検索する

YADOKARIについて

お問い合わせ

MAGAZINE

星天qlay

【アフターレポート】福があつまる、高架下の音楽会 星天qlayの日

2026.03.07

「生きかたを、遊ぶまち」をコンセプトに掲げる、相鉄本線・星川駅〜天王町駅間の高架下施設「星天qlay(ホシテンクレイ)」では、2026年1月17日(土)、2026年初となる「星天qlayの日」を開催しました。

今回は、音楽ライブをはじめ、エアロビクスや楽器の体験会、リトミック、まち歩き、ワンちゃん向けの企画まで。このまちで暮らし、活動する人たちが、それぞれのかたちで場をひらき、訪れた人たちと時間を共有した1日。

まちの福があつまり、幸せな瞬間にあふれた当日の様子をレポートします!

■ Cゾーン(芝生広場)|星天音楽会

Cゾーンの芝生広場では親子で楽しめる星天音楽会を開催!この日は、エアロビクスやリトミックなど、保土ケ谷区内で親しまれている団体をはじめ、楽器演奏や演奏体験会など、さまざまな活動を行う方々が集い、会場をにぎやかに彩ってくれました。

⚫︎特定非営利活動法人FRIEND

最初のステージは、特定非営利活動法人FRIENDの本間さんによるエアロビクス。イベント開始前から、芝生広場にはお子さま連れの方やシニアの方など、幅広い世代の人たちが集まります。

ポップな音楽に合わせて、本間さんのガイドのもと、みんなでダンス!

「足をとめずに~!」という本間さんのエネルギッシュな声かけに応えるように、ステップを踏み、手足を大きく動かす参加者のみなさん。だんだんと表情もほぐれ、会場全体がひとつになっていくようでした。

30分間しっかり身体を動かしたあとは、お互いをねぎらうように拍手が起こり、芝生広場には気持ちのいい笑顔が広がっていました。

本間さん:「普段は保土ケ谷のスポーツセンターなどで活動していますが、屋外でやるのは今回が初めてでした。星天qlayができた当初から、この芝生広場でやってみたいと思っていたので、お声がけいただいたときは、夢が叶ったような気持ちでした。

昔、教室に通ってくれていた子が大きくなって会いに来てくれたり、久しぶりに参加してくれる方がいたり、通りすがりの方がふらっと加わってくれたり。車で様子を見に来て、そのまま立ち寄ってくれた方もいました。普段よりも気軽に立ち寄れる場所だからこそ、いろんな出会いがありましたね。これまでやってきたことが、今日形になったように思っています。」

⚫︎パンノウタ楽団

トリニダード・トバゴ発祥の「ドラム缶」から作られた、音階を持つアコースティック打楽器「スティールパン」。この日は、音域の異なる大小さまざまなスティールパンを使った演奏を披露してくださいました。

いくつもの音が重なり合う演奏は、明るく軽やかで、思わず身体を揺らしたくなります。楽しい音楽に引き寄せられるように、芝生広場へ、子どもたちが駆け寄ってくる姿も見られました。

音楽に合わせて身体を動かす楽団のみなさんの姿や、自然とこぼれる笑顔も印象的。会場全体が、まるでテーマパークのような、しあわせな空気に包まれていくようでした。

演奏のあとは、スティールパンの体験会も開催。たくさんの子どもたちが集まり、最後にはみんなできらきら星を演奏しました。

参加した子どもたちからは、「音がきれい!」「難しそうだったけど、思ったよりできた!」といった声も。親御さんと一緒に、初めてスティールパンに触れたこの時間は、きっと心に残る体験になったはずです。

パンノウタ楽団 スティールパン奏者 比嘉さん

「今日集まった楽団のメンバーは、生徒というより、趣味で楽しみながら続けている仲間たちです。今回は初めての会場だったので、選曲や曲順も普段とは少し変えてみました。お客さんの意外な反応もあって、新しいことに挑戦するいい機会になりました!」

●ママ音楽ユニット♪ショコラッティ♪

続いて登場したのは、子育て中のママを中心に、保土ケ谷区周辺で活動する音楽ボランティアグループ 「ショコラッティ」 のみなさん。今回は、ママ・パパ・お子さん合わせて9名で、にぎやかなステージを届けてくださいました。

演奏されたのは、お子さん向けの音楽から、しっとりとしたバラードまで。ピアノやギター、打楽器の音に、ママたちの素敵な歌声と元気なダンスが加わり、曲が変わるたびに会場の雰囲気もがらりと変わっていきます。

