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【イベントレポート】本と物語の企画も!アートと音楽で人がつながる 鶴川ラクガキオンガク祭6

2026.02.03

例年多くの人でにぎわう「鶴川団地 秋祭り」の開催地であり、地域住民の方々の暮らしに寄り添うお店が集まる「鶴川団地センター名店街」。誕生から60年を迎えようとしているこの商店街は、地域の交流拠点として愛されてきました。

その文化をつないでいきたいという思いで始まったイベント、鶴川ラクガキオンガク祭vol.6が2025年12月13日(土)に開催されました。

鶴川ラクガキオンガク祭は、音楽とアートを通して、様々な世代が集まれるイベント。お買い物ついでに立ち寄る方、一日たっぷり楽しまれる方など、商店街ならではのボーダーレスな雰囲気が魅力です。

鶴川に所縁のあるアーティストの音楽ライブや読み聞かせ、アートのワークショップに加え、今回は本や物語と出会える新しい企画も。

団地の広場がカラフルな音や色で彩られる、鶴川ラクガキオンガク祭の様子をお伝えしていきます!

今日だけはラクガキし放題!団地の広場が自由帳に

ラクガキオンガク祭の名物の一つが、「ひろばにラクガキエリアですこの日だけは特別に、広場の地面にチョークで落書きし放題!迷いなく絵を描き始める子どもたちのそばで、ひざを汚しながら絵を描く大人たちの姿も。

1日を通して、足元がカラフルに彩られていく様子を楽しめます。

クリスマスが近づいていたので、ツリーもたくさん飾られました。

そして今回も、アートにまつわるワークショップを受けることができました。テーマはクリスマスカードづくり!オリジナルのハンコを作って、世界に一つだけのカードに仕上げていきます。

担当してくださったのは、作家の鈴木晴絵さん。版画やドローイング、コラージュ・植物やコットンを素材にした紙すきなどの様々な手法を用いて創作活動をされています。

ワークショップは終日たくさんの子どもたちで賑わいました。サンタさんを描く子もいれば、サッカーチーム・FC町田ゼルビアのマークを描く町田っ子も。

グッと集中して、それぞれのこだわりをカードに表現していきます。

アート以外にも、音楽教室「和音の木」による駄菓子屋さん、鶴川中央公園冒険あそび場『つるぼう』によるポップコーンやお菓子釣りを楽しめるコーナーも。

そして、ラクガキオンガク祭の定番フードとなっている”団地ウィッチ”。センター名店街の「ベーカリーフジヤ」のパン&「佐藤商店」のお惣菜のコラボレーションから生まれた、この場所でしか味わえないグルメです。

つるかわ図書コミュニティ施設「つるぼん」にて、お話と出会う

今回は新しい取り組みとして、2025年春にセンター名店街にオープンした「つるかわ図書コミュニティ施設 つるぼん」ともコラボレーションが実現!本やお話に出会える企画が登場しました。

「つるぼん」はセンター名店街内にあった町田市立鶴川図書館を引き継ぎ、”図書コミュニティ施設”として運営を再開した場所です。

旧図書館で利用の多かった本を厳選した約1万3000冊の蔵書に加えて、新たな視点での選書や空間づくり、本にまつわるイベントも積極的に開催しています。

▶︎本棚の案内サインには「まずははじめの一歩から」「お金はたいせつ」など、親近感の湧くワードが並びます。目的が決まっていなくても、本棚とおしゃべりしているような感覚で、手に取りたい一冊が見つかりそう。

元々鶴川団地周辺は、地域の人たちと本との出会いの場を提供する、”文庫活動”が根付いている土地なのだそう。この日も定期開催されている「おはなしに出会う会」に子どもたちが集まり、つるぼんを通じて、地域文化が受け継がれている様子も印象的でした。

つるぼんの入口前では、この日限定で”一箱古本市”がオープン!つるぼん館長の金城さん、「朝田文庫」、「七生Books」の3店舗による古本の出店がされました。※朝田文庫は午前中のみの出店

「七生Books」では、島や山を旅するのが大好きなご主人が集めた”旅本”がずらりと並びます。写真集や旅行記、民話の本など、ご主人のマニアっぷりが伝わる選書が評判でした。

物語の世界を楽しむパフォーマンス&音楽ライブで寒さも吹き飛ぶ!

