この形にはワケがある。芝生の上に刺さるコンクリートハウス

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ポーランド某所。見晴らしの良い芝生の上に、空から降ってきたような変わった形のモダンなコンクリートの家がポツリと生えている。

緩やかな傾斜の芝生の上に、家の底辺から三角形がニョキッと出てきて地面にささり、そこの接点のみで家を支えている。

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大きな窓が家のすみずみに取り付けられ、家の中から壮大な景色が楽しめるのは間違いない。ただ、このような土地に家を建てるのは決して容易なことではない。丸裸の山の斜面での家は、大雨などの災害で崩れ落ちやすいのだ。

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その問題を解決するために、このような形になったという。山の上からくる水をダイレクトに受けないような形で、かつ耐久性をもたせている。三角の屋根も雨から家を守るためだ。この形にはちゃんと合理的な理由があるのだ。

窓はスライド式で入口もパタリとしまえるようになっているところも、ひと工夫あって楽しい。

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魅力的な環境に家を建てることが、非常に困難な場合もある。しかし、デザインの工夫次第でそれが可能になるケースも多々あるのだ。もし自分の大好きな場所や、家を建てたい理想の場所があるならば、あきらめずに考え抜けばおのずと解決策を見出すことができるのかもしれない。

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