曲間のMCでは、子育て中のママやパパへ向けた、あたたかいメッセージも。ステージを見守るママ・パパたちの表情が、自然とほころんでいくのも印象的でした。

ステージ終盤に披露されたのは「ジャンボリミッキー」!ステージで踊るママたちにつられて、子どもたちも一緒にダンスし、大盛況でした。

ママ音楽ユニット♪ショコラッティ♪ さゆりさん

「いつも通りかかるこの広場で演奏できるのが本当にうれしくて、今日を楽しみにしていました。たくさんの方が足を止めて、ステージを楽しんでいただけてよかったです。

『こんなことをしてみたいな』と思い立ち、2人で始めた活動でしたが、応援してくれる方や仲間と出会い、これまでに約300公演を行うことができました。このまちは、たくさんの愛がある場所だと思っています。これからも、みなさんを笑顔にできるよう活動していきたいです。」

⚫︎ほしのこリトミック

さて最後は、会場の雰囲気ががらりと変わり、芝生広場が音楽ステージから子どもたちが主役のあそび場に。

0歳〜幼稚園年長さんまでを対象としたリトミック教室「ほしのこリトミック」さんによるリトミックがスタート!

動物になりきって大きく身体を動かしたり、飛行機に乗ったつもりで芝生を走り回ったりと、子どもたちも元気いっぱい。

ピアノ演奏や紙芝居などを取り入れながら、2人の先生がつくる世界感に、子供たちもぐっと引き込まれていました。

ほしのこリトミックさん

「リトミックを屋外で行うのは初めてだったので、少し不安もありましたが、子どもたちがノリノリで参加してくれて、ママさんたちもニコニコしながら、見守ってくださっていて、私たちもたくさん元気をもらいました。

すぐ近くに住んでいるのですが、こんなに素敵な広場があることを今回初めて知りました。これからもここで新しいことに挑戦できたらうれしいです。」

■ Cゾーン(芝生広場)|一箱古本市

「星天音楽会」のすぐそばでは、星天qlayでは初となる一箱古本市が開かれました。

出店したのは、星天qlayのシェアレジデンス「YADORESI」の住人をはじめ、住民とつながりのある大学生、Dゾーンの協働制作スタジオ『PILE』の会員さんなど、星天qlayにゆかりのある3組のみなさんです。

地域で顔なじみの関係でも、どんな本を読んでいるのかを知る機会は、意外と少ないもの。会場では、「こんな本がお好きなんですね!」「この本、面白いですよね」といった、あたたかなやりとりがあちこちで生まれます。

本をきっかけに会話が生まれ、人と人とが自然につながっていく。

芝生広場の一角には、そんな時間が流れていました。

■ Dゾーン(YADORESI)|OPEN DAY

Dゾーンのシェアレジデンス「YADORESI」では、住民たちの暮らしをのぞくことができる特別な一日、「OPEN DAY」を開催。

OPENDAYに合わせて行っている「リビングトーク」では、星川・天王町、横浜エリアなどで活動するゲストをお迎えし、リビングでのトークセッションや語らいを通して、地域の方々がゆるやかにつながる時間をつくっています。

今回はゲストに、モンテッソーリ教育をベースに、乳幼児の行動を“観る”まなざしを伝え続けている「ちいさいおへや」主宰・かないさやかさんをお迎えし、トークセッションを行いました。

リビングには、近隣にお住まいのお母さん・お父さん、そして4か月〜小学生の子どもたちが集まり、会場は大にぎわい。

一部エリアはお子さん向けのブースとなり、住民たちが子どもたちと交流し、様子を見守る中、親御さんたちはかないさんの言葉にじっくりと耳を傾けていました。

■ Eゾーン|WAN WAN FESTA(ワンワンフェスタ)

Eゾーンでは、音楽LIVEと、ワンちゃん向けのポップアップを楽しめるWAN WAN FESTA(ワンワンフェスタ)を開催しました。

当日はぽかぽかとした陽気に恵まれ、Eゾーンに並ぶ飲食店は、お昼どきからファミリーや友人同士など、ランチを愉しむ方で大盛況。

テラス席での飲食もここちよく、音楽LIVEを楽しみながらの食事やお酒、生演奏をBGMに、団らんの時間を過ごす、とっても贅沢な光景がありました。

出演してくださったのは、全5組。ゆったりとしたボサノバや、大人なバラード、懐かしい音楽など、様々なジャンルを演奏し、Eゾーンでの滞在の時間をアーティストさんのそれぞれの色で彩ってくださいました。

HALLELUJAHさん

「とても気持ちの良い場所で演奏ができ、メンバー全員また是非参加したいと思っています!」

村山 小百合さん

「11月の星天qlayフェスに続いて、2度目の出演でしたが、ソロでの参加は今回が初めて。緊張もありましたが、一度参加したステージということもあり、落ち着いた気持ちでのぞめました。天候にも恵まれ、音響もよく、気持ちよく演奏できました。」

