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2022年4月、横浜市の弘明寺に、既成概念をぶち壊す新しいシェアハウス「”共創型コリビング”ニューヤンキーノタムロバ」(https://newyankee.jp/)がオープンした。入居者の”クリエイティブ最大化”を目的としたしたこのシェアハウスに住むことができるのは、毎年4月から翌年3月までの1年間限定だ。この一風変わった期限付き”共創型コリビング”に住まう「ニューヤンキー」とはどんな人たちで、どんな暮らしをしているのだろうか。

今回の鼎談は、ビルオーナーである株式会社泰有社の伊藤康文さん、シェアハウスのプロデュースを担当するYADOKARI株式会社の社員でありながら自身もニューヤンキーとしてタムロバに暮らす中谷優希さん、コミュニティビルダーのダバンテスさん(通称ダバちゃん)が、弘明寺のGM2ビルにある泰有社のオフィスで語り合ったものだ。ニューヤンキーたちの生活、ニューヤンキーノタムロバと弘明寺のこれからなど、鼎談のハイライトをご紹介する。

ニューヤンキーノタムロバ鼎談前編「弘明寺で、既成概念をぶち壊す。”共創型コリビング”にこめた思い」はこちら

何に惹かれてタムロバへ?

ダバちゃん:ニューヤンキーノタムロバ(以下、タムロバ)に惹かれたのは、社会の常識やマニュアルに対してある種中指を突きつけるような「アートで社会を変える」というコンセプト。これが自分のモヤモヤを言語化してくれた唯一の言葉のように感じたからです。

自分は音楽でいうとTHE TIMERS、忌野清志郎さんが好きなのですが、社会に対して音楽で考えさせるというのがすごくかっこいいなと思っています。「自分にはそんな力はないけど何かをやりたい」という気持ちを持て余していたときに、タムロバの情報を見つけて。この1年で自分のクリエイティブを高めたら、社会に対してモヤモヤしている気持ちを言葉だけじゃなくてアートとして表現して戦うことができるんじゃないかと思いました。いわば反骨精神ですね。

中谷さん:私は上司と一緒に入居時の面接も担当しているのですが、ダバちゃんは面接で言ってきたんです。「コミュニティビルダー、俺がいいと思いますよ!」って(笑)。ダバちゃんはその一言もあってすごくビビッときて、即決でしたね。

※コミュニティビルダーは、1年間、家賃無料でタムロバの一室に住まいながら、コミュニティ醸成、清掃などの日常管理、イベントの企画運営サポート、タムロバの様子や弘明寺の魅力発信などを担う役割。

 

伊藤さん:僕が入居者の方と最初にお会いするのは契約のときなんですが、ダバちゃんが契約に来たときは「君がコミュニティビルダーか!イメージ通り!」という感じでしたね。ダバちゃんは契約の間ずっと笑顔だったし、面白くなりそうだなと思ったよ。

ニューヤンキーたちの生活

中谷さん:タムロバは1人部屋が8つと2人部屋が3つあるので、定員は14人。今は10人が入居しています。私はYADOKARI株式会社でタムロバをはじめとしたプロジェクトに携わっていますが、みんなの職業も本当に様々。ダンサー、役者、八百屋、保育士、自衛隊員、カメラマン、元靴屋、インテリアデザイナー、モーションデザイナーがいます。

職種はバラバラだけど、専門分野が違うからこその良いところがあるよね。共用スペースに黒板を取り付けるときも、その場にいたメンバーで試行錯誤しながら釘をガンガンやっていたら、インテリアデザイナーの子が出てきて「これは石膏ボードだから釘じゃ付かないよ!」って結局取り付けてくれたり(笑)。協力しながら生活しているのがおもしろいなと思っています。

ダバちゃん:すぐ聞けるのが良いよね。僕は会社に所属したことがなくてエクセルの使い方が全然分からないけど、得意な人がいっぱいいるから聞いたらすぐに教えてもらえる。人の知識がすぐに盗めるというのはシェアハウスに住む良さですね。

中谷さん:私は上京してきてここが3ヶ所目のシェアハウスだけど、タムロバは入居者同士で過ごす時間が多いと思う。予定を決めて集まるというよりは、みんな好きに集まってくる感じだよね。朝は屋上でラジオ体操をしたり、散歩しながら喫茶店にモーニングを食べに行ったり、夜はLINEグループで連絡がきたら集まって飲んだりとか。強制力はなくて自然と集まって楽しいことが始まるのが多いよね。

ダバちゃん:偶発的に起きたことのほうが集まりやすいよね。さっき話に出た黒板をつけるときも、助けて〜ってなったらすぐ何人かが出てきてくれてみんなで作業する感じで。ああいう自然なタムロが一番良いなと思います。タムロバは、一緒に何かを創ったり、何か作業をする時にみんなが集まる結束力が強いなと感じています。

 

中谷さん:「1年だから応募しました」というのは面接の時からほとんどの人が言っていた気がするな。今勤めている会社から独立して、次の4月からはフリーランスとして働きたいと言っている人がけっこう多いよね。あとはワーホリに行こうとしていたり、起業の準備をしていたり。

ダバちゃん:みんな本当に口癖のように「今の仕事をやめるぞ!」って言いながらタムロバに帰ってくるよね。1年後にはきっとみんなフリーランスや個人事業主になっていると思う。

中谷さん:あとニューヤンキーのみんなは、すごく相談しやすい人たちだよね。みんな目標や目線が高いというか、相談相手としてきちんとコミュニケーションがとれるから、そういう仲間感が良いなって思ってる。

ダバちゃん:ニューヤンキー1期生にとってこの1年っていうのは、きっときっかけなんじゃないかな。この1年間で「私はもう1人でやっていける」というところまで自分をレベルアップさせて、次のステップに進むための時間というか。タムロバからの卒業というのは本来はただの引っ越しなんだけど、それだけではない、自分が世に出ていくまでの自分で決めた締め切りみたいな感覚をみんなが持っているような気がします。

中谷さん:みんなその思いはあるけど1年間どう過ごしたらいいか悩んでいる部分もあるから、ダバちゃんと私でみんなのポテンシャルをどう引き出せるかっていうのは結構悩んでいるよね。

ダバちゃん:ニューヤンキー同士で対話をすることで、相手の言葉で自分の考えがアップデートされたり、自分ってこんなことを考えていたのかと気付くことが多くて、それは共に暮らしているシェアハウスならではかなと思っています。人と対話する時間というのは自分を見つめ直す時間でもあって、それによって自分のクリエイティブも高まっているように感じます。

弘明寺とニューヤンキー

中谷さん:ダバちゃんは2,3ヶ月でこんなに繋がる!?ってくらい街の人と繋がっているよね。一緒に歩いてたら声をかけられることも多いし、商店街の中にある敷居の高そうな着物屋さんで下駄を買ったりもしていたよね。居酒屋さんとか飲み屋の人ともすごく仲良いでしょ?

ダバちゃん:お店に入っていってコミュニケーションをとるのが好きなんだと思う。ありがたいことにお前失礼だろって言われることがあんまりないから、イケイケゴーゴーで。

伊藤さん:関内のイベントの会議にまで出ちゃうんですよ。なんで関内に行ってるんだよみたいな(笑)。色々な人に言われるよ、ダバちゃんが来たんだけどさーって。

中谷さん:弘明寺の自治会にも行ってたよね。

ダバちゃん:そうそう。自治会にポスターを持って行って、これ貼りたいから理事長と話をさせてほしいって言ったんですけど駄目で。ちゃんとご挨拶してという始まり方がすごく苦手なので、その人とちゃんと話して友達になってから一緒に色々なことをやりたいと思っているんです。

それにこういう動き方は多分この1年間でしかできない。関内の会議も僕がニューヤンキーでも何でもなかったら多分受け入れてもらえることはなくて、伊藤さんという後ろ盾がいるから好きなようにやらせてもらっているところがありますね。本当に、この1年間でしかできないことを考えながらやっています。

あとは弘明寺のあきないガーデンや商店街のお店との繋がりで、時々ニューヤンキーたちでゴミ拾いに参加したりもしています。そうするとシニア世代の方々も僕らに興味を持ってくれて。僕は弘明寺商店街とタムロバは接点があったほうがいいと思っているので、商店街の縁日にニューヤンキーとして出店できないか企画したりもしています。

「人」が主役のシェアハウス

伊藤さん:「共創型コリビング」という表現がまさにぴったりですよね。1期生はこれから試行錯誤しながらゼロフェスに向かっていくと思いますが、3月31日を迎えたときに、この1年間良かったよねと思ってもらえるとものすごく良いなと思います。

