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星天qlay

【アフターレポート後編】年に一度の星天祭《星天qlayフェス》-ようこそ!qlayful streetへ!-

2026.01.20

相鉄本線・星川駅〜天王町駅間の高架下施設「星天qlay」(ホシテンクレイ)では、テナントや地域の方々が一体となり、年に一度、つながりの祭典「星天qlayフェス」を開催しています。

2025年11月15日(土)に開催された星天qlayフェスのテーマは『-ようこそ!qlayful streetへ!-』。

全ゾーンが開業して初めての開催となる今回は、星天qlayのB・C・D・Eゾーンの高架下が、一続きに楽しめるqlayful streetに。当日は屋外ステージで、店舗連動のポップアップ企画、まち歩きやスタンプラリー、さらに”はしご酒”のイベントなど、たくさんの企画が開催されました。

こちらの記事では、アフターレポートの後編として、当日のD~Eゾーンの様子をお届けします。

Dゾーン|トークセッション

『星天qlay LAB YADORESIリビング編〜オープンな縁とクローズな熱〜シェアハウスでまちはどう変わる?〜』

暮らしやまち・消費・学び・働き方など多様な切り口を”遊び”の視点で捉え直し、探求するトーク&ワークショップイベント「星天qlay LAB(ラボ)」。今回はDゾーンのシェアハウス「YADORESI」のリビングにて、2部構成での開催となりました。トークセッションの様子をご紹介します!

トークセッション① 「星天qlayの取り組み」

トークセッション第1部は、星天qlayの運営管理を手がける相鉄ビルマネジメントの小田千華子さん、エリアブランディングを手がけるYADOKARIの姜美宇さんを迎え、星天qlayを通して行うまちづくりの挑戦について、それぞれの思いを語っていただきました。

星天qlay誕生の背景

最初にお話してくださったのは、相鉄ビルマネジメントの小田さん。星天qlayがどのように生まれたのか、その背景を説明してくださいました。

小田千華子(おだ ちかこ)さん/株式会社相鉄ビルマネジメント 2024年相鉄ホールディングスに入社し、同年から相鉄ビルマネジメントに出向中。星天qlayにはEゾーンの開業準備から携わる。現在は、全面開業した星天qlayの運営管理を行っている

小田さん(以下敬称略):

「今いるこの場所は、もともと相模鉄道が地上を走っていた場所でしたが、星川駅から天王町駅の間が高架化され、約1.4キロ、約2万5000㎡の新しい空間が生まれました。ここを開発したことによって生まれたのが星天qlayです。

しかし、開発企画が進んだのはコロナ禍の真っ只中。働き方や暮らし方の価値観が大きく変わった時期でもあり、一般的な商業施設をつくるのではなく、新しいコンセプトをつくる必要がありました。このエリアは、保土ケ谷区役所や地域の商店街など、地域の資源が豊富で都心よりも余白があって緩やか。自由な想像やコミュニティが生まれやすいのではないかと思い、このようなコンセプトで開発していくことになりました。」

テナントの営業面でのサポート、施設の安定的な管理のための各社との連携、そしてYADOKARIと連携したエリアブランディング活動。これら3つの角度から星天qlayの運営に携わる小田さんは、最後に「星天qlayを通じて実現したい未来」について、次のように語ってくださいました。

小田:「星天qlayの活動に興味をもつ人が自然と集まり、コミュニティが生まれていく。そこからにぎわいが生まれて、この場所に愛着を持ってくださるファンが増えれば、『この人を応援したいから』『この人から買いたいから』と、わざわざここに来てくださる方も増えていくと思うんです。そうすることで地域の中に自然と消費が生まれ、地域経済の循環にもつながっていきます。

それは地域の価値向上にも寄与しますし、鉄道事業を持つ私たちにとって“沿線の暮らしをよりよくすること”は使命だと思っています。

私自身も横浜で生まれ育ちましたし、これからも愛着をもって取り組んでいきたいと思っています。」

エリアブランディングの取り組み

続いてお話をされたのは、YADOKARIの姜美宇さんです。星天qlayのエリアブランディングや今回の星天qlayフェスの企画・運営を担当し、日々この場所と関わり続けてきた立場から、今行っている取り組みについて語ります。

