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【タイニーハウスに行ってみた】B&Bで泊まれる「Waterland Huisje」(前編)

(c)Naoko Kurata

ひとくちに「タイニーハウス」と言っても、定義は様々。わたしたち「タイニーハウス・オーケストラ」では、主に20㎡以下の家をタイニーハウスとしています(ロフト部分などは別)。一軒家を見慣れた目には20㎡でもかなりコンパクトに映るものですが、それが更に半分の「10㎡」ならどうでしょう? 今回は、その10㎡のタイニーハウスの可能性をお届けいたします。しかも見学のみならず、なんと泊まれるタイニーハウスなんですよ!

本の表紙にもなる「Waterland Huisje」

(c)Naoko Kurata

その超コンパクト・タイニーハウスは、オランダでもタイニーハウス愛好家たちの間では知られた存在の「Waterland Huisje」(ヴァーターランド・ハウシェ)。2017年発行のタイニーハウスに関する本の表紙を飾っている、赤い屋根と水色の壁が印象的な可愛らしいデザインです。

(c)Naoko Kurata

実はこの家は、宿泊ができるオランダでも珍しいタイプのタイニーハウス。様々なタイニーハウスを見学し、モバイルハウスに宿泊したこともある私ですが、ここまで小さな家での宿泊は未経験です。そのため、ぜひこの噂の「Waterland Huisje」に宿泊してみたいと、停留地のアイントホーフェンまで出向いてみました。

(c)Naoko Kurata

タイニーハウスは郊外の、公共交通機関では行きにくい場所に建つことも多いですが、この「Waterland Huisje」が佇むのは、「Strijp-S」というアイントホーフェンの中でもにぎやかでヒップなエリア。現代美術館やオフィスビルの立ち並ぶ界隈に突然と現れます。

(c)Naoko Kurata

私がこの家の実物を目撃した時の第一声は、やはり「可愛い!」でした。このデザインは、オランダの北ホラント州にあるザーンの地方の伝統的な建築にインスピレーションを受けているのだとか。そして名前の由来は、同じく北ホラント州にあるヴァーターランド(Waterland)にあるのだそう(「Huisje」はオランダ語で「小さな家」)。

(c)Naoko Kurata

入り口側から見ると「小屋」という印象でしたが、後ろからの表情はまさしくモバイルハウス。ちなみに、けん引用パーツなどを抜いた居住部分の長さは4.8m、幅は2.05mだそう。では、早速中に入ってみましょう。

小さくても、使い勝手は十分

(c)Naoko Kurata
(c)Naoko Kurata

10㎡の中に、ミニキッチンとダイニング、くつろぎのリビングスペースがこじんまりと収まっています。ちなみに、シャワールーム兼トイレは、ミニキッチンの奥の扉の向こうにあります。必要なものが、しっかり揃っていて感動です!

(c)Naoko Kurata

そしてもちろん、寝室スペースはロフトの上。ちなみにロフトの広さは縦2.4mの幅2.05m。2人でも十分眠れる広さです。天窓が設けられているので、ロフトスペースにも十分な採光がありました。小さくても、しっかり使い勝手を考えられていることが伝わってきます。

3人の男性が手掛けた「Waterland Huisje」

(c)Naoko Kurata

この機能的なタイニーハウスを創ったのは、3人のオランダ人男性たち。建築デザイナー兼CADスペシャリストのReinoud Bolandさんは、2013年の終わりにこのタイニーハウスのアイディアを思いつきました。そこで同じく建築業界で働いている、週末のサッカー仲間のPeer van Lingさん、Teun de Bokさんを誘い、制作に取り掛かりました。当初は1年かかると思われていた建築ですが、予定より半年早い2014年7月に完成したのだとか。

(c)Naoko Kurata

家の骨組みや屋根、窓の取り付けはプロの工務店が作り上げたそうですが、そこ以外の部分はすべてReinoudさんたち自身で行ったのだとか。インテリアはもちろん、配管工事や電気工事も、知人たちに助けてもらいながら行ったそう。
そんな甲斐があり、この「Waterland Huisje」の総工費は3万5千ユーロ(2018年8月現在約442万円)に収まったと「Tinyhouse Orchestra」の取材に答えてくれました。ちなみに、この金額のうち約半分が材料費だそう。

(c)Naoko Kurata

そして完成後の2015年から、アイントホーフェン内で時折場所を変えながら「B&B」(ベッド・ブレックファストという、朝食付きの宿泊施設)として運営されているのです。
後編では、オランダのみならず、世界中のタイニーハウス・ファンが泊まりに訪れるこの宿での宿泊リポートをお届けいたします。

Via: waterland-huisje.nl

(c)Naoko Kurata

ひとくちに「タイニーハウス」と言っても、定義は様々。わたしたち「タイニーハウス・オーケストラ」では、主に20㎡以下の家をタイニーハウスとしています(ロフト部分などは別)。一軒家を見慣れた目には20㎡でもかなりコンパクトに映るものですが、それが更に半分の「10㎡」ならどうでしょう? 今回は、その10㎡のタイニーハウスの可能性をお届けいたします。しかも見学のみならず、なんと泊まれるタイニーハウスなんですよ!