中谷さん:予感として、「1期生が一番やばかった」となるような気がしています。

ダバちゃん:それは思う。すでにみんなも言っているよね。1期生が一番面白かったという風には絶対したいと思っています。2期生への引き継ぎのことはまだ全然考えられていないし、この言葉が適切か分からないけど、タムロバにはイカれてる人に来てほしいな。過集中を起こすくらい自分の創作活動に夢中になるような、情熱を持って自分の内側を表現することのできる人に来てほしいです。

中谷さん:私は違和感を大切にできて、そこにきちんと向き合える人に来てほしいと思います。既成概念とか当たり前を打ち壊すことができるのは、違和感に気付けて、その感覚を見逃さない人だと思うので、そういう人に来てほしいです。

伊藤さん:若い頃はやりたいことがたくさんあってエネルギーに溢れている人が多いと思います。僕も20代のときはやりたいことがありすぎて、頭ん中がぐちゃぐちゃだった時期がありました。今、社会のなかで生きにくさを感じている人もいると思いますが、タムロバにはそういう人に来てもらって、とにかく全部ぶっ壊すぐらい、突き抜けちゃうぐらいやりたいことをやりきってほしい。とにかく何でもできると思います。

僕とダバちゃんは年齢が30歳離れているけど、この30年はお金を出しても買うことのできないかけがえのない30年なんですよ。だから若い人たちは既成観念なんてぶっ壊していいから、とにかくやりたいことをやってみなさいよと思っています。ニューヤンキーノタムロバは、そういう場所になってほしいです。

シェアハウスの形も多様化していますが、ニューヤンキーノタムロバは完全に「人」が主役のシェアハウス。これから1期生、2期生、3期生と続いていくとそれぞれに違ったカラーが出てくると思うので、どんなカルチャーが生まれるのかすごく楽しみです。

「常識」、「一般」、「マニュアル」といった社会の既成的な価値観に対し、自らのクリエイティブという個性をぶつけ、これからの時代を変えていく。ニューヤンキーたちはこの志に惹かれて”共創型コリビング”に集まった。一年間を全力で駆け抜けた彼らは、3月31日にどんな花火を打ち上げるのだろうか。彼らが打ち上げる「新しい文化」という花火が、これからの時代を強く激しく照らしていくのが楽しみだ。

取材・文・写真/橋本彩香

 

2022年4月、横浜市の弘明寺に、既成概念をぶち壊す新しいシェアハウス「”共創型コリビング”ニューヤンキーノタムロバ」(https://newyankee.jp/)がオープンした。入居者の”クリエイティブ最大化”を目的としたしたこのシェアハウスに住むことができるのは、毎年4月から翌年3月までの1年間限定。

「ニューヤンキー」とは、「『常識』、『一般』、『マニュアル』といった社会の既成的な価値観に対し、自らのクリエイティブという個性をぶつけ、これからの時代を変えていく若者たち」のこと。彼らが共に暮らし共に創る一風変わったシェアハウスを生み出したのは、横浜エリアを中心に不動産事業を通してコミュニティを育むまちづくりを行う株式会社泰有社と、「世界を変える、暮らしを創る」をビジョンに掲げるYADOKARI株式会社だ。

今回の鼎談は、ビルオーナーである株式会社泰有社(以下、泰有社)の伊藤康文さんと、プロデュースを行ったYADOKARI株式会社(以下、YADOKARI)共同代表のさわだいっせい、ウエスギセイタが、弘明寺のGM2ビルにある泰有社のオフィスで語り合ったものだ。プロジェクトの成り立ち、「ニューヤンキーノタムロバ」にこめた思い、そして弘明寺のこれからなど、鼎談のハイライトをご紹介する。

横浜で積み重ねてきた歴史のうえに

ウエスギ:泰有社さんは横浜エリアで様々な物件を再生して、アーティストやクリエイターに対してコミュニティが生まれる場を提供し続けていますよね。若い子たちが色々な意味で場を借りてチャレンジをさせていただいている。そういった泰有社さんのこれまでの歴史がベースにあって、そのうえで新しい施設としてチャンスをいただいたのが、ニューヤンキーノタムロバだと思っています。

伊藤さん:泰有社は元々ビルオーナー業を営んでいたのですが、昭和41年に関内に44世帯が入居可能な「泰生ビル」を新築しました。歓楽街のビルとしてバブルを経験しましたが、時代と共に老朽化し、空室率が上がってしまった。不動産会社に依頼して募集をかけてもらってもなかなか空室率は下がらず…。そこで2007年あたりから、オーナーとして自分たちで積極的にリーシングを行うことにしました。

横浜市芸術文化振興財団が当時行っていた「ヨコハマ芸術不動産」プロジェクト(※)を活用しようと考え、アーティストやクリエイターの誘致を行ったのですが、内覧に来た入居希望者の方は、老朽化した部屋を見ると喜ぶんです。こちらとしては「こんなボロなのになんで喜んでるんだろう?」という感覚なのですが、内覧に来てくださった方は建築やデザインなどを専門にしている感度の高い方が多く、部屋を見ただけで活用のイメージが湧くみたいで。「家賃を安くする代わりに、入居者が部屋を自由にセルフリノベーションする」という形を提案すると、一気にビルが満室になりました。

泰生ビルへのアーティスト・クリエイターの誘致が成功したことをきっかけに徐々に物件を買い増しし、現在関内では4棟のビルを所有し、約80の団体が混在しています。

ビルのなかで結婚式や葬儀をしたり、入居者に子どもが生まれたり、仕事に繋がったりと、「ゆりかごから墓場まで」といえるようなコミュニティが創られていって。僕たちが運営しているのはビルですが、ひとつの街ができあがっていくような感覚があります。そして次は会社の地元でもある弘明寺にフォーカスし、関内でやってきたことをフィードバックしていこうというフェーズに入った時に、YADOKARIさんと縁があり今回のプロジェクトに繋がったという感じですね。

関内・関外地区の空き物件を、スタジオやアトリエ、ギャラリーなどの民設民営型のアーティスト・クリエーター活動拠点として活用することで、アーティスト・クリエーターの集積やまちの活性化を図る「芸術不動産事業」

 

泰生ビルの写真(photo:菅原康太/提供:株式会社泰有社)

ウエスギ:タムロバの企画を考えるとき、社内でリチャード・フロリダの「クリエイティブシティ論」が話題になりました。クリエイティブシティ論では、活気づく前のまちにはアーティストがいて、次にビジネスクラスがやって来て、その次に一般の人たちがやって来る、という順序で街の活性化の段階を論じています。

いま世界で熱量を持ってカルチャー都市になっているまちには必ず自由度の高いオーナーさんがいて、ハード・ソフトの両面でアーティストやクリエイターへの寛容性があり、まちに開かれた場をバックアップしている。そこに若い人たちが集まってきてコラボレーションが生まれているんです。そうした最初のクリエイティブクラスの段階を、横浜ではまさに泰有社さんが創っているのだと思います。そしてその次の段階として僕らのようなビジネスクラスがまちに入っていくというのは、泰有社さんとこの場所を創るうえですごく意識したところですね。

YADOKARIは4年前に横浜に来ましたが、まちの方とお話をすると、泰有社さん、伊藤さんの名前が出ることが本当に多いんですよ。色々な層の方から、「それなら伊藤さんに相談したらいいよ」って。YADOKARIが体現しようとしていることを、泰有社さんが横浜で実践してきた歴史がある。これがニューヤンキーノタムロバを語るうえで大きいところだと思っています。

伊藤さん:オーナー業をやるのは楽しいんですよ。入居者さんを通して自分の知らなかった世界を知ることができるのはワクワクするし、入居者のことを自慢したいんです(笑)。この建築家はね、このデザイナーはね、タムロバのこの子はね、と。

「ニューヤンキー」に託した思い

伊藤さん:ニューヤンキーノタムロバがあるGM2ビルは、1963年に商業ビル「長崎屋」として建てられました。長崎屋が閉店した後はオーナーや入居者が代わったのですが、街の方からのお声がけもあり、2005年に弊社が物件を購入することになりました。その後は海外留学生向けのシェアハウスを運営する会社にフロアを貸していたこともありますが、コロナ禍で続けるのが難しくなってしまったようで。そういった経緯を経てYADOAKRIさんとプロジェクトを行うことになりましたが、企画を聞いたときはびっくりしましたよ(笑)。

さわだ:伊藤さんはこれまで様々なアーティストやクリエイターとご一緒してきたと思いますが、今回のアイデアには驚かれましたか?

