神聖なアイランドキッチンが美しい「Atelier Kitchen」

2013年にイタリア最北端の町ボルツァーノに、ルーカス・マイヤー氏によって建てられた「Atelier Kitchen」。アルプスの山々に囲まれ、酪農の盛んなこの地方では、チーズを使った料理やソーセージ、ハム、ベーコンなどの肉を使った料理が数多くある。

「Atelier Kitchen」は、直訳すると「アトリエ・キッチン」という意味。その名の通り、この家の中心には、桜の木とスターリングシルバーから作られた、大きなアイランドキッチンが置かれている。

40平方メートルの中に作られた空間は、美術館にいることを思わせる芸術そのもの。高い天井から吊るされたランプたちが、キッチンをスタイリッシュに照らしている。大きな三角形の窓ガラスと、窓から注がれる光のアートが美しい。

「Atelier Kitchen」の壁と天井は、電子回路の基板やICパッケージの封入剤にも使用される、黒の「エポキシ樹脂」でコーティングされている。このエポキシ樹脂が光を吸収し、部屋全体に神聖な雰囲気が漂う。

壁一面に広がる本棚に、お気に入りのレシピ本を置こう。試食をゆっくり楽しみたいなら、2階へどうぞ。シェフにとって、ここは最高のアトリエとなるだろう。

Atelier Kitchen_1

Atelier Kitchen_2

Atelier Kitchen_3

Atelier Kitchen_4

via lukasmayr