収入のうち、大半が住居費に消えてしまうことはよくありますよね。近年、小さな家を検討する人が増えてきているのは、「少ない費用で自分の家を持てるかもしれない」という思いもひとつの要因かもしれません。限られた収入で、土地を買って、家を建てようかと悩まれる方への完璧な答えはないけれど、これからご紹介するカリフォルニアのビーチにあるモダンなビーチハウスがヒントになるかもしれません。
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高品質な商品住宅を提案する「casa」シリーズの新商品「casa cago」は6畳のミニマルな平屋ユニット
6畳間。日本人の生活感覚に一番フィットした「空間の単位」は6畳なのではないかと私たち「YADOKARI」は考えます。
「初めてもらえた子供部屋が6畳間だった」「初めての一人暮らしは、6畳間とキッチン付きの1Kアパートだった」という方も多いのではないでしょうか。6畳という空間には、「あの家具をこう配置しよう」という想像が及びやすい不思議なリアリティがあるとともに、ある程度は持ち物のスリム化が必要なセンスも求められます。ミニマルな生活にも相性の良い間取りなのです。
2017年、そんな6畳間同士を自由につなげて住まいをつくることができる「casa cago」が誕生しました! しかも、6畳間そのものがひとつの平屋スモールハウスとしても使えるのです。そのうえお値段もリーズナブルなのだとか。
これは見逃せない! ということで、6畳の可能性を自由に組み合わせてつなげられる「casa cago」というユニットハウスを実際に体験するために、 YADOKARIが「SHARESラグーナ蒲郡」に行ってきました。
泊まって住み心地をを実体験できる住宅展示場「SHARESラグーナ蒲郡」

三河湾からの潮風を感じられる住宅展示場「SHARESラグーナ蒲郡」 写真:東涌 宏和(本特集ページ全て)
「SHARESラグーナ蒲郡」は、ヨットなどのマリンスポーツも盛んな三河湾のほとりに建てられた住宅展示場です。風光明媚な海を目の前にした贅沢な立地ですが、「贅沢」なのは場所だけではありません。なんと家を見学するばかりではなく、実際に宿泊して住み心地を体験できるという欲張りなオプションも選べるのだとか。今回、この「SHARESラグーナ蒲郡」で「casa cago」の実物を見学しながら、プロジェクトを手掛けた株式会社シンカ(以下シンカ)畠孝二郎さんとカーサプロジェクト株式会社(以下カーサプロジェクト)山口智之さんにお話しを伺うことができました。

カーサプロジェクト株式会社の山口智之さん(左)と株式会社シンカの畠孝二郎さん(右)
西三河を拠点として注文住宅・新築住宅を手掛けるシンカは、お客さまから「要望をすべて叶えてくれた!」とのフィードバックも多い地域密着型の建設会社。そんなシンカが、全国の工務店をネットワーク化(カーサプロメンバーズ)して「casaシリーズ」という商品住宅をクリエイトするカーサプロジェクトとタッグを組んだことが非常に興味をそそります。オーダーメイドのイメージが強い注文住宅と、ある程度規格の決まった商品住宅。二社が得意とするその2つのコンセプトは、「casa cago」の中でどのように活かされているのでしょう。
シンカとカーサプロジェクトのコラボレーション

カーゴ同士を少しずらして向かいわせているので、窓からの風景にも開放感が
「シンカは、“世界にひとつだけの家を作ろう”を合言葉にした、どちらかというと完全注文住宅の会社です。でもお客様の注文をただそのまま受け入れているだけでなく、要望を100%取り入れたうえでデザインや機能で整える提案型のスタイルをとっています」そう語るのは、シンカの畠さん。
そんなシンカの技術や企画力に注目したカーサプロジェクトがこの「casa cago」の企画を持ち掛けたのだそう。カーサプロジェクトのほうでは「シンカさんに断られたら、この企画は無かったことにする」という程の惚れこみようだったのだとか。
「場所柄としても、実績からいっても、シンカさんしか考えられませんでした。シンカさんにOKをもらえたらから動き出した企画なんですよ」とカーサプロジェクトの山口さんが語ります。
では、そんな2社がコラボレーションした「casa cago」の概要を見ていきましょう。
組み合わせ自由自在の6畳ユニット「casa cago」