伊藤さん:びっくりですよ。1年限定かよ!!みたいな(笑)。

さわだ:入居期間を1年限定にして、「入居者が入れ替わる」という新しさをご提案させていただきましたね。 

伊藤さん:期間限定で入居者が入れ替わるのは、一般的な不動産業としては難しい話だと思います。だけど僕たちは関内で色々なことをやってきた経験があったので、こういった斬新な提案に対して少し免疫があったのかなと(笑)。

さわだ:コンセプトとしては、渋谷の若者文化の成り立ちからご提案させていただきましたよね。クールスや竹の子族がどのようにできあがったのか、そしてそういったいわゆる「はみ出し者」、「ヤンキー」と言われる人たちが時代と共に新しい文化を創ってきたんだ、という。そういった文脈で、従来の「ヤンキー」のイメージに「新しい」という形容詞を付けた「ニューヤンキー」というのを僕らなりに定義して、既成概念をぶち壊すような人たちが集まってくる場所にしていきたいという思いを熱くプレゼンさせていただきました。僕は、社会への反発心や怒りのようなウネウネした感情を凝縮させたのが「ニューヤンキー」だと思っていて、本当の意味で自分たちがやりたかった「既成概念をぶち破る」とか「マニュアルなんてクソくらえだ」みたいなクリエイティビティを、タムロバには思う存分ぶつけさせてもらいました。

そしてこんな尖った提案を、伊藤さんにはほとんど否定されなかったですよね(笑)。結果として我々の提案をほとんど全てOKしていただいたようなもので、それは泰有社さんが今まで色々な経験や実績を積み重ねてきたからこその免疫も感じつつ、クリエイターとしての僕らを信じてくださったのはすごくありがたいことだと思っています。

伊藤さん:他と同じことをやっても仕方ない、という感覚はものすごくあるんですよね。タムロバの企画は本当にたくさんの方から言われました、「そんなの都内でもないよ」って(笑)。

ウエスギ:どこまでオープン性を持たせるかについても議論しましたよね。企画を詰めていく中で、豊島区のトキワ荘じゃないですけど、若者がこの1年を通過することで、横浜の新しいアーティストやクリエイターとして関係性を築くような場所にできればいいなと。対話をしながら共に暮らし、それぞれの異なるエッセンスをコラボレーションさせ創作活動を行う。そうすることで、より深く、新しく、面白いものが生まれるんじゃないかと考えました。

泰有社さんはこれまで、ビルの共有部を活用したイベントなどを開催することで、個々で活動することの多いアーティストにもコラボレーションが生まれるように仕掛けてこられた。それを次は住まいの中で、こちら側が主体で運営しなくても繋がりが生まれるシェアハウスをデザインしたい、というのをさわだと話した記憶があります。そのうえで、住人がより活発にコラボレーションする機会を誘発できるよう、「ゼロフェス」という1年間の集大成を披露する場を設けようという話になっていきました。

さわだ:とにかく花火をぶち上げて燃え尽きようというところから始まって、それは何かをみんなで創り上げることかなと。そしてそこに思いきり集中するのであれば、入居を1年間限定にしてしまうのも不動産のこれからの形としてありかもしれないよねという感じでした。僕のイメージのなかでゼロフェスは、歌い手さん、ダンサーさん、絵描きさんなど色々なジャンルのアーティストやクリエイターが一つのステージの上で交じり合うカオスな舞台のようなイメージです。それに対するスポンサードを企業から受けるようになって、毎年どんどん発展していく流れになったら面白いと思っています。

1期生の皆さんはプレッシャーだとは思いますが、個々で創作をするのではなくコラボレーションして共に創る=共創が生まれてほしいというのは強く思っています。「これがゼロフェスだ!」っていう土台ができると、それが広告になって、次の年に入居したい人たちも集まってくる。花火大会のような、弘明寺の風物詩になってほしいですね。

「日本に行くならまず弘明寺へ」と言われる街に

伊藤さん:タムロバがあるGM2ビルの他フロアには、アーティストさんのアトリエが入っています。そのうちのお一人である小泉明郎さんという世界的に有名な現代アーティストさんと先日話をしたときに、世界のアーティストたちが「日本に行くならまず弘明寺でしょ」と言うような世界観を創りたい、とおっしゃっていたんです。そうなると街の様相も変わってきて、例えば感度の高い人たちがカフェを開いたりして、どんどん街に入ってきますよね。「とにかく一般の人たちが来るように」ではなく、まずは「アーティストやってるなら弘明寺に行けよ」という風潮を作りたいとおっしゃっていて、それを聞いたときにすごいなと鳥肌が立ちました。

さわだ:素晴らしいですね。僕らも近い感覚はあって、最初の提案の中で「世界のGM」と書かせていただきましたが、成田から横浜を通り過ぎて弘明寺に来ちゃう、みたいなことが起きてほしいという思いがあって。今はまだアーティストやクリエイターのイメージが強い街ではないと思いますが、だからこそ面白いと思っています。

伊藤さん:関内でも感じたことですが、街を変えるというのはなかなか難しいことだと思うんです。ただ、弘明寺でいえば例えばこのGM2ビル、まずこの点を面白くしていく。そうするとその点は絶対に広がっていくと思うんです。関内ではまず泰生ビルという点を一つ作りあげ、次に泰生ポーチ、また次にトキワ/シンコービルという形で点を増やしてきました。まずは自分たちが頑張って濃い点として注目されるようになろう、と。そうして数年続けていると、近隣のビルも同じようなことを始めたんです。これってすごく面白いですよね。まずは自分たちがプレイヤーになって一つの点としてやっていれば、それがだんだん面になっていくんだなと感じました。

そのためにまずは泰有社がプレーヤーとして、ニューヤンキーノタムロバやアトリエ、リノベーションできる賃貸マンションをもっと前面に出していく。そうして他の物件のオーナーさんがうちでもやりたいと相談に来てくれたら、街は少しずつ変わっていくんじゃないかと思います。「日本に行くなら弘明寺」には少し時間はかかるかもしれませんが、まずは自分たちがプレイヤーとして頑張っていきたいです。

さわだ:泰有社さんの取り組みがさらにクローズアップされていくなかで、アーティストやクリエイターが育っていくエコシステムのような循環が生まれていくとより良いなと思っています。僕が特に重要だと思っているのは、中高校生がフラッとアーティストやクリエイターに会いに来れる拠点ですね。放課後に立ち寄って自分の作品について相談したり、アーティストの作品に触れて刺激を受けたり、アートスクールのようなイベントをやったり。

そうして育った子どもたちがいつかニューヤンキーとしてタムロバに入居してくれても面白いし、アーティストになったとき弘明寺出身であることを誇らしく思えるような街の環境ができたらいいな。若い人たちがここに行ったらかっこいい大人がいる、自分たちもこうなりたいと思えるような施設をどんどん作っていくと、広がりが生まれるんじゃないかと思います。

ウエスギ:弘明寺は商店街もすごく活発で、シニア層も元気。20,30代の若い子たちが尖って新しい表現を生み出していくなかで、シニア層ともコラボレーションができたら、この街は多世代で面白いカルチャーを創っていけるんじゃないかと感じています。

この場所の創り手である3人の声を聴くと、「”共創型コリビング”ニューヤンキーノタムロバ」という名前には、彼らの強い思いが込められていることが分かる。社会に対する怒りのような悲しみのような、上手く言葉にできない感情を抱えた若者たちが、この場所に屯い、共に暮らし、そしてその感情をアウトプットする「何か」を共に創る。一年間という限られた時間の中で全力で創り上げた「何か」は、新しい文化の礎となり、これからの時代を築いていくのだろう。弘明寺が「新しいカルチャーの生まれる街」として世界から認識される、そんな未来への挑戦は始まったばかりだ。

後編では、実際にこの場所で暮らすニューヤンキーと伊藤さんの鼎談「この1年を駆け抜ける。共創型コリビングに住まうニューヤンキーの思い」をお届けします。

取材・文・写真/橋本彩香

トレーラーハウスもローンで購入可能!?小さな暮らしをより手軽に手に入れる方法

コロナの影響も相まって、価値観に様々な変化がおきている近年、場所に囚われず働くことができるようになった今、地方移住や、2拠点居住を始める方も多くなってきました。

かつては”別荘”といえば富裕層の限られた人のみが所有できるものというイメージでしたが、最近では、家よりも気軽に購入できるトレーラーハウスが別荘として選ばれ、幅広い世代から注目を浴びています。
別荘と言われて思い描く「
豪華絢爛な建物」ではなく、トレーラーハウスを利用した小さな暮らしだからこそ、こだわりを詰め込みながらも手軽に手に入れられるのが魅力となっています。

しかし、小さな暮らしとはいっても、土地探し、土地の購入、トレーラーハウスの購入からライフラインの引き込みなども含めると、建築物を建てるよりはるかに安いものの、それなりの出費はつきものです。

そこで今回ご紹介するのがトレーラーハウス購入ローン!
トレーラーハウスの購入費用も分割払いをすることで、より手軽に手に入れる方法をご紹介します。

|トレーラーハウスの購入にはどんな費用がかかる?

