小さな暮らしには小さな庭を、壁面のタイニーガーデン「Urbio」
スペースが限られている現代の都市生活。広い庭付の家なんて、都会暮らしでは望めない。小さな暮らしを豊かにするために、未来住まい方会議はこれまで多くの事例を紹介してきたが、今回はこの「庭」に焦点を絞ってみたいと思う。
「Urbio」は、アーバン・ガーデニングや小さなスペースでの生活に最適な、家の壁面に庭を造るためのキットだ。横の広がりとしての空間が限られているなら、縦に使ってしまえという発想に加え、家の中でも気軽にタイニーガーデンを作ることができるように工夫されたアイテムだ。軽量なポリプロピレンのカップと板に強力なマグネット、というシンプルな構造で、この土台ごと壁などに貼り付けて使う。この鉢は取り外しが簡単にできるため、水の取替えや土の交換などスムーズに行え、室内でも常に清潔に保つことができる。
観葉植物やハーブ類は一般的なれど、たくさんの鉢を置いて多種多様なガーデニングを楽しむのは、大きな庭がある家の特権であった。しかし、現代の小さな住まい方の大切さが徐々に認識されはじめた今、このガーデニング分野においても様々なアイデアが生まれてきたようだ。室内はもちろん、もてあまし気味なベランダにもおススメ。洗濯物などで鉢植えにスペースを避けなかった人も、この壁面を使ったガーデニングなら全て解決できるのではないだろうか?
「高価なもの」というイメージのある観葉植物や花も、直接苗を購入したり、または種から育てれば、ガーデニングを楽しみながらコスト削減もできる。「飾る」という発想から「育てる」に、植物に対する考え方をシフトさせれば、もうタイニーガーデンの始まりだ。
ちなみに、縦に広がるタイニーガーデンを推奨するのはUrbioだけではない。様々な形でアーバン・ガーデニングが実践される今、これは小さなムーブメントにもなっている。植物に囲まれたフレッシュな生活を、ぜひ取り入れてみてはいかがだろうか。
(文=杉田真理子)
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