テクノロジーの力で変わる、未来の子育て×IoT

Via: ihomeaudiointl.com
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IoT。デジタル業界の人だけでなくとも、多くの人が一度は聞いたことがある言葉ではないだろうか。IoT(Internet of Things)は、「モノのインターネット化」と訳され、これまでインターネットにつながっていなかったものが、センサーなどを内蔵することによってインターネットにつながることを意味する。

例えば、日本で発売されるものに、スマートフォンと連動する、サンスターの「スマートハブラシ」などがあるが、このように、これまでインターネットとは無縁だったものがスマホや他のデバイスとつながることで、さまざまな可能性を持つのがIoTだ。

IoTが私たちの暮らしに与える変化とはなんだろう?未来住まい方会議では、これまでもIoT関連のサービスや製品を紹介してきたが、今回は子育てに焦点をあて、IoTで変わる未来の子育ての様子を覗いてみようと思う。もしかすると将来、IoTはあなたの子育ての強力な助っ人になるかもしれない。

家中の電気機器をコントロールする「iHome」

「そろそろ寝る時間になるから、寝室を暖めて、加湿器を付けておいて。あ、照明は明るいほうじゃなくて、小さいほうを点けておいてね」

頼むのは小学生の息子にではない。手元のスマートフォンにそう話しかけるのだ。iHomeというこの小さな機械。これを電源プラグに差し込むことで、電力をスマートフォンからコントロールすることができるようになる。家中の照明や空調などをインターネットにつなぎ、この機器と接続しておくことで、スマートフォンから遠隔で操作することができるようになる。

例えば、暑い夏の日。赤ちゃん連れで外出中、もう少しで家に着くというところで家のエアコンを起動させておく、あるいは、長い旅行中に防犯対策に海辺から家の電気を操作する、そんなことも可能になる。冒頭で触れた歯ブラシも一例だが、今後、インターネット化された電気機器はさらに増えていくことが予想される。これらの電気機器を集約する役目を果たす、ハブとなるのがiHomeだ。

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iHomeの利用シーンはさまざまで、Youtubeの公式チャンネルでは、動画が公開されている。


ようやく眠った赤ちゃんを抱えてそーっと玄関の鍵を閉めた途端、部屋の電気を消したかどうか不安になる。そんなときでも、赤ちゃんを抱えて階段を上っていく必要はなくなるのだ。

子どもの留守番にも安心、セキュリティ対策もできる「Nest Cam」

以前、IoTがつくる未来の家でも紹介した、サーモスタットを開発しているNestからはIoTを使ったセキュリティサービスが登場した。「Nest Cam」というスタイリッシュなカメラ。カメラを室内に設置しておくことで、寝室で一人で寝ている赤ちゃんの様子を確認することができたり、留守中のペットの様子を確認することも可能だ。

Nest Camのスピーカー機能を使えば、手元のスマートフォンで自宅のNest Camに話しかけることもできる。留守番をしている子どもの様子を確認し、話しかけて安心させてあげることもできるだろう。

Via: nest.com
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Nestでは、Nest Camを使ったクラウドベースのサービスも同時に提供している。撮りためた動画を観覧したり、内容を共有したりすることができるだけでなく、セキュリティサービスとしても利用することができる。カメラを設置したエリアで不審者などの動きがあれば、スマートフォン上にメッセージとして知らせることができるのだ。

Via: nest.com
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少し前であれば、子どもの世話を同居の祖父母やご近所さんにお願いすることも多かっただろう。すべてではないけれど、だんだんとそういった機会が少なくなってきていることは確かで、そんな私たちの暮らしの中にできた隙間を埋めるのが、IoTの役割の一つなのかもしれない。インターネットが登場したときに私たちの生活が大きく変化したのと同じように、IoTが私たちの暮らしを変化させる日が来るのは、そう遠くない未来だろう。

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