フィンランドからやってきた「人生で大切なもの」を見つけ出す365 日のモノがたり|映画 『365日のシンプルライフ』

via:365日のsimplife

フィンランド人の若者が、失恋をきっかけに、自分の持ちモノすべてをリセットして行なった365日の“ 実験”生活。2013年のフィンランド公開時には、多数の“実験”フォロワーが生まれ、若者の間で一大ムーブメントとなりました。
ルールは4つ。
Rule1.自分の持ちモノ全てを倉庫に預ける
Rule2.1日に1個だけ倉庫から持って来る
Rule3.1年間、続ける
Rule4.1年間、何も買わない
全裸からスタートした実験。服、マットレス・・・生活を「快適」にするモノが増えていくことに、主人公のペトリは幸せを感じます。しかし、一定数のモノが揃うとその幸福感も次第に・・・。
ペトリは迷ったとき、おばあちゃんに相談します。「人生はモノでできていない」。映画を最後まで見ると、おばあちゃんの言葉に深く感じ入るものがあります。

 

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ペトリは、毎日「自分にとって必要なモノ」を考えながら、倉庫から1つずつモノを選んでいく。自分のモノを一旦預けて、その中から選んでいくという行為は、過去の自分を否定せず、未来の自分につなげていくこと。その中で生まれてくる「幸せになるために、人生で大切なものは何か?」という問いが、自然と観る者に投げ掛けられ、ふとモノと自分の関係性を考えてみたくなる。この映画は、観るだけでは終わらず、“自分ごと”としていくことに醍醐味があります。

HP: http://www.365simple.net/

監督・脚本:ペトリ・ルーッカイネン 製作:アンッシ・ペルッタラ 撮影:イエッセ・ヨキネン 編集:アルッティ・ショーグレーン 音楽:ティモ・ラッシー
音響:キュオスティ・ヴァンタネン 制作:ウニフィルムOy/ヘルシンキ,フィンランド 2013年/フィンランド/フィンランド語/カラー/80分
原題:Tavarataivas 英題:My Stuff 字幕翻訳:川喜多綾子 字幕協力:坂根シルック 後援:フィンランド大使館  提供・配給:パンドラ+kinologue ©Unikino 2013