・土地購入費用
・トレーラーハウス本体費用
・車検登録費用
・牽引設置費用
・ライフライン接続費用

土地購入費用
ご自宅の庭に別棟として置く方もいれば、新たに土地を購入する方もいます。
トレーラーハウスは車両のため、市街化調整区域など建築不可の土地でも設置が可能です。

ポイントは、”トレーラーハウスの搬入経路は確保できるか”、”大きな高低差はないか”という点です。
トレーラーハウスは現地施工ではなく、完成品を搬入するため、道路幅は最低でも3m以上必要です。
また、大きな高低差があるとトレーラーハウスの水平を保つことができず、
大規模な整地が必要となる場合があるので、できる限り平坦な土地を選ぶのをお勧めします!

トレーラーハウス本体費用
トレーラーハウスのサイズ、内外装のグレードによって金額が変わります。
用途によってどのサイズが快適か、実物を見たり、体験宿泊をしながら、
トレーラーハウスのサイズを決めていきましょう!

車検登録費用
YADOKARIのトレーラーハウスは全て車検付きです。
車検費用とは他に、自動車税などの諸税とナンバープレート発行手数料などが必要です。

牽引設置費用
トレーラーハウスは車両重量が750kg以上の場合は、牽引免許が必要です。
ご自身で牽引免許を取得する方もいらっしゃいますが、最大3.5tものトレーラーハウスを牽引できる馬力のある車両である必要があるので、牽引業者に配送から設置までを依頼するケースが多いです。

ライフライン接続費用
トレーラーハウスで生活をするためには、電気や水道の接続が必要になります。
接続の際は、随時移動ができるように”工具を使用せず着脱出来る方式”で施工することがポイント。

また、道路からどのくらい設置場所が離れているかによって、接続費用が大幅に変わります。
土地から探される方は、ライフラインの接続費用も事前に確認しておくことも大切です。

|トレーラーハウスの購入に利用できるローンってあるの?

リサーチをした中で、トレーラーハウスに使えるローンを発見!その一部をご紹介します。

スルガ銀行さんでは、トレーラーハウスの購入時に利用できる専用ローンの取り扱いがスタートしたそうです!
これまでの初期費用の負担を大幅に減らすことで、より多くの方がトレーラーハウスのある暮らしを始めやすくなりそうです。個人用としてトレーラーハウスをご購入される方は、スルガ銀行さんの「トレーラーハウス購入ローン」をご検討されてみてはいかがでしょうか?

以下、スルガ銀行さんの「トレーラーハウス購入ローン」の商品ページから一部をご紹介します。

●ローンの対象となる費用(一例)
ートレーラーハウス本体費用
ーオプション費用(カスタム費用)
ー車検費用
ーその他諸経費(運送費等)など
ー牽引設置費用
ーライフライン接続費用

●融資額
10〜800万円まで

●金利
一律年利2.5%

●ご返済回数
6〜120回

●特徴
ー最短翌営業日で仮審査が可能!(別途、本審査がございます)
ーパソコンやスマホから24時間お申し込み可能!
ーコンビニやATMで繰り上げ返済可能!

※事業目的及び投資目的でのご購入にはご利用いただけません。
※事業者を介さない個人間売買でのご購入にはご利用いただけません。

|YADOKARIのトレーラーハウスではじめる小さい豊かな暮らし

トレーラーハウスのように、より小さく、より気軽に、けれども暮らしの幅は広く、夢は大きく!早速、トレーラーハウスのある暮らしをはじめてみませんか?
YADOKARIでは用途に合わせて様々なトレーラーハウスをご用意しております。

プロダクトページはこちら:https://yadokari.company/products

●Tinys INSPIRATION
20ftサイズ/シャワー・トイレ・ミニキッチン付き
本宅、別荘、ゲストルームにぴったりなスタイリッシュなデザイン

 

●Tinys Living
20ftサイズ/シャワー・トイレ・ミニキッチン付き
本宅、別荘、ゲストルームにぴったりな木のぬくもり溢れるデザイン

 

●STORK
12ftサイズ/水回りなし
アイキャッチにもなる近未来的な斬新なデザイン

 

●HAWK
20ftサイズ/水回りなし/カウンター付き
和を感じさせる移動できるオフィス空間

 

●METOS ASEMA
サウナトレーラー/薪ストーブ付き
どこでも本格サウナが楽しめるトレーラー

|YADOKARIのトレーラーハウスを見にいこう!

<トレーラーハウスの宿泊施設>
Tinys Yokohama Hinodecho
住所:〒231-0066 神奈川県横浜市中区日ノ出町2-166先
ご予約はこちらから⇨https://tinys.life/yokohama/
定休日:火曜日

<トレーラーハウス展示場>
Tinys Lab Hiratsuka
住所:神奈川県平塚市馬入2186付近
https://goo.gl/maps/iCTrcrVghjLPhq7UA
営業日:平日11~16時 ※完全予約制

|ローンについての詳細は専用ページへ!

詳しくはスルガ銀行のトレーラーハウス購入ローン専用ページをご覧ください。

トレーラーハウス購入ローン専用ページ

※ローンについての説明書は、スルガ銀行ホームページにご用意しております。
※本ローンはお客様とスルガ銀行との2者間契約となり、提携ローンではございません。
※本ローンの内容は、2022年9月1日現在での内容となります。

 

via: livingbiginatinyhouse.com

ニュージーランドの静かな森の中に、ポップな黄色い潜水艦が鎮座しています。このイエローサブマリンは、古い穀物サイロをDIYでアップサイクルしたもので、Airbnbで借りることができます。誰もが子どもに戻れる、遊び心の詰まったタイニーハウスです。

via: airbnb.co.nz

潜水艦タイニーハウスは、ニュージーランド北島のマナワツ地方の森の中にあります。キースとジェンの夫婦は、イエローサブマリンを作ることで自分たちの創造力を試し、ゲストに誰もが子供時代に戻れるユニークで楽しい体験を提供しています。

イエローサブマリンは、キースが子どもたちの前で何気なく、潜水艦を作りたいと言ったことがきっかけでした。それを覚えていた妻のジェンは、ある日見かけた古い穀物サイロの形が、潜水艦に似ていることをキースに伝えます。キースはわずか1ドルで穀物サイロを譲り受け、約3カ月かけて基本構造をDIYでリノベーションしました。

via: livingbiginatinyhouse.com

「そう、私はいつも機械が好きなんだ。元無線技師なので、メカニズムに対するスキルがあり、リサイクルにはかなり慣れています」とキースは語ります。「リノベーションの間は、インスピレーションを得るために子ども時代にタイムスリップしました」

潜水艦タイニーハウスは、もちろんビートルズのアニメ映画とそのサウンドトラックアルバム『イエロー・サブマリン』を思い起こさせますが、キースはほかにも3つのテーマをもとにしていると言います。第二次世界大戦のドイツ海軍の潜水艦Uボート、冷戦時代を描いた『レッド・オクトーバーを追え!』のソビエト潜水艦、そしてヴィクトリア朝のスチームパンクに登場する潜水艦です。

レッドウッドの木々に囲まれた潜水艦タイニーハウスには、セルフチェックインで入ります。フロントハッチが電動でリフトして、エントランスドアが現れます。訪問者や子どもたちは、のっけからテンションが上がります。

via: livingbiginatinyhouse.com

隔壁ドアから中に入ると、スチームパンクやビートルズ、スパイ映画の要素が散りばめられた遊園地のような空間が現れます。室内の宝物のすべてが、独自のストーリーを持っています。ほとんどは安価なもので、リサイクルされた素材を利用しています。

階段側面の古い配電盤ボックスには、ホストに電話をかけるためのインターホンが隠されています。

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ヴィクトリア朝の雰囲気に合わせた、チェスターフィールドのアンティークのソファは、ゴージャスな存在感を放っています。上のビンテージの米国海軍の潜水ヘルメットは、見つけるのに時間がかかったものとのこと。

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実用的なギャレーキッチンは、リサイクルショップで見つけた古い化粧台をカスタマイズしたものです。

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シャワールームの床には、壊れたスーツケースのプラスチックを利用しています。バスルームには本当に機能する緊急脱出用ハッチもあります。