姜美宇(かん みう)さん/YADOKARI株式会社
2000年生まれ、横浜市在住。2025年YADOKARI入社。銀行員としてキャリアを始め、自身のルーツにまつわる原体験をきっかけに「まち」への関心が高まり市内NPOへ転身。暮らしの場から文化が芽生える現場を体感し、現在はYADOKARIで郊外地域のコミュニティ活性化やエリアブランディングの企画等を担当している

姜さん(以下敬称略):「このコンセプトを形にするためにいくつかのソフトコンテンツを実施してきました。今行っているのは、星天qlayで起きていることを共に分かり合っていくために開催しているギャザリング、地域の方に向けたイベントづくりなど、人と場所が混ざり合う機会をつくることです。」

開業から3年目となる2025年には、テナント自身が自主プロジェクトを立ち上げ、地域の企画とも連携が進むなど、まちの内側から動き出す動きが増えてきたといいます。

続いて、姜さんが特に強調したのがコミュニティビルダーの存在です。

「企業だけでは届かない部分を、地域の方とともに、暮らしの中でつくってくださっているのが、コミュニティビルダーの方々です。3人と日々一緒に活動してはじめて星天qlayが成り立つのだと思っています。」

会場はコミュニティビルダーへとバトンタッチ。3名それぞれの紹介と、まちにどのように向き合い、過ごしてきたのかそれぞれの想いやエピソードを共有いただきました。

コミュニティビルダー 北見さん

大学生でありながら、星天qlayのコミュニティビルダーとして活動。
シェアハウスに暮らしながら、地域学を学ぶ一方で、日本各地をロードバイクで旅し、気になるまちの農家や旅館で暮らしを体験。地域の魅力を引き出す企画づくりが得意で、個性豊かなメンバーの魅力が自然に溢れるような場作りを大切にしている。住人と共に、まちと人が繋がる温かい空間をつくりながら、日々学び、活動中

北見さん:「最初は自分に何ができるか分からなかったので、地域の人が何をしたいかを聞く3か月にしよう、と星天qlayのテナントでアルバイトをしながら話を聞き続けたんです。まちや働く中での困りごとを聞き始めるところから始まりましたが、今ではそんなテナントさんたちと新しいことを企てる関係性に変わっていて、大きな変化を感じています。」

コミュニティビルダー 大越さん

星天qlayコミュニティビルダーとして活動し、昨年12月に茨城から引っ越してきた理学療法士・ヨガ講師。心と身体を癒しながら、人が“自然に繋がる”きっかけをつくる活動を続けている

大越さん:「最初は『何かおもしろいことしてやるぞ!』と意気込んでいましたが、気づけば住民の方と話したり、ご飯を食べたり、自分のやりたいヨガのイベントや活動をしたり。日常に根ざした時間を過ごしていたら1年が過ぎ、自然と地域とつながっていました。」

コミュニティビルダー日置さん

星天qlayのコミュニティビルダーとしてシェアハウスに暮らしながら活動中。
ラジオパーソナリティとしても活躍し、「教育を語らナイト」「子ども店長企画」など、地域との連携によるまちづくりを精力的に行っています。また、「星天楽器隊」「はっぴーばーすでーズ」として音楽活動も行うなど、カルチャーと人のあいだを軽やかに繋ぐ存在

日置さん:
「個人の好きなことや得意なことが溶け出していくのが、コミュニティビルダーなのかなと思っています。外へ外へと広げていくよりも、まずは自分たちがどれだけ楽しめるかが大事。自分たちが熱を持てば、それが周りにも伝播していくんじゃないでしょうか。」

その後は、小田さんと姜さんも交え、クロストークが深まっていきました。

姜:
「星天qlayに関わるようになり、ご近所が増えたような感覚があります。特にYADORESIには自分なりの『好き』を持った住民がたくさんいて、お話ししていてとても楽しいです。親しみを持てるご近所さんを増やすことを暮らしの中で大事にしているので、仕事という感覚はなく、楽しみながら関われていることが嬉しいです。」