水平方向に細長い窓は、採光とプライバシー保護が両立できる
カーサカーゴという名前は、「cargo」(貨物)と、かご(籠)をイメージして作られた言葉。カーゴと呼ばれる建物が3640mm×2730mmの6畳一間からできていて、そのカーゴをつなげたり自由にレイアウトできたりするユニット式なのです。

庭での家族だんらんが楽しめそうなウッドデッキ

開放的な露天風呂だって設置できる
今回この「SHARESラグーナ蒲郡」に建てたモデルハウスは8戸の6畳カーゴを連結し、中央にウッドデッキと露天風呂を設置した贅沢な造り。
「両方の建物のウイングに対して真ん中をウッドデッキでつなぐ中庭形式にしています」
「このスペースは最初は付ける予定がなかったんですが、『あ、こんな風にもできるんだ』ということに気付いてもらえるよう設置してみました。私たちの仕事って自由な住まい方へのヒントを提供することでもあると思っているので」と畠さんが語ります。

ダイニングとリビングの様子。大型の家具を設置しても狭さは感じない
そしてウッドデッキから海を背にして右側には、広々としたリビング・ダイニング・キッチンの空間が。ここは3戸のカーゴをつなげて18畳分の間取りになっています。規格が決まっている「casa cago」は、建物同士の壁を取り払ってユニットを作りやすくアレンジが自在なのだとか。

調理者も会話に参加できるオープンキッチン
「6畳ユニットなので、6畳を例えば7畳にしてくれというと、コストが高くなると思います。でも、6畳ごとの組み合わせであれば、もう構造も連結しやすく決めてあるんです。材木屋さんとカーサプロジェクトさんの間で提携をしていて、図面も一番効率のいい内容を描いてもらっています。プレカットというものですね。そういった部分でもコストを削減する工夫を行っているんです」と畠さんは自信を見せます。

収納力たっぷりのクローゼットを作りつけることもできる
アレンジができるのは連結ばかりではなく、室内にクローゼットなどの収納を取り付けることも可能です。カーゴ内の6畳のスペースを、好きなように分割して使うこともできるのです。もし希望があれば、寝室にクローゼットのみならず水回りを付けられるオプションがあるのだとか。ある程度の規格がある中で好きにアレンジを楽しめるという、まさに注文住宅と商品住宅の良いとこどりを楽しめるわけです。

自動湯沸かし機能付きのバスルーム

清潔感があり広々とした脱衣所兼洗面所
もちろん、「casa cago」には浴室だって作れます。洗面所に洗濯機置き場も付けられて、快適性も自在にデザインできるのです。

杉板を張った温かみのある壁と、白くすっきりとした印象の漆喰の壁
「ユニークなアイデアだけでなく、お客様が快適に暮らせるスペックやクオリティを大切にしています。あとはカーサカーゴはメンテナンスがほとんどいらないというのも大きいなポイントですね。外壁に杉板を張って、あとは漆喰(しっくい)を塗っているので、基本はあまりメンテナンスはしなくてもいい状況です」
通常の家を建てる際、「メンテナンスの必要性」は施工主たちの大きな懸念なのだとか。そんな今までの顧客たちの声を反映し、カーサカーゴのエクステリアは極力メンテナンスをする必要がない造りを採用されているのです。
そんなフレキシブルで手間いらずの「casa cago」、予算も通常では考えられないほどの値段に設定されています。オプションなどの設定によっても変動がありますが、「SHARESラグーナ蒲郡」にあるモデルハウスの規模なら1500万円台での施工も可能なのだとか。
では「casa cago」は、具体的にどのような使い方を想定して生み出されたものなのでしょう。シンカとカーサプロジェクトのお2人に「住まい方の提案」をインタビューしてみました。
パーソナルな空間と家族の幸せを両立できる「casa cago」