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2段ベッドにはダブルベッドが2つ備えられ、最大4人が宿泊できます。

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階段の上には、管制タワーがあります。キャプテンチェアの横には、電波傍受のためのジャンク品が備えられています。

via: livingbiginatinyhouse.com

キースはリノベーションの費用について「グラスファイバー製の穀物サイロの1ドルから始まったのですが、最終的には2万NZドル(約150万円)かかってしまいました」と語ります。

潜水艦タイニーハウスは、Airbnbで1泊199ドルで借りることができます。潜水艦内部では携帯電話やインターネットは使用できないとのことです。

via: airbnb.co.nz

ニュージーランドの夫婦は「裏庭に大きなおもちゃがあるような気がするので、いつでも子供時代に戻ることができます。ゲストが残した宿泊ノートの感想を読むのが、何よりの楽しみです」と語ります。

潜水艦タイニーハウスは、冒険好きの子どもから、ビートルズファンやスパイ映画ファンの大人まで、泊まってみたくなる遊び心満載の宿泊施設です。

Via:
livingbiginatinyhouse.com
airbnb.co.nz

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北欧の草原の美しい風景に、ひっそりと佇む建築物があります。窓のない格納庫のような建物は、甲虫が鎧を閉じてじっと時を待っているかのよう。絵画のような景色に、かすかに聴こえるのは風と波の音だけです。

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このボートハウスは、デンマークのスヴァレルプ・ストランドの水辺から20メートルのビーチに位置しています。デザインしたのは、コペンハーゲンを拠点とする建築スタジオ WE Architecture。2009年にマーク・ジェイとジュリー・シュミット・ニールセンの若い2人によって設立され、コラボレーションとユートピア的なアイデア、視覚的デザインを特徴としています。

ボートハウスは、個人のクライアントのために建設され、非常にシンプルでありながら、実用的で多機能であることを目指しています。クライアントは、ボート、バイク、カヤック、釣り道具などを収納するだけでなく、座って夕日を眺めながらくつろぐことができ、夜はゲストに泊まってもらえるプライベートスペースとして使いたいと考えていました。

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WE Architectureは、耐風性と湿気に強いシダーウッドを建材に使用し、ファサードに幻想的なシルバーグレイの風合いを与えました。ボートハウスは、すっきりとしたフォルムを保つために窓を設けずに造られ、オブジェのようにランドスケープにニュートラルに溶け込んでいます。

壁の扉を跳ね上げると、タープのように日差しが遮られ、リビングスペースが外に向かって大胆に露出します。固く閉ざされた鎧が開いて、光と一緒に人の温もりが感じられるように印象が一変します。

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東向きの壁には、様々な道具を収納できる棚や収納が設けられ、格納庫としての機能を提供します。

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ボートハウスの内部は、1つのオープンルームになっています。梁を露出させたリビングエリアは、シンプルな生活を楽しむミニマムな空間になっています。ロフトに通じるはしごや棚、柱、梁が、水平と垂直のラインの心地の良い構図を生み出しています。

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コンクリートの床は、木の温もりと絶妙なコントラストを醸し出し、近くの砂地の海岸線にまでボートハウスを拡張しています。西と南には延長された床でテラスエリアが設けられています。

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絵画のなかの建築物は、久々の御開帳のときの自由な風を想像するとワクワクします。自分だけのミニマルな水辺のボートハウス、大人のロマンを感じます。

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こんにちは、鶴川団地コミュニティビルダーのおすずこと鈴木です。

鶴川団地の生活も、あっという間に1年が経ちました!

住み始めた当初は鶴川ってどんな所だろう、団地暮らしってどんな感じだろう…?

本当に未知な状態でのスタートでしたが、1年数ヶ月が経った今、鶴川や団地暮らしの魅力を色んな側面で発見し、実感することができました。

例えば、団地の商店街。

広場に行くと子どもたちが遊んではしゃいでいたり、その近くでママ友さんたちが井戸端会議をされていたり、お店にはお肉屋さんや八百屋さん、酒屋さんにケーキ屋さんと、商店街では日常的に賑わいを見せてくれています。

そして、団地の住民。

私が通勤で利用しているバスでの出来事ですが、何度かこれまでに「初めまして」同士でも挨拶を交わしたり、そのまま他愛のない会話が弾むことがありました。

また、冬の時期に鶴川団地に雪が積もった際、石橋と二人で雪だるまを作ったことがあったのですが、作っている最中に、ある住民の方の目に止まり話をかけられて、談笑する場面を経験することも。

そして、団地周辺にある名所やお店の存在。

これまでの暮らしレポートにて何度かご紹介してきましたが、「武相荘」「beams farm」「オーク・ガーデン」など、特色のある興味深い場所やお店が鶴川には点在しています。

私たちの団地暮らしも充実し、徐々に周辺の方々との関係性もできてきた中、いつもお世話になっている「夜もすがら骨董店」「ハ〜モニ〜ゼネラルストア」から蚤の市での出店のお話があり、いち出店者としてイベントに参加してきました!

セントラル商店街について

鶴川団地にはセンター名店街の他に、すぐ近くに「セントラル商店街」があります。

アーケードが真っ直ぐに延びており、それにしたがってお店を構えていて、センター名店街とはまた異なった表情を見せてくれます。

私たちの場合、このセントラル商店街にある「夜もすがら骨董店」と「ハ〜モニ〜ゼネラルストア」の常連として足を運ぶことが多いです。

今回は、6月11日(土)〜12日(日)に上記の2店舗が主催する「夜もす蚤の市」についてまとめたいと思います。

夜もす蚤の市について

ここで行われている蚤の市は面白くて、骨董品や古着雑貨だけでなく、食事、音楽、そしてタロット占いや似顔絵などのコーナーもあり、充実したコンテンツになっています。

40〜90年代のアメリカ古着や古雑貨、また昭和レトロな物を掘り出すことができたり。

エスニックなアクセサリーや服飾小物を取り扱っているところもあったり。

そして、私たちの物販スペースはアフリカ布!

石橋がアフリカのシエラレオネに行った際に入手したGaraと呼ばれる布は、現地の人たちによる手染めで、デザインも一枚一枚考えて作っているものなんだとか。

実は私たちがこの蚤の市に出店するのはこれで2回目ですが、なんと今回はもう一人も物販のメンバーに関わってくれました。

【鶴川団地 暮らしレポートvol.10】団地に興味があるという友人との対談 より

前回の暮らしレポートで対談をした、なっつさん。

彼女は中央林間にある工房「T-BASE」にて陶芸作品を作っており、お花と一緒に楽しめるものを持ってきてくれました。

【鶴川団地 対談インタビューVol.5】出会いはセントラル商店街 同世代で語り合う団地暮らしの良さとこれから より

 

以前、対談インタビューで登場した高師も一緒にパシャリ。

団地に住んでいる同世代と団地に興味がある友人が、こうやって繋がっていくのはとても嬉しいですね。

夜もす蚤の市の見どころ

なんと言ってもおすすめしたいのが、終日行われるフリーライブ。

夜もすがら骨董店の店主とおかみがバンドをやっているというのもあり、お二方はもちろん鶴川や町田などからミュージシャンが集まって、商店街を盛り上げてくれます。

店主とおかみが所属しているバンドSHIWASU club。

常連さんが率いるアイリッシュ音楽バンド。

他にも、色んなジャンルのミュージシャンが一緒になって始まるフリーセッション。

多彩なメロディやリズミカルな演奏など、表現豊かなミュージシャンたちの演奏は、この蚤の市ならではの見どころです。

蚤の市の雰囲気をshort movieに!

物販にとどまらず、色んな方との交流にも触れて、楽しく過ごすことができた2日間。

小さな子どもから大人まで、音楽に体を揺らしながら、賑わいを見せてくれる風景は、この地域の温かさや活気を感じることができます。

ちなみに、今回私は思い出の記録を写真ではなくほとんど動画で撮っていて、夜もす蚤の市の素敵な場面をなんとかムービーにしたいと思い、人生初の動画編集に臨みました!

