていました。日々、地域定住者と交流するなかで触れた多くの働き方や価値観が、私の視界を拡げてくれました。

例えば、1年のうちに数ヶ月漁に出て、1年分の給与を稼ぐ漁師さんがいる。その人の年収は自分を越えていたりするわけです。自転車で全国を旅しながら地域の魅力を世界中に発信するライターや、都市圏から地域に拠点を移し、何らかの事業に挑戦している方々にもたくさん出会いました。一歩自分の生きている世界の外に出ると、世界はこんなにも多様な働き方にあふれている。大企業に勤めている今の働き方は、一つの例でしかないと、衝撃を受けました。

私は、都市圏のビルの中でしか働けない人間になっている。会社や組織に依存し過ぎてはいないだろうか。外の世界、異なる働き方に触れることで、自分はどんな働き方、生き方をしたいのか強く考えるようになっていきました」

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加えて、当時の自分の境遇も新しい働き方の扉を開いてくれたと渡邉さんは言う。

「社内に同じミッションを持つメンバーがいない。担当が私一人しかいないから(笑)、全てがプロジェクトベース。目標、スケジュール、予算を設定し、社内や社外の人たちを巻き込んで協働していく。シェフが必要ならシェフに声を掛け、デザイナーに発注し、必要なとき、必要な人を巻き込んでいく。プロジェクトベースの働き方は、自分の強みを磨かなければいけない心地良い緊張感があるし、何より、自分の意志で一緒に仕事をしたい人を選択できる。私にとってそれは、とても心地良いものでした。

今はオンラインで世界中が繋がっている時代だから、会社や組織に帰属しなくても、自分のやりたいことに共感してくれる人を集められるし、プロジェクトベースの協働ができる。僕達の親世代は、やりたいことを実現するためには、まず何かに帰属するしかなかったのかもしれないけれど、今は違う。時代が変わったのに、会社や働き方が変わらないわけがない。地域で多様な働き方と出会い、自分自身の働き方が着実に変わっている現実と向き合うことで、それは確信に変わっていきました」

ワークスタイルに対する考え方が大きく変わった渡邉さん。ついには自分自身のワークスタイルも変化させることになる。

「オフラインコミュニティの場づくりを介して社会課題を解決する会社を起ち上げ、1年前にサラリーマンを辞めました。

誤解してほしくないのは、企業か起業かという二択で考えるのではないということ。副業やリモートワークが当たり前になり、AIが既存の業務に置き変わっていく未来に、自分らしいライフスタイル、ワークスタイルを貫けるかどうかが大事だと思うのです。これからは間違い無く「個」の時代。自分が人より得意なこと、人より好きなことで、思う存分力を発揮していくためには、どんなワークスタイルを描くべきか。みんな、正直になろうよと。何かを我慢しているのであれば、我慢しなくてもいいやり方をお互い学ぼうよと。今は、働き方の大きな転換期。私のワークスタイルが少しでも参考になるのなら、稼ぎ方も含めてどんどん“外びらき”していこうと決めました」

議長として「未来の働き方を外びらきしたい」

サラリーマンとして企業で働く大多数の人から見れば、渡邉さんのような働き方をしている人が「どんな仕事をしているのか」「どうやって生計を立てているのか」と疑問や違和感を感じている人は少なくないだろう。渡邉さんと同じように自分の働き方を大きく変えたいと思っていても、自分たちのライフスタイルやワークスタイルをどうやって変化させていいのかわからないと悶々としている人たちも多いはずだ。

渡邉さんは『未来働き方会議』の議長として、日本各地でワークスタイルについて議論するオフラインコミュニティ=会議イベントを展開する中で、そういう悶々とした想いを抱えている人たちと一緒に「未来の働き方を“外びらき”していきたい」と決意を語る。

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「自分らしい働き方と向き合うためにオススメしたいことは、多様な働き方に触れること。同じ働き方をしている人と議論していたって何も新しいものは産まれない。外を知ることで内と向き合うことができる。地方創生と一緒です。