「『casa cago』には隠れ家や秘密基地のような、男のロマンがあります」(畠さん)
——「casa cago」ならではの、住まい方の提案を教えて下さい。
株式会社シンカ 畠孝二郎さん(以下、畠):最近、お子さまがまだいないご夫婦2人でおうちが欲しいという方が増えているんですよ。通常の新婚さんは賃貸に住むと思うんですけど、家賃のことを考えると先に家を買ったほうがいいという方が結構増えてきていて。そういう方々がどういう家を建てるかというと、とりあえずリビングと1階に和室があって、2階に主寝室と子ども部屋2つ作ろうというのがパターンなんですよね。だけど、子ども部屋って本当に2つでいいんでしょうか。もしかしたらお子さん1人かもしれないし、3人生まれるかもしれない。そしてその部屋を当分何に使うんですかといったら、何も使い道ないですよね。だけども、将来のお子さんのためにつくるんです。子供が成長するまで10年間は要らないかもしれないのに。だったら10年後に増築すればいいのではないかと。最初は夫婦2人のために最小限の家を建てて、個室を離れでとっておくとかできればいいですよね。後に建物をつなげることができれば、そのときに必要なものを必要なだけ買うことができる。「casa cago」なら、そういうことが可能になるんです。
——離れにもできるのは面白いですね。
畠:「離れ」ということで言うと、親御さんとのこともあります。ゆくゆくは向かいにご両親のための離れをつくりたい。これも実際あります。

廊下からの風景。テラスと廊下の素材をそろえているので、視覚効果で室内が広く見える
——昔と異なり、現代は最初からライフスタイルや家族構成を決めなくてもいいという風潮に変わってきているので、その変化に「住まい方」がフィットしてくれるという「casa cago」は新しい提案ですね。
畠:そうですね。自分も家をつくって10年経つんですけども、子どもが高校生になったので、自分の6畳の書斎を子どもに譲ったんです。今、自分の部屋がないんですよ。そうすると、家に帰っても落ち着くところがないなと(笑)。だから庭にカーゴをひとつ建てて自分の書斎にしたいんです。6畳だけで十分で、別にトイレも水回りも要らない。そこで1日中、本を読んだり、誰にも邪魔されない空間を楽しみたいですね。
——家庭内に別荘がある感覚ですね。別荘と言えば、例えば軽井沢とかに別荘を建てると維持費がかかるので、土地だけ買って「casa cago」を置いておいておくというのも良さそうですね。
畠:それで十分だと思います。ここ「SHARESラグーナ蒲郡」のモデルハウスのように3カーゴでLDKを建てれば、別荘には十分ですよね。必要であれば、あと1戸つなげようとか、1戸だけ離れで置いておこうとかのアレンジもできますし。
カーサプロジェクト株式会社 山口智之さん(以下、山口):マルチハビテーションというか、二拠点生活みたいな。将来、そんな生活したいですね。
畠:たとえば趣味の拠点として、みんなでシェアをしたりもできそうです。

「成長した子供の誕生日にカーゴをプレゼントとか、かっこいいですよね」(山口さん)
——可変性があり、二拠点生活にも使える可能性がある「casa cago」ですが、他にはどのような提案ができそうですか?
畠:あとは家族と暮らしながらもパーソナルな空間を楽しめる家にできるんじゃないでしょうか。僕が今もし敷地を持っていて家を建てるんだったら、「casa cago」を4戸つくって、自分、妻、長男、長女それぞれに割り振ります。そして食事は中央のスペースで一緒に食べましょう、必ず1日1回はここに集まれと。あとはもう各自の自由。こんな使い方いいですね。だめ?
山口:いや、いいと思います!
——そのパーソナル・スペースへの思いというのは、家の中で家族それぞれの持ち物が混ざってくるのが嫌なんですか?
畠:嫌ですね。家をかっこよく建てたら、子どもが修学旅行で買ってくるお土産の置物とか置いてほしくないですもん(笑) 自分の好みで空間を統一したいんです。
山口:わかります。すごく共感できます。
畠:本来家というのは、一番自分らしく落ち着く場所じゃなきゃいけないと思うんですよ。でも、個人の趣味やこだわりの強い人って、家は落ち着かない場所になっているはずです。自分のスペースではなく、家族のスペースになってしまうので。

こんな家なら、きっと早く家に帰りたくなる
——ミニマリスト的に「個人のスペースの使い方を自分で再考する」ことを促すことになりそうですね。自分の6畳はこれと。
畠:そうですね。そしてリビングや寝室を完全に分離できるので、他の部屋で何かやっていても、自分の場所には全く影響ないわけです。
——面白いですね。1つの志向として、”広い空間を区切らない”というトレンドもある中、あえて区切ろうと。区切るおしゃれさもあるよねということですね。
畠:そうです。だから6畳でいいですよね。すごく落ち着く。
山口:すごくいいと思います!
インタビュー中お2人のお話はとどまることなく、次から次へと「あんな使い方」「こんな使い方」のアイディアが湧いてきていました。それほどにしっかり考えられて作られた「casa cago」は幸せな家ですね!
「SHARESラグーナ蒲郡」で、「casa cago」の宿泊体験