夜もすがら骨董店のYou Tubeチャンネルにも上げてくださっているので、ぜひ覗いてみてください^^

第4回夜もす蚤の市 short movie
https://www.youtube.com/watch?v=FWlMQIPrvi0

 

地域に根付いた暮らしを堪能していきたい

団地暮らしを楽しみつつ、ご近所さん付き合いを楽しみつつ、地域の催しに参加をして楽しみつつ。

幸いにも、充実感を得た暮らしをしているなぁと感じています。

それはきっと、私たち自身が自分たちの暮らしをどうしていきたいか、ということを日頃からトピックとして考えているからなのかなと。

鶴川団地プロジェクト1年目では、鶴川の魅力に気づくところから始まっていきました。

2年目は引き続きその地域を知ること以外にも、住民の方や活動をしている方の思いやその地域の歴史、周辺地域のことも含めて深掘りして、奥行きある取り組みにつなげていきたいです。

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打ち捨てられた無数のトレーラーの墓場から、美しいモバイルホテルが誕生しました。見事にアップサイクルされた冷蔵トレーラーは、食品の代わりに人びとを温かく迎え入れます。

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Good Spotと名付けられたトレーラーは、ポーランドの建築事務所が、新しいモバイルホテルチェーンの一部としてアップサイクルする4つのユニットの最初のモデルです。

ポーランドでは毎年、使われなくなった等温冷蔵トレーラーが大量に放置されています。地元の建築事務所Znamy sięは、放棄されたトレーラーを、ポーランド初のモバイルホテルチェーン「Good Spot」のためのレンタル宿泊施設に改造しました。

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「このプロジェクトのコンセプトは、自由と旅と手軽さへの憧れです」と、Znamyは説明します。「Good Spotは、同名のホテルブランドのためにつくられたもので、自由に旅する機会を提供するとともに、エコロジーを提言するものでもあります。トレーラーをアップサイクルすることで、見捨てられていた無価値な存在が、新たなセカンドライフを手に入れることができるのです」

Good Spotは、どこにでも出現する移動式ホテルとのことです。人混みから離れ、従来の観光ではアクセスしにくい場所に設置されたポータブルトレーラーは、現代的な快適さを保ちながら、非日常的な体験を求める人たちに応えます。

リノベーションチームは最初に、オーバーホールの一環として、エクステリアをステンレス鋼で包み、クラシックなエアストリームのような外観に仕上げました。その後、エクステリアには木材が使用され、高床式の屋外ラウンジスペースから内部にアクセスできるようになっています。

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等温トレーラーは食品輸送に使用されていたため、快適な居住空間を維持するための高い断熱性能を備えています。トレーラーの構造全体も強化され、道路を何千キロも移動することができるようになっています。

33平方メートルのトレーラーには、設備の整った簡易キッチン、就寝スペース、バスルームがあり、短期滞在に必要なものはすべて揃っています。2つのベッドルームと2つの追加ベッド付きのリビングルームがあり、最大6名を収容できます。

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内部には、冷蔵庫、IHコンロ、食器洗い機、電子レンジを備えたキッチン、大型ワードローブ、32インチのスマートテレビ、暖房機能付きエアコンが備えられています。キッチンは、庇のある屋外ダイニングテラスにつがっており、外の空気のもとで食事が楽しめます。

高速インターネットを備えたリモートワークステーションとして、ワーケーションにも利用可能です。ペット同伴可の特典に最も惹かれる人もいそうです。

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トレーラーに足を踏み入れると、木をふんだんに使ったインテリアから居心地の良さと温もりを感じます。特注の木製家具は壁一面に配置され、十分な収納と座席を提供します。「レイアウトは、キャンピングカーによく見られる、狭い空間を最大化する方法として、すべての設備を周囲に配置する方法を採用してしています」とのことです。

インテリアには、キッチンとリビングにまたがるオープンシェルフを配置し、豊富な収納を実現しました。

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2つ寝室は、それぞれトレーラーの両端に配置されています。

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白い壁と木のアクセントで囲まれたトレーラーに、黒いフレームの窓がポップに映えます。

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リビングとスリーピングエリアには大きな窓を設け、自然光をふんだんに取り入れることで、より広々とした空間を演出しています。

インテリアの大半は白で統一されていますが、キッチンの近くにあるバスルームは、冷蔵トレーラーであったことを思い出させる鮮やかなブルーに配色されています。遊び心あふれる色彩が施され、大きなレインシャワーが備え付けられています。

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モバイルホテルは、人里離れた独創的な場所に立ち寄ります。宿泊客は自然を満喫した後、快適で設備の整った部屋でゆっくり休むことができます。シーズンが終わると、Good Spotは車に引かれて、跡形もなくその場を去ります。

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Good Spotの素材の価値を高めて再利用するアップサイクルと、土地に負荷をかけない移動式住宅のコンセプトは、SDGs(持続可能な開発目標)に沿ったプロジェクトと言えるでしょう。

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京町家のうなぎの寝床よりも、さらに長いヘビの寝床か。ベトナムのホーチミンの中心部に位置する幅2.9mの細長いタウンハウスが、新しくリノベーションされた「303ハウス」。飛行機のキャビンを参考にした機能的なフロアプランと、外の喧騒から隔絶されたモダンデザインのプライベート空間が独特の魅力を放っている。

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「303ハウス」のリノベーションデザインを担当したのは、ホーチミンの若手建築事務所 sawadeesign。ホーチミンの典型的なタウンハウスは、幅よりも何倍も細長い構造のものが少なくない。これらの家の多くは、にぎやかな表通りに直接面しているため、外部の騒音やほこりに悩まされている。

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sawadeesignは、これらの問題を克服するために、混雑した都市環境と静かな休息スペースの間に、機能的な緩衝スペースのレイヤーを作成した。木の壁面の収納スペースの下部には、ペットのための通り道も設けられている。

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タウンハウスは、前面に広いソーシャルエリア、背面に寝室があり、奥に進むほどプライバシーが確保されるフロアプランになっている。プライベートスペースは大きなドアで仕切られており、外部からの騒音を低減し、長い渡り廊下のような通路は、寝室に入る前に空気をきれいに維持してくれている。

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木とベンチのある少し奥まったエントランスを入ると、壁掛けテレビやテーブルと座席のあるフロントエリアが現れる。

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sawadeesignは、シンプルでありながら快適な機能を備えた空間にするために、多くの不要な要素を排除。壁にはグレーの漆喰、床にはグレーのエポキシ塗装が施され、木の家具や壁材が温かみを与えている。

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「303ハウス」は、2.9mの狭い幅を最大限に利用するために、飛行機のキャビンのようなフロアプランを採用。これは、オーナーの息子と同じ航空会社で働いていたお母さんの仕事からインスピレーションを得たもの。飛行機の座席の間を歩くように、家の片側には身の回りのものを隠すための収納が並び、もう片側にはキッチンや椅子、洗濯機などの機能的なものが配置されている。

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小さなファサードにもかかわらず、透明な屋根パネルのおかげで、柔らかな光が内部空間にたっぷりと降り注ぐ。

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ベッドルームのあるプライベートスペースは、最初のトイレとシャワールームの扉の奥に隠されている。

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2つのベッドルームは、小さな木のある中庭スペースで隔てられている。ホテルのようなクリーンなインテリアが、空間に安心と落ち着きをもたらす。

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2つ目のベッドルームの奥の住居の最後部には、2つ目のトイレが配置されている。

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タウンハウスの正面は飛行機をイメージして、リベットを多用したステンレス製の折り戸で、機体から造られたようなデザイン。上に設置された有刺鉄線は、安全対策としてだけでなく、ベトナムのタンソンニャット国際空港のフェンスと同じモチーフとなっている。

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間口の狭い細長いタウンハウスを、飛行機のキャビンのようにモダンにリノベーションするというアイデアが秀逸だ。奥に進むにつれて静けさが増すフロアプランは、住む人の心に寄り添った優れた建築デザインではないだろうか。

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3,000メートルを超えるイタリアアルプスの急峻な尾根に、情熱的なアルピニストのためのシェルターが岩に張り付くように置かれています。長時間の厳しい登山でアクセスできた者には、息を呑む天上の絶景を静かに楽しめる時間が待っています。

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イタリアアルプス北西部のヴァルペリーネの山頂のモリオンの尾根には、マッターホルン、モンテ・ローザ、モンブラン、アオスタ渓谷南部の山々を一望する景色が広がっています。尾根全体を横断するには3日もかかるため、アルピニストにとって忘れられたルートになっていました。シェルターは、ルートを復活させるための休息所として利用されるよう設計されました。

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標高3,290メートルのモリオンの尾根に位置するシェルターは、アプアンアルプスで悲劇的な死を遂げた登山家、ルカ・パスカレッティ(Luca Pasqualetti)の名前を取り、「ルカ・パスカレッティのビバーク」と呼ばれています。

ビバークは、イタリアのトリノ工科大学の研究者・建築家であるロベルト・ディニ(Roberto Dini)とステファノ・ジロド(Stefano Girodo)が設計。高度なプレファブ技術を有するLEAPfactoryと協力して、2017年7月から8月にかけて、オフサイトのワークショップでユニットを組み立てました。その後、チームは完成したコンポーネントを仮設の場所に運び、その間に高地にある設置場所の準備をしました。

