#28 ある日の団地での過ごしかた(2)|YADOKARI✕公社二宮団地

こんにちは、国際中医薬膳師の長岡桃白です。

中国茶で一息ついて、地元の農産物を直売するわくわく広場に行きました。わたしが暮らす棟からは、徒歩15分くらい。行きは下り坂なのでのんびり歩き、帰りはバスに乗ります。

秋なすは、ちょうど農家さんが採れたてを売り場に並べていました。それから新生姜。そして、念願の烏骨鶏の卵を手に入れました!

売り切れのことが多かった烏骨鶏の卵が買えたので、足柄産のすっぽんスープも買わないわけにはいきません(烏骨鶏とすっぽんスープが手に入るお店ってすごい!)

烏骨鶏は栄養価が高く、産後の虚労や婦人科系のさまざまな症状を改善します。「肝」と「腎」を補うので、老化防止にもいいですね。
すっぽんもおなじく「肝」と「腎」によく、甲羅のコラーゲンが潤いを補います。
ということで、黒米入りの玄米とあわせて、薬膳雑炊をつくりました。


見た目はちょっとアレですが、まちがいなく身体にいいです。老化防止、老化防止…。
秋なすは、焼きなすに。なすは体を冷やすので、新生姜とねぎを添えて。

栗も代表的な薬膳食材のひとつですね。大切に里山の恵みをいただこうと思います。

ちなみに、前回わくわく広場に来た時には落花生がたくさん並んでいました。

簡単に塩茹でに。

落花生は、「肺」を潤し空咳を改善し、「肝」の働きを助けます。
落花生は二宮の名産で、収穫時期は8月下旬から11月上旬くらいまで。空気が乾燥しはじめるこの季節にたくさんいただきたいですね。
そして、お酒を飲むときは旬の落花生で「肝」を守ってくださいね。

(2017年9月20日記事公開)