泊まって住み心地をを実体験できる、まったく新しいスタイルの住宅展示場
この企画者たちの想いが詰まった「casa cago」は、実際に宿泊して体験できる住宅展示場「シェアーズラグーナ蒲郡」にモデルハウスが建てられています。予約方法シンプルで、ホームページから申し込むことができます。この住宅展示場の目と鼻の先には、テーマパークやショッピングモールもある複合型リゾート「ラグーナテンボス」もあるので、レジャー感覚で泊まりに来るのも楽しそうですね。二拠点生活や、別荘のある生活もイメージできるかもしれません。

家族の幸せをつなげていかれる家「casa cago」
ライフスタイルの変化に合わせて、ミニマムなコストで家をアレンジできる「casa cago」。家にかけるコストが少なくて済むということは、それだけ時間や生活に余裕が生まれるということでもあります。その時間を自分のカーゴの中で静かに楽しんでも良いし、家族とカーゴの中庭で楽しむこともできますね。空間は6畳でも、楽しみ方の可能性は無限大なのです。家族一人一人の幸せまでもユニットできそうなこの「casa cago」に会いに、ぜひ「SHARESラグーナ蒲郡」に遊びに行かれてみてはいかがでしょうか。
資料請求お問い合わせ・施設概要はこちら
資料請求・お問い合わせ
「casa cago」の詳しい内容が知りたい、詳細資料が欲しい方々は、以下の「casa cago」専用HPよりお問い合わせ下さい。
「casa cago」専用HPはこちら
今すぐ「casa cago」の見積もりシミュレーションをしたい方はこちら
展示施設:SHARES ラグーナ蒲郡
愛知県蒲郡に誕生した、実際に泊まってライフスタイルを体験できる「SHARES ラグーナ蒲郡」。見るだけではなく、暮らしの体験をすることができる14棟のパビリオンと4棟の小屋が揃った、新しいかたちの住宅展示場です。「casa cago」の内覧・宿泊体験が可能です。
住所
〒443-0014 愛知県蒲郡市海陽町2丁目7−3
ACCESS
車でお越しの方:東名高速自動車道→音羽蒲郡ICより25分
電車でお越しの方:JR東海道本線 三河大塚駅下車 徒歩15分
受付時間
10:00〜18:00
SHARES ラグーナ蒲郡の詳細はこちら
SHARES ラグーナ蒲郡 HPはこちら

みなさんこんにちは、狩野です。先月、2013年より活動してきたSUKI JAPANを解散して新たに島コンジャパンという離島の出会いづくりに特化したチームを立ち上げました。
生まれも育ちも離島に全く縁がないですし、今も鎌倉暮らし。近いうちに島暮らしをする予定もありません。でも、SUKI JAPANを辞めても離島と関わり続けたいと思っていたことと、何よりも“島コン”の可能性をずっと感じていたので、どうしても続けたかったのです。
ちょうどタイミングよく島コンのアドバイザーの仕事依頼をいただいたこともあり、少しづつですが“島コン”に再び関わり始めました。
南国好き女子にお勧め! 2泊3日で奄美大島と加計呂麻島に行ける島コンツアー