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厳しい高山の気候は、建築家にとって大きな設計上の課題となりました。構造物は、マイナス20℃以下の気温、風速200kmの暴風雨、数メートルにおよぶ積雪などの過酷な気象条件に耐える必要がありました。

シェルターの構造は木と鋼の高強度複合パネルでできており、最終的な組み立てに必要なヘリコプターの飛行回数を減らすために、4つのコンポーネントに分割できるよう設計されています。

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コンポーネントは高品質の素材を使用しているため、耐久性に優れており、すべてのパーツがリサイクル可能で、エコロジー認証を取得しています。

© Roberto Dini via: dwell.com

山頂への移送を待っている、究極の機能性を持つコンポーネントは、インスタレーションアートのようです。

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プレファブのコンポーネントはヘリコプターで吊り上げられて運ばれ、2018年9月10日に地元の高山ガイドのグループの協力のもと1日で設置されました。

© Stefano Girodo via: dwell.com

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ビバークのシャープなエッジはモリオン尾根のギザギザとした岩の風景にフィットしています。建物の金属被覆は山脈のグレーの色調に溶け込み、インテリアは木製パネルで裏打ちされ、保護シェルとは対照的な居心地の良い美学を生み出しています。

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ビバークの入り口は建物の中央に配置され、13平方メートルの内部空間をスリーピングエリアとリビングスエリアに分割しています。風や降雪から保護するために、周囲に張り出したフレームの中にセットバックされています。

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東側の切妻のファサードに設けられた巨大なパノラマウィンドウからは、室内を暖かく保つための十分な日光が差し込み、イタリアアルプスの風景を一望することができます。

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リビングエリアには、8人掛けのテーブルがあります。サイドボード、調理台、バックパックや登山用品を収納するための壁に組み込まれた収納スペースもあります。

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スリーピングエリアはシェルター後部にあり、2つのベッドプラットフォームにマットレスを敷いて8人まで寝ることができます。小型バッテリー式ソーラーパネルが搭載され、最低限の照明を確保しています。

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プレファブのビバークは、環境への影響を最小限に抑えるように設計され、永続的な基礎なしで金属製の台座を介して岩に固定されています。ビバークのライフサイクルの終わりには、地面に痕跡を残さずに撤去することができます。

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決死の努力でたどり着いた者だけに許される絶景。まさに究極の体験をもたらすタイニースペースです。

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今回の舞台はアメリカ合衆国。

アメリカ一の都市とされるニューヨークを本拠とするデザイン会社の「HANNAH(ハンナー)」とカーネル大学の建築学の教授助手が共同で制作に関わった。

このスモールハウスの名前は「Ashen Cabin(アシェン・キャビン)」

建設された場所もニューヨークではあるが、中心からは離れた森の中だ。

基本的にこのスモールハウスは3Dプリント技術を使って作られた。非常にロボティックな感じもしつつ、形としては杓子定規な感じはなく、非常にユニークで、木材も使われ有機的な感じもある。

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建物を支えている支柱も3Dプリントによって作られている。
よくみると水平のレイヤーで積み上げられた線が見え、実際に3Dプリンターで作られたことがわかる。

支柱の一つは長く、それがそのまま煙突となっており、まるでおとぎの国にいるかのようなクリエイティビティを感じさせてくれる。

そして、この3Dプリンタの支柱に支えられるかのように、このAshen Cabinは立っている。

外壁や内装に使われているこの木材は、実はアオナガタマムシにより、傷ついていてもまだ使えるトネリコの木を使用している。

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アオナガタマムシとは2002年ごろに貿易などの往来によってアメリカにやってきた外来種で非常に侵略性が高く、現在アメリカ国内の87億本ものトネリコ木々の生存を脅かしており、その数はニューヨーク州だけでも1/10の数になってしまった。

一度アオナガタマムシがトネリコの木に住み着くと、そこを腐らせてしまうか、活動エネルギーによって燃やしてしまう。
そして、そのどちらのシナリオを辿ったとしても、大気中にCO2を放出してしまうのだ。

あえて、ダメージを受けたトネリコの木を使うのは、それ以上CO2を放出させないためということと、木材として伐採され続けている木をこれ以上減らさないためと2つの大きな社会的意義がある。

また、通常なら「もう使えない素材」というものを使えるように、使いやすくすることは3Rの根本でもあり、環境問題に対して非常に効果的だ。

この家がAshen Cabinなのもトネリコの木(ash tree)から由来が来ていたのだ。

また、我々が普段使っているコンクリートに関しても、世界のCO2排出量の8%はコンクリートから発生しているものとされており、非常に膨大な量のCO2を排出していることがわかる。

その点においてもこのAshen Cabinは3Dプリント技術を効果的に使うことによって、必要な場所にだけコンクリートを正確に「置いていく」ことができるため、コンクリート作業の無駄を減らすことができるのだ。

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実際に中に入ってみるとリビング、寝室、キッチン、個室などしっかりと生活に必要なスペースがあり、実用的だ。

床も3Dプリンタで作られており、積み重ねて作った跡がそのまま床の模様となっている。
結果的にユニークで、デザイン的にも優れたものとなった。

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この家のディティール(詳細)を見てみても非常に細かく、よくできている。
壁に関してもトネリコの木を段々に積み重ね、綺麗な模様を作りつつ、窓のフレームには黒の合板を使いコントラストを高めてスタイリッシュさを演出している。

このような精巧な作りを可能にしたのはやはりコンピューターの作りで、イレギュラーな形の材木を一つ一つどのようにカットして組み立てていけばいいかエミュレートしていったのだ。

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家のデザイン全体としても、まるでトネリコの木から生えた枝をイメージし、アシンメトリカルにしていて、確かにこの家はトネリコの木の生まれ変わりのようだ。

3Dプリントや最新技術を効果的に使うことで社会問題や環境問題を解決する手がかりが見つかるかもしれない。

 

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ここは北欧のフィンランド。
首都のヘルシンキから北に400km、車で5時間ほど走った場所にSalamajärvi National Park(サラマヤルヴィ国立公園)という場所がある。

多様な海水湿地帯があり、鹿が1000ほども生息していることで知られる自然豊かで美しい国立公園だ。
77kmものトレッキングエリアがあり、その周りにキャビンやテントなどが点在するエリアだ。

フィンランドは首都のヘルシンキなどの大都市を除き、家が隣と密接して建てられているということが少なく、一件一件が離れて建てられているということが多く、ご近所のところまで挨拶に行くのに何kmも歩かなければ行けないというのが普通にある。

そんな、住宅事情があり、かつ、北欧神話根付く森の奥深く、周りの木に紛れてほっそりとした支柱に一本足で立つ小さな黒いキャビンが立っている。

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上から見ても周りの風景にしっかりと馴染んで隠れている。

この黒いキャビン、「Niliaitta(ニリアイッタ)」を制作したのはStudio Puisto(スタジオ・プイスト)

この高床式の作りは、この土地に古来から住む、遊牧民族であるサーミ人の昔からの知恵であり、日本の高床式と同じく、食べ物を保存するために当時としては最適な設計だった。
そこから着想を得て、この高床式のデザインを採用した。

このように基礎を作らずに高床式にすることで、工数を減らし、周りの自然への影響を極力減らすことができるので、環境にも優しい。
また、柱となっている木も現地から採取したもので、カーボンフットプリントをできるだけ出さないように工夫して作られている。

建設する場所に関しても、もともと生えていた木をなるべく切らないように建設できる場所をしっかりと選んでいった。

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正面からこのキャビンを見据えると、そのフォルムは形式的でもあり、非常にスタイリッシュな印象を受ける。
どんぐりを逆さまにしたどんぐりゴマのような形にも見える。

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高床式であるため、室内へのアクセスは長い階段を登った先にある。
わざわざ長い階段にしなくても良いのではないかと思う方もいるかもしれないが、この「階段を登って入る」という体験そのものが、このキャビンでの暮らしにとって大切なものなのだ。
大自然の中から、徐々に安全な場所に入っていくという安堵感は確かに儀式のように、ある種の神聖さを体感できるものだ。

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中に入ってみると白い木の壁が光を美しく反射し、非常に綺麗で整って、美しい。
よくみると壁に小さな縦模様が入っており、光の反射具合で様子の変わる壁を見るのも楽しみの一つだ。

