1台でソファ・ベッド・ラティスの3役をこなす、癒しの空間を生み出せる家具「NIDO」

Via: designlibero.com
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ソファーとベッドと観葉植物用のラティス、そして趣味のスペースも確保したい。部屋に欲しいスペースを挙げるとついついモノが増えていく。ああ、ミニマリストへの道は険しい……。

そんなとき、ぜひ参考にしてほしいのが、イタリアのデザインオフィスDesignLiberoがクリエイトした「NIDO」だ。イタリア語で「巣」を意味するNIDOは、文字通り巣の中にいるような空間を作り出している。

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一見、天蓋付きのベンチのように見えるが、座面部分が自立するので背もたれとして利用することもできる。あっという間にソファに早変わり。

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両サイドに背もたれを作って、向かい合うこともできる。ここでチェスなどのゲームをするのも気が利いているし、あるいは2人で読書に興じても孤立感がない。天井部にはLEDライトが装備されているので、手元を明るく照らしてくれる。ラティス上部にクリップライトも簡単に付けられそうだ。

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更には収納式のサイドテーブルまである気づかいぶり。細部まで考えつくされているNIDOだが、デザイナーが気を使ったのはデザインだけではない。

素材として採用されているのは木材、素焼きのテラコッタ、布地など。どれも自然環境にやさしいものばかり。ネイチャーフレンドリーなNIDOだが、観葉植物のための自動給水システムを備えているというから驚きだ。これなら気軽にラティスを利用して、室内ガーデンを始めることができる。

そして、どんな部屋にもしっくりと馴染みそうなNIDOだが、日本人にとっては畳を連想させる郷愁を覚えるデザインではないだろうか。いつかここに、布団を敷いて寝てみたいものだ。

(文=倉田直子)

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