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未来団地会議 まちやまプロジェクト

【イベントレポート】にぎわいが日常になる種まきを まちやままるごとスコーレvol.6

2026.04.02

春の気配が近づき、新しい生活へと気持ちが動き出す3月。広々とした敷地や多様な人が行き交う町田山崎団地を舞台に、学びと余暇をテーマにした実証実験イベント「まちやま まるごと スコーレvol.6」が開催されました。

UR都市機構×YADOKARIが連携し、2024年夏より始動した「まちやま プロジェクト」は、多様なつながりの中で、これからの団地のありたい姿を描くことをコンセプトとした取り組みです。これまでに、地域の町内会、商店会、学校などと協力し、季節ごとのイベントやワークショップなどを開催してきました。

毎日の暮らしのなかでちょっと楽しい体験ができる、そんな「まちのにぎわい」を団地から広げていくことを目指しています。

今回のまちやままるごとスコーレは、防災イベント「DANCHI Caravan」との同日開催!ヨガやもみほぐし、手仕事のワークショップなどが開かれました。当日の様子についてレポートしていきます!

今回は「DANCHI Caravan」との同日開催!

今回は2015年から町田山崎団地にて行われている防災イベント、「DANCHI Caravan」と同日開催されました。毎年大盛況のイベントで、今年も多くの人々で賑わいました。

DANCHI Caravan とは?

2015年から町田山崎団地でスタートした、「防災」をメインテーマとした地域参加型のイベントです。”もしも”に備える知識や心構えについて、食べて・動いて・楽しく学ぶ機会を地元のみなさまと共創しています。

DANCHI Caravan公式HPよりhttps://danchicaravan.jimdosite.com/

山崎団地の広い屋外空間を活かせば「もしもの時の備えにつなげていけるのでは?」という発想から生まれた、防災について考えることのできるイベントです。いつもの広場がキャンプサイトに変身して、ワークショップや防災グッズ販売を通して楽しみながら学びを得られます。

暮らしの空間で毎年集まることで、地域に顔見知りが増えていくことも防災にとっては重要なポイントです。

今回で11周年を迎えたDANCHI Caravanについてもっと知りたい方は、ぜひアーカイブ記事も合わせてご覧ください。

【インタビュー】集うことが、強さになる。団地の防災イベント「DANCHI Caravan」に込めた思いとは | 良品計画 石川さん

ヨガやもみほぐしで、自分の状態に気がつく時間

今回のまちやままるごとスコーレは、「未来団地会議」のみなさんが”やってみたい”にトライする「チャレンジテント」が並びました!

未来団地会議とは?

団地に住んでいる方もそうでない方も、山崎団地を舞台に好きなことに挑戦できる機会としても、地域に開かれているまちやままるごとスコーレ。多くの方の”やってみたい”を実現し、まちのにぎわいを広げるために生まれたのが、「未来団地会議」というコミュニティです。イベントでの出店に向けたアイデアを共有しながら育てていく場として、2025年の夏からスタートしました。


前回好評だった、年齢も経験も関係なく楽しめるヨガ体験「DANCHI YOGA」が今回もやってきてくれました。笑顔を導く顔ヨガ、呼吸とからだを整えるやさしいヨガ、今のからだでできることを楽しむヨガ。今回は椅子に座ってできるヨガを軸に、三名のコーチが各々のテーマでレクチャーしてくれました。

椅子に座ったまま始められるので、家でも自分の状態に気づいてあげられるきっかけになります。

このDANCHI YOGAを企画した田村さんは、普段介護の仕事をされていて、自身もご家族の介護経験者です。当時ご自身が助けられたケアにまつわる本の展示や、彼女自身が作成したZINEの販売スペースとして「ケアの本棚」も用意されました。