大きな窓が正面の壁一面を覆っているため、中からでも外の景色を楽しむことができる。
また、窓のすぐ近くにベッドが置いてあるため、ここで寝転びながら、スカンジナビアの大自然の様子を楽しむことができる。
朝起きた時も自然光がここから入り込むため、自然に目覚めることができ、寒いフィンランドでも、日中を暖かく過ごすことができる。

インフラもしっかりとしており、電気や水道も使え、キッチン、シャワーもしっかりとある。
都市部に住んでいるのと同じ快適さで過ごすことも可能だ。

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このキャビンはKivijärvi(キビヤルヴィ)リゾートに建設される予定の25のキャビンのうちの一つで、一つ一つ違ったデザインを採用するようだ。
あるキャビンは地面に置かれたり、あるものは近くの湖の上に浮かべ、北欧サウナを併設する予定だ。

ここに来ることで、普段の社会関係や人間関係からいい意味で切り離され、しっかりと一人の時間を楽しむことができる。
小さくても豊かなミニマリズムの暮らし方がここ、フィンランドにしっかりと根付いているのだ。

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こんにちは、鶴川団地コミュニティビルダーの石橋です。

鶴川団地でのプロジェクトに携わるようになってから、身近な友人が「団地に興味があるんだよね〜」と相談をされることが増えてきました。

そこで今回は実際に団地暮らしに興味があって、現在引越しを検討中という友人の「なっつさん」との対談をしてみましたので、その様子をレポートにしたいと思います。

なっつさんは学生時代からの友人で、お互いに社会人になってからもたまに遊んだり飲みに行ったりする気の良い友人です。

なっつさんに「対談しなーい?」とメッセージをおくってみたところ、「オッ、した〜い!」とのお返事をいただきました。なんともおおらかな方です。

「じゃあ、今日、鶴川団地に遊びに来るかい?」なんて流れで、対談が実現することになりました。

団地のイメージってどんな感じ?

石橋:なっつさん、鶴川団地へようこそ。団地暮らしに興味があると聞いて、つい対談がしたくなったよ」

なっつさん:

久しぶり〜。団地ってなんかいいよねー。前に遊びに来たときに、商店街とか雰囲気がよくて、ずっと気になってたんだよね〜。

「夜もすがら骨董店」とかすごくいい!

引越したら、レトロな雑貨とか集めて行って「おばあちゃんの家」みたいな家具を揃えたいなって思ってるの!

石橋:わかる。昭和な感じでね!花柄のポットとか。

なっつさん:キッチン周りとかは特に!ホーローのお鍋に「あっカレー焦げついちゃったっ」とかやりたいなって!

それもあって、古めの物件とかに結構興味があるの。


石橋:ここは築54年?くらいかなー

築年数はすごいけど、特別不便なことはないし、収納もめっちゃあるし住み良いよ!そう言えば、私らがここに住み始める前に、団地に住むっていう選択肢ってあった?

なっつさん:なかったかなー。団地がどこにあるかも、あんまり知らなかったし、社宅とかのイメージだったから簡単に住めるイメージもなかったかも。特別に住める場所みたいな。

石橋:実際、そういう団地も多いしね

なっつさん:小さい頃の思い出として、「団地に住んでる友達いいなあ」っていうのは、あった。子供が多くて、ご近所さん同士でワイワイして楽しそうだなぁみたいな。団地があって、公園があって、友達がいて。あ、「耳をすませば」のイメージ!!あと、物語りでいうと重松清みたいな感じ!

団地って案外身近な存在だったし、あの中にカルチャーがありそうというのは漠然と思ってたかも。

家族!!近所のつながり!!公園!!夕焼け!!みたいな笑

石橋:同じ団地でも昭和と平成で全然カルチャー違うかもね!

初期の頃の団地のアルバムとか見たら、夏祭りとか、団地内の大運動会とかもあったみたいで、すごい人の数だった!子供めっちゃ多いし、住んでる人も30代くらいが多そうだった。

モダンなライフスタイルへの憧れとか、高度経済成長の熱気とか。そんな雰囲気!

ご近所っていうのが大事なんだよね

なっつさん:地域のコミュニティ的なところも結構興味あるんだよね
昔地域の自治会のイベントとかよく参加してたし

石橋:地域の自治会のイベントって何やるの?

なっつさん:お祭りとかが多いけど、自治会館に行って遊んでたりもしてたし、キャンプとか山登りとか!

石橋:山登りとかあるんだ!

なっつさん:大山参りとかね!豆腐食べたりして笑
小学生だったけど、おじさんたちおばさんたちと山登るのたのしかったんだよね
全然、普段は他人ではあるんだけど、ふと「元気かなー」とか思いをはせられる相手がいるってうれしいことだなぁって。
今で言うと、コロナで在宅な時間が増えて、人と会う時間が減ると精神的に辛い〜ってなることが、この2年間くらいで感じることが増えてきた気がしてるから、商店街とかでラフにお喋りできる感じとかがあるとそれだけで救われる気がしてる!

石橋:それは確かにあるかも。
お店とか、友達とか、地域のイベントとか、身近に話し相手がいるのって結構大事だよね。
この間、団地でドンド焼きがあったんだけど、下は幼稚園、小学生くらいの子が団地の周りからも来てたなー。自治会の大先輩方がドンド焼きの火で焼き芋してくれたりして、子供たちにはマシュマロまで用意してて、若者にはちょっとした飲み物のお振舞いもあったりしてね!

なっつさん:粋だなあ。
ずっと一緒に過ごすわけではないけど、会った時にそういうコミュニケーションが取れるのは結構理想的かも!

石橋:他に気になってることある?

なっつさん:あ!20代くらいの人っているの?
若い人がいるって分かると住みやすいかも〜

石橋:いるよ!この間、夜もすがらの常連さんで、20代のお友達ができて、お家に遊びに行かせてもらったよ。
内装とかうちと違ってもっと団地感あったなー。
キッチン周りとかメッキ感あって懐かしい渋い感じ!
若い人がいたらいいなっていうのは感覚としてあるんだ。

なっつさん:あるねー。

石橋:どれぐらい?

なっつさん:これくらいーーー!!!

石橋:結構あるね!!笑笑

なっつさん:なんか、あまりにも若い人との接点が少なくなると、自分たちの世代のメインストリームから離れすぎちゃうかもみたいな不安がちょっとあるかも。
上の世代との交流もめっちゃ魅力的だけど、落ち着きすぎちゃったらどうしよう。攻められなくなるかもみたいな。
でも、そこで自分の中に新しい感性も生まれそうみたいな期待もあるし、そのバランスが取れたらめっちゃ魅力的かも。
最近、家の近所の陶芸教室に入り浸ってるんだけど、そこもおじいちゃん世代の人たちと、若い作家の人たちが共存していてすごく良いバランス感なんだよね。
世代間の絡みがあってお互いに良い刺激をもらう感じが好きで、そういうのもいいよね。

石橋:世代間の交流は面白いよね。
個人的には、鶴川団地麻雀倶楽部にはちょっと興味あるんだよね!シェアできるコンテンツがあるのって結構魅力的だなと思っていて。
役すら覚え切れてない素人だけど笑
一回も行ったことないからどんな年齢のバランスかは、未知数よ笑

なっつさん:コンテンツがあるのは確かによさそう。
バランス結構大事だと思ってて、結構前だけど、引越し先の選択肢として、ソーシャルアパートメントとかも考えてた時期もあったんだよね。

石橋:やっぱり気にはなるよね。

なっつさん:いろんな選択肢の中で、在宅ワークが多い中でのひとり暮らしは、やっぱりちょっと寂しいかもしれない。人との交流がないのはもったいないかもしれないと思って調べてた。
でも、いろいろ調べていくにつれて、「ちょっと思ってたよりも距離感近いかも」って思うようになって、「もーうちょっとだけ距離欲しいかも」みたいな。すごく微妙な差なんだけどね。
その点、団地ってやっぱり理想的なめっちゃちょうどいい距離感のコミュニティな気がしてるんだよね。

石橋:なるほどね!
パッと会いやすいし、もしその時、「ごめんまた今度で」ってなっても、次のチャンスもそう遠くなさそうだよね!
コロナで遠出とか遊びに行く機会が減って、半径2kmくらいで過ごす休日とか増えて、より地域を大事だなって感じるようになったかも。
コロナ禍で孤独を回避する上で、2km圏内くらいの中での関係性的な豊かさとか解像度の高さが重要みたいな。

なっつさん:団地の友達って、ちょっと歩いて遊びに行ける距離感なのがすごくよさそう。

石橋:ではでは、お待ちしております。今日は対談ありがとう!
お礼に、カレー作るから、花柄のホーローの器でお裾分け持っていくね。

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