音楽ライブや紙芝居など、パフォーマンスで会場を彩ってくれたアーティストは、過去最多の8組!

最初に登場したのは、センター名店街の音楽教室「和音の木」にて結成された、おやじバンドです。一曲目からパワー全開な演奏で、会場のテンションは一気に上がっていきます!

次に登場してくれたのは、シンガーソングライターのNamicoさんです。力強さと優しさが混ざり合う歌声に、会場全体が暖かい空気に包まれていきます。

3組目は「まちだ語り手の会」の増田佳恵さんによる”語り”の時間。日本や世界各国で伝承されてきたお話の世界を、肉声で届ける活動をされています。 

この日の演目は『牛方とやまんば(日本の昔話より)』と、『かしこいグレーテル(グリム童話より)』の二本立て。

気がつけば物語の世界に引き込まれていて、ドキドキしたり、クスッと笑いが溢れたり。声の表情によって、お話の世界が鮮やかに目の前に広がっていく感覚は、不思議で面白い体験でした。

4組目に登場したHAMは、東京・神奈川を中心に活動中のアイルランド伝統音楽ユニットです。どこか懐かしいメロディと心が踊るリズムに、自然と身体が動きます。

会場に用意されたタンバリンやトライアングルで、お客さんも一緒に演奏を楽しむ場面も!心がほぐれていく演奏会でした。

5組目はコミュニティビルダーの鈴木さんと石橋さんによる、紙芝居の読み聞かせです。今回はクリスマスにちなんだお話を、二本立てで用意してくれました。

駆け回って遊んでいた子たちも、導入の手遊びが始まると二人の周りに集まってきます。二人の臨場感あふれる読み聞かせに、子どもたちも釘付けの様子です。

紙芝居が終わると、今度はお囃子が聞こえてきます。獅子舞と共に登場したのは、6組目の町田出港バンドです。

子どもたちも、おそるおそる頭を差し出して獅子に邪気を食べてもらいます。

町田愛に溢れるメンバーによる”お祭り系バンド”は、血湧き肉躍る演奏で会場を踊らせてくれました。

ライブもいよいよ終盤、7組目はセンター名店街の音楽教室「和音の木」にて結成されたガールズバンドです。

「和音の木」は年齢や経験不問、誰でもウェルカムな音楽教室で、現在は2歳〜82歳の方が通っており、自分のペースで音楽を始めることができます。

今回のガールズバンドも各々のペースで練習を重ね、全員が揃ったのはこの日が初めてだったそうです!しっかりと息の合った演奏と、楽しんでやり切る姿にパワーをいただきました。

最後に登場したのは、第1回目のラクガキオンガク祭から出演してくれているハ〜モニ〜ズです。

クリスマスソングやディズニーソングなど、ホリデー気分をばっちり盛り上げてくれます。大人の魅力たっぷりな演奏を広場で聴けるなんて、贅沢な時間です。

フィナーレにはNamicoさんも再び登場!鶴川で出会ったアーティストたちによる、スペシャルステージとなりました。

暮らしのそばで人と人がつながる場所が、この先も続いていきますように。そんなことを思いながら、2025年最後のラクガキオンガク祭の幕は閉じました。

終わりに

アートと音楽、そして本の企画も加わり、さらにパワーアップした6回目の鶴川ラクガキオンガク祭!今回のイベントを通して、この土地で大切に守られてきた文化や、新たに紡がれている人のつながりを感じることができました。

この場所で、またみなさんと会える日を楽しみにしています!

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