DANCHI YOGAの田村さんは、「今回は地域での活動に興味がある知人も遊びにきてくれて、さらに今後の活動イメージが膨らみました。”なんとなく調子が悪い”など、気軽な相談ができる機会を地域に作れたらいいなと思っています。”ケアをする人のケア”は個人的にも大事なテーマで、これからも続けていきたいです。」と、今後の広がりについてお話してくれました。

もみほぐしで参加してくださったのは、鶴川を拠点とする「aroma & craft greeen」の伊藤さんです。家族みんなが受けられるケアとして、普段は子どもやペットに向けた施術もされています。

「身体が動かなくて遠出ができないという住民の方も、団地での出店なら歩いて行けるからと施術を受けにいらしてくれました。以前の出店に来てくださった方もいて、そういった再会は嬉しいですね。」と感想をお話してくれました。

ケアの入口となるテントを通して、自分の暮らしや身体の状態を見つめ直す時間がゆったりと流れていました。

ものづくりを入り口に、何気ない会話に花が咲く

今回はケアに触れられるエリアの他に、ものづくりを楽しめるテントが並びました。

今回初めての出店となる別生さんによる企画、「風船スライム」のワークショップは子どもたちに大人気!作り方はとってもシンプル、カラフルな風船の中に片栗粉を測って入れたら、手触りの楽しいおもちゃが完成です。

その場で簡単に遊べるゲームも用意され、子どもも大人も一緒に全力で遊ぶ姿が印象的でした。

初参加の別生さんは、「前回のまちやままるごとスコーレで参加したトークセッションがきっかけで、出店させていただきました。町田の地域で自分が関われることについて対話をして、子どもたちとおもちゃ作りやゲームを一緒にできたらいいな、とお話をしたんです。普段保育士をやっているので、その経験を活かしながら次回も親子で楽しめるような時間を作れたらと思います。」と笑顔でお話してくれました。

桜美林大学の学生が運営する「ぼくらのサークル」は、毛糸でつくるミニタペストリーのワークショップを用意してくれました。

編み物をしたことがなくても、台紙を使えば誰でもタペストリーをつくれます。作り始めるとスマホのことや考え事を一旦忘れて作業に集中できるので、ちょっとしたリフレッシュにも。

手を動かしながら、自然に会話が生まれます。

「ものづくりをしているとおしゃべりが弾むので楽しいですよね。次回は大学生の私たちだからこそできる企画を考えたいなと思っています!」と今後への意気込みを教えてくれました。

手芸カフェのみなさんは、それぞれが手作りしたグッズ販売と、手芸のワークショップを開いてくれました。

普段は商店街にある駄菓子屋さん「ぐりーんハウス」で開かれている手芸カフェ。各々が自由に好きなものを作りながら、分からないことはお互いに教え合います。

「もう少し暖かい時期になったら、ピクニックしながら外で手芸カフェを開きたいですね。今年は木々を飾るヤンボーミングを、もっと敷地を広げてできたらと思っています。」と今後の楽しみについてお話してくれました。

町田市役所のみなさんは、モノレールをつくるペーパークラフト体験を用意してくれました。2026年3月に改定される「町田市木曽山崎団地地区まちづくり構想」や、町田に開通予定であるモノレールについての説明も一緒に聞くことができます。

にぎやかな街の風景が描かれた絵は、桜美林大学の学生によって制作されたもの。モノレールが通った頃の木曽山崎団地がテーマになっていて、未来へのイメージが膨らみます。

日常の豊かさの、ヒントが見つかる一日に

いつもの場所で、ちょっと違った過ごし方をしてみると、思わぬ気づきや感情と出会えます。自分や他者にやさしい眼差しを持てたり、新しいことを学びたくなったり。少しの工夫で余白が生まれ、日常はもっと豊かになる。そんなことを感じた、7回目のまちやままるごとスコーレでした。

出店者のみなさんの中で芽生えた「次はこれをやってみたい」というアイデアもたくさんお聞きでき、今後もにぎわいが増していきそうな町田山崎団地。また次回お会いできる日まで、ぜひお楽しみに!

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