RISACOさん

「これから子ども向けのコンテンツが増えたり、ニーズに合わせてエリアごとの楽しみ方が生まれたりしたら、さらに多くの方が自然と足を運びたくなる場所になるのではないかと想像しながらパフォーマンスしていました。まだまだ楽しいことができる可能性を秘めている場所ですよね。」

ずん🎶チャカさん

「地域の方など、声をかけていた方が、たくさん応援にきてくださって、うれしかったです。私たちと、見に来てくださった方が、みんなで協力しあって、ステージをつくることができたなあと思います。

いつもは、デイサービスでの演奏などが多く、うんと昔の曲を演奏することが多いのですが、今回は客層が違うこともあり、いつもと違う選曲にも挑戦できて、よかったです。」

そしてEゾーンには、人でも安心して食べることのできるドッグフード「One table」さんによる出店や、「嗅ぐ屋(ノーズ)」さんによる、ワンちゃんの嗅覚を使ったおやつ探しゲームの企画出展もありました。

お出かけやお散歩の途中など、ワンちゃん連れの方が多く行き交う星天qlay。「人でもおいしく食べられるドッグフードですよ!」という声かけに足を止め、試食を楽しむ来場者の姿も多く見られました。「お菓子みたい!」「おいしい!」などと、人でも犬でも安心して楽しめるドッグフードに、みなさん興味津々の様子。

星天qlayでは初めてとなるワンちゃん向け企画「WAN WAN FESTA」。音楽や食、遊びを通して、人とワンちゃんがともに過ごす時間を、多くの方に楽しんでいただく機会となりました。

■ B〜Eゾーン|生きかたを、遊ぶまち 星天のヒト・モノ・コトに触れる 星川・天王町さんぽ

11月の「星天qlayフェス」に引き続き、今回で2回目の開催となった人気企画、一般社団法人あるっこさんによる「星川・天王町さんぽ」。

今回は、星川・天王町エリアの歴史や、近年生まれた新しい地域の魅力など、“今と昔の両方を味わうこと”をテーマに、参加者は3つのチームに分かれてまち歩きを行いました。決められたエリアを歩きながら、星天qlayのお店の店長さんや、地域の方へのインタビューにも挑戦します。

約3時間のまち歩きのあとは、1時間の振り返りタイム。それぞれが散策中に印象に残った写真1枚とともに、そのとき感じたことや、聞いたエピソードを共有しました。

以下に、当日の参加者の声をご紹介します!

「ビジネスパークの上のビール坂には、昔この町の地ビールをつくるビール屋さんがあったそうです。EゾーンのTDM 1874 Breweryさんは、そんな歴史を知った上で、次は自分たちがまちに根付いたビール屋さんになりたいと考えていると知って、とても素敵だなと思いました。」

「このエリア全体として、コミュニティビルダーやテナント、YADORESIの住民たちが、自分たちだけでまちのために頑張るのではなく、地域の方々と、どう良い影響を与え合えるかを考えながら活動していることが伝わってきました。」

星川・天王町に昔から続く営みと、今まさに生まれつつある新しい動き。まちの人の声や暮らしに触れながら、そのつながりを感じ、楽しんでいただけた時間となったようです。

一般社団法人あるっこ 並木さん
「今回は、まちの方とコミュニケーションをとりながらまちを歩くスタイルに挑戦しました。インタビューに快く応じてもらえるのか、参加者のみなさんがこのまちに馴染んでいけるかなど、正直少し不安もありましたが、実際には、想像以上にまちの方が私たちに興味を持ってくださいました。

『なんだろう?』とみんなで何かを観察していると、通りがかった方が『それは〇〇だよ』と、さらっと声をかけて教えてくれるんです。

このまちには、“外の人・中の人”という垣根が低く、分け隔てなく接してくれる空気がある。そんな雰囲気を、参加者のみなさんも自然と感じ取っていたように思います。」

終わりに

2026年初の星天qlayの日は、子ども連れはもちろん、エアロビクスではシニアの方、音楽会では地域のママさんなど、お客さまとしても、出演者としても、これまで以上に幅広い方にご参加いただきました。

「いつかやってみたい」
「いつか行ってみたい」

そんな「いつか」が、「今年こそは!」に変わる1月。

まちの人が楽しそうに、いきいきと輝く姿を目にして、そっと背中を押された方も多かったのではないでしょうか。

みなさんの大切な一年のはじまりに、星天qlayで過ごした時間が、ほんの少しでも何かを添えられていたらうれしいです。

ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました!
2026年も、ぜひ星天qlayにお越しください。お待ちしています!

取材・文:鈴木 佐榮

関連記事

TINY HOUSE JOURNALタイニーハウスの“現在”を知る

記事一覧へ