小田:
「今の時代、SNSで発信することも確かに大切ですが、今日のようなクロストークの場で互いの顔を知り、どんな暮らしをしているのかを覗いたり、挨拶を交わしたりする。そのように星天qlayが開かれた場所でありつづけることが大切だと思います。

人は“好きなこと”をやっている姿が一番魅力的。それぞれが輝く何かを持ち、それを皆で愛でることで、そこに惹かれる人が自然と集まってくる。この場所にはそんなムードができているのだと思います。」

コミュニティビルダーとしてこの場所に住みながら、また会社での業務として関わりながらなど、それぞれが異なる立場を持ちつつも、ひとりの個人としてこの施設への想いを語り合う、とてもあたたかいトークセッションでした。

トークセッション② 「シェアハウス赤裸々トーク」

その後、会場の雰囲気が少し変わります。住民たちが続々と集まり、まるで放課後の教室のようなにぎやかさの中で第2部がスタート。

第2部の「シェアハウス赤裸々トーク」では、YADORESIで日々生まれる出来事や気づきを、住民のみなさんが語り合いました。

まずは内覧ツアーから始まり、リビング、そしてモデルルームへ。
「個室、こんなにきれいなんだ」「シャワーや洗面台もあるんだ!」
普段リビングしか見たことがない来場者からは驚きの声が上がりました。

ツアーのあとは、そのままゆるっと本音トークへ。参加者からの問いに、みんなで考え、それぞれの言葉で答えていく。住民のみなさんの自然体の姿で行われたトークの一部をご紹介します。

Q:シェアハウスに住んでいるって、周りからどう言われる?

「男女一緒で不安じゃないの?って聞かれるけど、家族みたいな安心感があるんですよね。」「緩い関心を持ち合う関係性がちょうどよくて心地よいです。」

Q:掃除問題・冷蔵庫問題ってどうしてる?
「誰かの『良かれ』が、別の人の『不快』になることもある。だからこそ、時々距離を置いたり、自分の“ちょうどいい”を大事にしてる。」
「掃除したい人が掃除する、それだけ。」

“違い”を前提にした暮らしだからこそ生まれる、ゆるやかな許容。そんな気づきや体験が、住民たちにとって人生の大切な学びにもなっているようです。

Q:一人になりたいときはどうしてる?小さな個室で満足できるの?

「個室も居心地はいいし、むしろリビングの小さな喧騒の中で作業や好きなことをするのが自分には合っているのかも…。」
「世界中どこでも“一人”になれると思えるので、自分の部屋だけが自分の居場所という感覚はもともとなかったかもしれません。」

そして住民たちからは、こんなポジティブな言葉も。

「ここに来て、自己コントロール力が上がったと思います。」
「評価の基準が『人と比べてどうか』じゃない。自分のこれまでの姿を見て、小さな成長を喜んでくれる雰囲気がありますよね。」
「仕事で落ち込んで帰った日。YADORESIで誰かが嬉しそうにしていて、
自分にとっては辛かった日でも誰かにとっては素晴らしい日だったと気づけて。
その姿を見たら私にとってもその日がいい日になりました。」

こうした住民のみなさんのリアルなエピソードや思いがあふれた、濃密な90分。最後には、参加していた住民の方々から今回のトークセッションについて、こんな言葉も寄せられました。

「今日の姿は、私たちの日常そのもので、 それを誰かが聞いてくれるのは不思議な感覚だった。」
「今日の会話や私たちの今の暮らしは、自分たちにとって“当たり前”でも、外から見ると当たり前じゃないのかもしれない。私たちにとってもそんな気づきがありました。」

第2部は、まさにYADORESIの日常がそのまま切り取られ、参加者のみなさんに共有された特別な時間。

暮らしを遊ぶように味わう住民たちの姿を通して、参加されたみなさんそれぞれが気づきや小さなお土産を持ち帰られたひとときになったのではないでしょうか。

Dゾーン | 星天ポップアップ!

