緑とレンガが温かい、ガラス張りの8角形タワーハウス「The Tardis」

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ガラス張りでサンテラスのような外見のその家は、オーストラリア メルボルンの町の中に建っている。
周りにはもちろん家が立ち並んでいるが、庭には木々があり、緑が目にやさしい。

建物には合板とレンガが使われている。家の中にもレンガが使われていて、温かで素朴な雰囲気を醸し出している。

小さい家の課題はスペースの有効利用だ。この家にはスライド式のドアが採用されていて、わたしたちにはなじみ深いつくりである。一階のドアを開けるとすぐにスライド式の階段があるが、この階段はバスルームのドアも兼ねている。バスルームは合板で作られているため、掃除など管理には注意が必要だろう。

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外に設置された螺旋階段をあがると直接2階に行くことができる。2階の入り口には小さいスペースがあるので、ここも有効利用できそうだ。2階は八角形をしていて、そのうちの5面がガラス張りのため、太陽光をいっぱいに取り込むことができる。部屋に入ると一段高くなったところにミニキッチンがあり、ベッドは段差の中に隠されている。ベッドを使わないとき、段差はイスやテーブルの代わりに使えるようになっている。日本のように朝起きたら布団を上げて、ちゃぶ台でご飯を食べる、そんなイメージだ。家具を減らし、目線を低くして暮らすことで、狭さを感じないよう工夫されている。
1階のバスルーム以外のスペースには収納棚が備え付けられているが、使い方には工夫がいるだろう。あなたの想像力が試されそうだ。

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現在この建物は、短期滞在用にairbnbで貸し出されている。利用客はこの家での滞在を楽しんでいるようだ。小さなスペースでも、工夫次第で満足度は高くなる。これは家と人が調和して生まれるモノで、これこそが財産といえるのではないだろうか?多くの人々が、「小さな家」を体験し、その「豊かさ」に気付く、これはとても幸せなことだと思う。
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(文=加藤聖子)

Via:
tinyhousetalk.com
airbnb.com.au