ノルウェーのGeiloというスキーで有名な村の近くに建った、なんとも変わったカタチの小屋。切妻窓から漏れる明かりが、白銀の斜面を柔く照らし出している。
今回紹介するのは、2013年にReiulf Ramstad Arkitekterが建設した4~5人家族向けの別荘、「Split View Mountain Lodge」である。

ミニマルなのになぜかボリューム感たっぷりのこのキャビンは、四面を雪に囲まれても、それに負けぬ存在感がある。主要部から枝分かれした部屋は、それぞれリビングとダイニングの空間になっている。

各スペースはドアで閉め切っていないので広々としているが、落ち着いた雰囲気は保たれている。なによりうれしいのは、この枝分かれ構造のおかげで、違う方角から景色を楽しめることだろう。

暖炉、サウナ付きのバスルーム、子どもたちが遊べる中二階。友達を誘えるよう、ロフトのベッドもついており、さらに祖父母やゲストを迎えるための小さな離れもある。

周辺の山々では、冬以外の季節でもハイキングや諸々のスポーツを楽しめるそう。こんなにかっこいいロッジがあれば、友達を誘わないわけにはいかない!
Via: Reiulf Ramstad Arkitekter