●子ども1日店長 in HODOGAYA|YADORESI

YADORESIの外でも、さまざまな企画が行われました。YADORESIの隣の高架下では、保土ケ谷の飲食店で仕事体験をした子どもたちが、1日店長として出張販売に挑戦。

販売していたお弁当やお菓子はすべて完売に。子どもたちが声を掛け合いながら、働くことを生き生きと体験する姿がありました。

参加した子どものお母さま:
「子ども1日店長への参加は、今回が2度目です。家でも『どうしたら売れるかな』と一生懸命考えたり、当日はチラシを持ってEゾーンまで走り回って配ったりと、家では見られない子どもの楽しそうな姿を見られて、私も楽しかったです。」

⚫︎試行錯誤展-1年の様々な試行錯誤をアウトプットする年に一度の文化祭-|PILE

クリエイター向けコワーキングスペース「PILE」では、会員のクリエイターが、この1年間で取り組んできた「試行錯誤」をアウトプットする展示が行われました。

夕方には、同じ空間で、横浜国立大学経営学部の真鍋誠司先生と、ドラッカー学会会員の藤原美佐子さんによる「ゼロから学ぶドラッカーの経営学」講座の開催も。

参加者はメモを片手に熱心に耳を傾け、終了後も真鍋先生への質問は絶えることなく、熱心に学ぶみなさんの姿がありました。

⚫︎ トレーラーハウス展示会|YADOKARI

トレーラーハウスの製造・販売を手がけるYADOKARIが、トレーラーハウス展示会を開催!車輪のついた 『動くお家』 に、みなさん興味津々。親御さんの手を引いてワクワクしながら覗き込むお子さんの姿が、とても印象的でした。

中には「ここに住みたい!」「泊まってみたい!」というお声も。未来の暮らし方に触れる、ちょっと特別な時間になったかもしれません。

Eゾーン|星天横丁

場所はEゾーンへと移ります。ここでは、親子で楽しめるキッズパーク、ジャズやR&Bなどの音楽ライブ、さらに夜のはしご酒イベントまで、大人も子どもも楽しめるエリアとなっていました。

⚫︎わくわくキッズEパーク

お子さん連れでにぎわったこちらのエリアは、『NPO法人 居場所 そら』さんの協力のもと誕生した、お子さま向けのあそび場ブース。キラキラとしたクリスマスドームづくりのワークショップや、ユニークなゲームが並びます。工夫の凝らされた手づくりのゲームに子どもたちは大奮闘、とっても楽しそうでした。

⚫︎音楽ライブ

Eゾーンのウッドデッキでは、昼から夜にかけて音楽ライブを開催。会場を盛り上げてくださったアーティストの皆さまの様子をご紹介します。

あいそるリリー

トップバッターを務めてくださったのは、保土ケ谷区在住のアーティスト、あいそるリリーさん。地域でライブバー「ソングス」を営むよっしーさんの伴奏とともに、のびやかな歌声で、始まったばかりのイベントを明るく盛り上げてくださいました。

リリーさん:「保土ケ谷でたくさん歌ってきていますが、屋外での演奏はあまりなく、とても気持ちよかったです。地域に貢献できたような気持ちになりました。」

M’s

続いて登場したのは、ピアノ・サックス・トロンボーンによるユニット「M’s」のみなさん。うっとりと聴き入ってしまう心地よい演奏で、まるでジャズバーにいるかのような雰囲気に。さらに、演奏の途中には相鉄線の発車音を使ったアレンジも!おなじみの音に、会場からは思わず「おっ!」と喜びの声が上がっていました。

M’sの皆さん :「このメンバーで演奏するのははじめてでしたが、機会をいただけて本当にうれしかったです。お天気にも恵まれて、とても気持ちの良い時間でした。」

RISACO

日が差し込む穏やかなお昼時に登場してくださったのは、横浜・東京を中心に活動するRISACOさん。ギターの美しい伴奏にのせた繊細な歌声に、足を止めて聴き入る方が次々と集まります。