本の表紙にもなる「Waterland Huisje」

(c)Naoko Kurata

その超コンパクト・タイニーハウスは、オランダでもタイニーハウス愛好家たちの間では知られた存在の「Waterland Huisje」(ヴァーターランド・ハウシェ)。2017年発行のタイニーハウスに関する本の表紙を飾っている、赤い屋根と水色の壁が印象的な可愛らしいデザインです。

(c)Naoko Kurata

実はこの家は、宿泊ができるオランダでも珍しいタイプのタイニーハウス。様々なタイニーハウスを見学し、モバイルハウスに宿泊したこともある私ですが、ここまで小さな家での宿泊は未経験です。そのため、ぜひこの噂の「Waterland Huisje」に宿泊してみたいと、停留地のアイントホーフェンまで出向いてみました。

(c)Naoko Kurata

タイニーハウスは郊外の、公共交通機関では行きにくい場所に建つことも多いですが、この「Waterland Huisje」が佇むのは、「Strijp-S」というアイントホーフェンの中でもにぎやかでヒップなエリア。現代美術館やオフィスビルの立ち並ぶ界隈に突然と現れます。

(c)Naoko Kurata

私がこの家の実物を目撃した時の第一声は、やはり「可愛い!」でした。このデザインは、オランダの北ホラント州にあるザーンの地方の伝統的な建築にインスピレーションを受けているのだとか。そして名前の由来は、同じく北ホラント州にあるヴァーターランド(Waterland)にあるのだそう(「Huisje」はオランダ語で「小さな家」)。

(c)Naoko Kurata

入り口側から見ると「小屋」という印象でしたが、後ろからの表情はまさしくモバイルハウス。ちなみに、けん引用パーツなどを抜いた居住部分の長さは4.8m、幅は2.05mだそう。では、早速中に入ってみましょう。

小さくても、使い勝手は十分

(c)Naoko Kurata
(c)Naoko Kurata

10㎡の中に、ミニキッチンとダイニング、くつろぎのリビングスペースがこじんまりと収まっています。ちなみに、シャワールーム兼トイレは、ミニキッチンの奥の扉の向こうにあります。必要なものが、しっかり揃っていて感動です!

(c)Naoko Kurata

そしてもちろん、寝室スペースはロフトの上。ちなみにロフトの広さは縦2.4mの幅2.05m。2人でも十分眠れる広さです。天窓が設けられているので、ロフトスペースにも十分な採光がありました。小さくても、しっかり使い勝手を考えられていることが伝わってきます。

3人の男性が手掛けた「Waterland Huisje」

(c)Naoko Kurata

この機能的なタイニーハウスを創ったのは、3人のオランダ人男性たち。建築デザイナー兼CADスペシャリストのReinoud Bolandさんは、2013年の終わりにこのタイニーハウスのアイディアを思いつきました。そこで同じく建築業界で働いている、週末のサッカー仲間のPeer van Lingさん、Teun de Bokさんを誘い、制作に取り掛かりました。当初は1年かかると思われていた建築ですが、予定より半年早い2014年7月に完成したのだとか。

(c)Naoko Kurata

家の骨組みや屋根、窓の取り付けはプロの工務店が作り上げたそうですが、そこ以外の部分はすべてReinoudさんたち自身で行ったのだとか。インテリアはもちろん、配管工事や電気工事も、知人たちに助けてもらいながら行ったそう。
そんな甲斐があり、この「Waterland Huisje」の総工費は3万5千ユーロ(2018年8月現在約442万円)に収まったと「Tinyhouse Orchestra」の取材に答えてくれました。ちなみに、この金額のうち約半分が材料費だそう。

(c)Naoko Kurata

そして完成後の2015年から、アイントホーフェン内で時折場所を変えながら「B&B」(ベッド・ブレックファストという、朝食付きの宿泊施設)として運営されているのです。
後編では、オランダのみならず、世界中のタイニーハウス・ファンが泊まりに訪れるこの宿での宿泊リポートをお届けいたします。

Via: waterland-huisje.nl

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