会議では、ワークスタイルがここ数年で変化した人を事例として取り上げさせていただき、その人の働き方のポートフォリオのビフォーアフターを、参加者に“外びらき”したい。例えば、サラリーマン時代は1社から1000万円を給料としてもらっていたけど、今は同じ1000万円でも、500万円を1社から残りの5社から100万円ずつもらっているとか、住んでいる場所が大きく変わったとか、こんな稼ぎ方をしているとか。少しだけ未来に進んでいる人の力を借りて、未来の働き方を目指したい皆さんと車座になって大いに議論したい。なぜその働き方ができたのか、という志や想いについても深掘りをしていきたいですね。会議を通じて参加者自身のワークスタイルを再編集していくきっかけにしてほしいです。

イベントをきっかけに自分らしいワークスタイルを見出す方が増えれば、日本はもっと元気になる。企業や組織、都市圏や地域、子育てに介護、既存の制約条件に捕らわれずに仕事ができる人が増えてほしい。YADOKARIのさわださんとウエスギさんは“住まい方”から革命を起こそうとしているので、今度は“働き方”も一緒になって変えていきたいですね」

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自分のストーリーは、自分の人生は、自分だけのもの。だからこそ、やりたいことを我慢しながら働くのではなく我慢しなければいい。会議を通じて、その我慢から脱却するための種火をつけていく存在になりたいと渡邉さんは言う。

「働き方の価値観が固定化していて、自分の発想や行動が制約されているのであれば、それを脱いでしまえばいい。全国にはモデルケースになるような働き方をしている人はたくさんいます。自分とは違う働き方について語り合うなかで、自分の働き方を変える一歩を見つけてもらいたい。会議を全国で展開していくなかで、各地に新しい働き方の種火をどんどんつけていきたいです」

YADOKARIのさわださんとウエスギさんも、渡邉さんの議長としての活躍に大いに期待を寄せる。

「モバイルハウスなどを通じて、これまで好きな場所で好きな暮らしをしようということを伝えてきましたが、住まい方やライフスタイルを大きく変えるとなると、大多数の人は“仕事”がどうしてもボトルネックになる。そういう意味でも住まい方と働き方はセットなんです」

YADOKARI共同代表 さわだ・ウエスギ
YADOKARI共同代表 さわだ・ウエスギ

「僕たちが伝えたい理想を現実に落とし込んでいくためにも、新しい働き方を追求することは絶対に必要。渡邉さんには先頭を切って新しい働き方の最前線にリーチし続けてもらいたいです。そして、自分らしさのストーリーを一人ひとりが追い求めることができる世界を僕たちも一緒に探求したいですね」

ゆくゆくは日本の働き方のスタンダードを大きく変え、世界中で語れる場をつくりたいと3人は大きな野望を抱く。

「これからの働き方について語ることは、これから成長する子どもたちの働き方につながり、子どもたちの未来を明るく照らしていく。日本の働き方というものを見つめる視点も取り入れていきたいですね。

1億3000万人みんながスモールハウスを建てて暮らすのは難しいけれど、未来の働き方は日本国民全員で共有することができる。渡邉さんが本気で日本の働き方を変えてくれると思っています」

【未来働き方会議 キックオフイベント in 川崎】

議長の渡邉さんを交えて、記念すべき第1回目のイベントを開催します!

自分が生きているコミュニティの「外」。「自分とは異なる生き方、働き方」からお互いに学び合うオフラインの場を提供したいと考え、渡邉さんは今年5月より継続的に働き方と生き方が混ざり合うイベントを開催しています。

人はいつも、外の世界に触れて始めて、内と向き合うことができるのではないでしょうか。 未来働き方会議でも、同イベントの意義をそのままに、さらにパワーアップさせた場にしていきたいと考えています。

イベント概要
日時 7月24日(日)17時〜20時
場所 ロックヒルズガーデン(予定)
神奈川県川崎市幸区中幸町3-8-1 7F/R
内容 【1部】 YADOKARI×未来働き方会議 議長渡邉による対談
「未来働き方会議の発足並びに今後の展開について」

【2部】 合同会社こっからの皆さんとゲストトーク
「議長が切る!新しい働き方と、お金の稼ぎ方の外びらき」
(※合同会社こっからとは……学生時代からの友人5名で設立。各々異なる強みを活かしながらPlayfulな働き方・生き方を発信している。事業内容は人材・組織開発のプログラム・場づくりの企画・実施など)

【3部】 参加者の皆さんとの座談会

会費 社会人= 3,000円、学生=無料
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