ステージ向かいのお店 fragrante tipico の兼田さんからのリクエスト曲も披露され、お店とアーティストが自然につながりながら空間がつくられていく様子がありました。

RISACOさん:「この辺に住んでいて子育てもしているので、今回の機会は本当に光栄でした。普段の演奏場所よりも、いろいろな方が足を止めてくださいました。もっと地域の方に知っていただき、つながってもらえるきっかけになったら嬉しいです。」

その後は、タップダンサーとパーカッショニストによるパフォーマンスユニット「おどるんたたくん」が、BゾーンからEゾーンまでを歩く練り歩きライブを実施。軽やかなタップと愉快なリズムが響きわたり、星天qlayをひとつにつなげます。

ゴール地点のEゾーンでは、スタッフが配布したマラカスの音があちこちから鳴り、会場には一体感が生まれました。

おどるんたたくん:
「練り歩きをしていて、このまちは、すごく素直で積極的な子どもたちが多いなあと感じました。みんなでサンバ隊ができそうなくらいですね。 『やりたい、やりたい!』と駆け寄ってきてくれる子がたくさんいて、この活動を続けていてよかったと心から思いました。」

1人BAKINGPOWDER

続いて登場したのは、横浜・横須賀、都内を中心に活動する1人BAKINGPOWDERさん。

この日はオリジナルソングを披露。どこか懐かしさを感じるさわやかな音色が、青空とすがすがしい陽気にぴったりで、会場全体がやさしい空気に包まれました。

1人BAKINGPOWDERさん:「とても楽しかったです!またこの場所で演奏したいですね。」

緑川マリナ

続いては、元スイミングインストラクターというユニークな肩書きを持つ、体育会系シンガーソングライターの緑川マリナさん。横濱シスターズのメンバーとしても活動し、星川・天王町で生まれ育った、地域になじみの深いアーティストです。

日が落ちはじめ肌寒くなった時間帯に登場し、「手拍子で体をあたためましょう!」とインストラクターらしい明るい声かけでスタート。歌でまちを盛り上げようとするマリナさんのエネルギーに、場の空気ががらっと変わり、通りすがりの人たちも手拍子を添える姿が印象的でした。

緑川マリナさん:
「ホームのような場所だからこそ、少し緊張しました。お子さんやワンちゃんが行き交う、この地域ならではの光景も、ほかのイベントではあまりないので新鮮でした。

何もなかった場所が、少しずつ開発されておしゃれなお店が増えていくのは本当に嬉しいです。フェスを通して、まちがもっとつながっていくといいなと思います。」

ゲンキッター

あたりが暗くなり始め、飲食店には多くのお客さんが。そこにゲンキッターさんが登場。

ゆったりとお酒を楽しむ人、家族で食事をする人、テラス席で愛犬とくつろぐ人。それぞれの休日を生演奏で彩ります。土曜の夜がいっそう贅沢で、特別な時間に感じられました。

ゲンキッター:「保土ケ谷に住んでいて、この場所で何かが行われていることは知っていましたが、ここまで大きなイベントだとは思っていなかったので驚きました。新たにできたエリアでの演奏でしたが、想像以上に多くの方が足を止めてくださって、演奏しやすく、楽しかったです。」

Sayuri & my friend

Sayuri & my friendさんは、ギター・ボーカル・フルートによるボサノバセッション。サンバにちなんだ曲や“戦い”をテーマにした曲など、曲の背景を解説しながら演奏してくださいました。どれもやさしいボサノバの音色でありながら、そこに込められた物語の違いがとても興味深く、引き込まれていきます。

まるでカフェやレストランで聴くような贅沢な生演奏。ささやくような歌声が心地よく、魅力たっぷりのステージでした。

Sayuri & my friend :
「本当に気持ちよく演奏できました。スタッフの方々が素晴らしくて、外でのライブは音響トラブルが起きやすいのですが、今回は音がとてもきれい。対応も丁寧で安心して演奏できました。」

モリタクロウ

真っ暗な夜の中、最後に登場したのはモリタクロウさん。遅い時間にもかかわらず、ベンチには最後まで耳を傾ける方々の姿がありました。

モリタクロウ コメント:
「寒くて遅い時間だったにもかかわらず、聞いてくださる方がいて本当にありがたかったです。ここに来るのは2回目なのですが、地域に根差した“コミュニティ感”や“一体感”のようなものを強く感じ、それがとても羨ましくて。地域のつながりが第三者目線で見えることって多くないと思うので、そんな素敵な場所で演奏できて光栄でした。」

9組の皆さまに盛り上げていただいたEゾーンの音楽ライブ。近くのマンションのベランダから家族でライブをのぞく姿や、道ゆく人が歩きながら手拍子を添える光景も印象的でした。

通りすがりであっても、拍手を添えたり、少しだけ覗いて笑顔になったり。この空間で人がつながり合っていることを感じられるとてもあたたかな空間でした。

ちょい飲み はしご酒 -THE NEXT DOOR E ZONE-

Eゾーンでは、テナント同士が協力して立ち上げた企画を開催。チケットを購入すると、Eゾーンに並ぶ8店舗をめぐりながら、各店自慢の「ドリンク」「ドリンク+料理セット(約1,000円相当)」を少しずつ楽しめる、とてもお得な“はしご酒”イベントです。

チケットブースには、この日を楽しみにしていた地域の方々が続々と来場。顔なじみの地域の方々がEゾーンに集まり、飲んで、食べて、笑って。まるでまちのお祭りのように、にぎやかで特別な時間が広がっていました。

Eゾーン|星天ポップアップ!

はしご酒イベント以外にも、この日限定の特別企画が登場。

日本酒試飲販売会 〜獺祭〜|TDM 1874 Brewery

世界中で愛される人気銘柄「獺祭」の蔵人をお迎えし、試飲販売会を開催しました。
この季節だけの限定酒も販売され、思いがけず“レアなお酒”を味わえる貴重な機会に。通りかかった方々が次々と立ち寄り、香りや味わいを楽しむ姿がありました。

今年も登場!年に一度のスマッシュクロワッサン|CAFE&BRASSERIE MASSE

星天qlayフェス限定、パリで人気の新感覚クロワッサン『スマッシュクロワッサン』が今年もショーケースに並びました。11時の販売開始と同時に多くの方が集まりました。

CAFE&BRASSERIE MASSE:
「販売開始から途切れることなくお客様にお越しいただいています。『年に一度の楽しみ』と声をかけてくださる方も多く、とても嬉しいです。」

今回のEゾーンの企画はテナントによる自主企画としてたちあがり、ゾーン全体を盛り上げました。そんなEゾーンの企画づくりに携わってくださったEゾーン内のイタリアンレストラン fragrante tipico の兼田さんは、星天qlayを通したまちづくりについてこう語ってくださいました。

「イタリアで料理人として働いていたことがあるのですが、みんなが1杯のワインを囲んでつながり、夜遅くまで楽しくおしゃべりをする時間が本当に心地よくて。そんなまちの光景を、日本でもつくれたらいいなと思っています。

Cゾーンで、マットを敷いてご飯を食べたり、のんびりおしゃべりしている光景を見ると、まさにイタリアで見たあの雰囲気に近いなと感じますし、こうした風景をもっと広げていきたい。今までとは違うまちのつくり方だからこそ、ここには可能性しかないと思っています。」

終わりに

 D・Eゾーンでは、お昼から夜まで、お客様のエネルギーや歓声、素敵な歌声に満ちた時間が続きました。

相鉄本線・星川駅〜天王町駅の高架下約1.4kmがつながり、B~Eゾーンまで一体となった姿は、まさに1年に1度の特別なお祭り。まちの活気と、ゆるやかなつながりを確かに感じられた1日でした。

お力添えいただいた皆さま、ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました!

取材・文/鈴木佐榮
写真/山内コーヘイ

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