島コンというとお見合い大作戦のイメージが強いですが、マリンレジャーなども楽しめるのでカジュアルに楽しめます。
沖縄と同じく亜熱帯海洋性気候の奄美大島。南国独特の生命力に溢れた木々が生い茂り、どこまでも青い海が広がる自然豊かな島で、島コンを開催することが決まりました。
しかも今回は、人口約6万人の奄美大島と人口約1200人の加計呂麻島、2島に宿泊することができるのです。2泊3日5食付、マリンレジャーも楽しめて15000円という価格は島コンだからこそ。
現地発着ツアーですが、東京や大阪からLCCで直行便も飛んでいるので離島初心者も安心して参加できます。
離島といっても島それぞれに個性があるので、島暮らしに少しでも興味がある独身女性は気軽に参加してみてください。
開催概要
日時:2017年9月8日(金)~9月10日(日)
開催地:鹿児島県大島郡瀬戸内町(奄美大島・加計呂麻島)
参加対象/定員:25歳以上の独身女性/10名
参加費:15,000円
※2泊、5食付き。マリンレジャー等アクティビティ代、保険料含む
※申し込み詳細はこちら
仕事をリセットした後、もう一度何かを始めるときのためらい
個人的なことですが、この春に会社員を辞めました。大学卒業後10数年、2度転職したものの毎日会社に通勤する生活を送ってきました。もともといつかは独立したいと思っていたこともあり、子供の保育園がなかなか決まらなかったことをきっかけに踏み切りました。

週の何日かは打ち合わせなどで東京へ行きますが、基本は鎌倉ベース。午前中は気持ちがいいのでカフェで仕事をすることも。
実際、この2年間鎌倉で暮らすことで、以前のように東京の会社に毎日通勤して働くというスタイルが自分にフィットしなくなっていたのも事実です。春からは、夫が代表をつとめる会社に籍をおいて、これまではサブで行ってきた地域のプロジェクトをメインのひとつにできるよう、仕事のポートフォリオを組み替え始めたところです。
気が付けば、高校や大学時代からの女友達の多くが結婚や出産を機に専業主婦になっていました。20代は休み返上、深夜まで働いていたような友人たちが会社を辞め、リセットも兼ねて子育てに専念しています。一方で、一度専業主婦になったら会社員経験しかないと「何かやりたくてもどう始めていいのかわからない」という声を多く聞くのも実際です。
「間借り文化」「イベントの多さ」が働き方の多様性を作る
鎌倉に住み始めて感じたのは、何かを始めるときのハードルが東京に比べて低いということです。
日本一イベントが多い地域と呼ばれるだけあって、一年中各所で多種多様なローカルイベントが行われています。イベントによっては運営側のボランティアスタッフを広く募集していたり、市民なら安く出店できるフェスなどもあるので、ネットワークがなくても比較的入りやすい環境があります。
自分で企画するにしても、内容次第ではお店の方が場所を貸してくれたり、協力してくれることも多く、個人経営のお店が多いからこそのフットワークの軽さを感じています。

近所のお店で金継ぎのワークショップ。金継ぎを習いたかった私に、同じく金継ぎを習いたかった店のオーナーが場所を提供してくれ、友人の「うるしさん」に教えてもらいました。鎌倉は暮らしへの意識が高い人も多いのですぐ定員に。
また、「間借り文化」というのもあって、お店の定休日や夜の時間だけ間借りして、飲食店やバーを始める人たちもけっこういるのも特徴的です。本業はアパレルの人が、週末夜だけコーヒースタンドでバーを始めたり、実際に間借りから独立して自分のお店をもつ人たちも。
YADOKARIでも以前インタビューが掲載されていましたが、自転車で移動しながらケーキ販売していた方も今は常設のお店を経営しています。経験や資金がなくても、リスク少なく始められる仕組みと、そういうものをおもしろがって受け入れる文化が根付いているのは、とてもいいなと思っています。

普段はコーヒースタンドが、週末だけ夜は間借りで立ち飲み屋に。店主の本業はアパレル。遅くまでやっている飲み屋が少ないエリアなので地元の人に重宝されています。今は移転してまた別の場所で間借り中。
鎌倉には、自営・会社員問わず本業に留まらない活動をしている人が当たり前にたくさんいて、そんな多様性ある生き方・働き方に影響されながら、私も自分なりのスタイルを模索しています。
東京から少し距離を置き探す、新しい働き方
我が家もそうでしたが「東京から少し距離をおきたい、でも仕事があるから東京に通える場所がいい」という人の選択肢上位に入ってくるのが鎌倉です。ただ、暮らしていくうちに居心地のよさから、少しずつ東京から気持ちも体も離れてしまう気がします。
そうして私のように会社員をやめて新たな働き方を模索したり、少しでも東京に行く頻度を減らして働く方法を考えたり、イベントや間借りから新たなことにチャレンジしたり。そうやって自然と場所にとらわれずに生きていく方法を組み立てられる、トライできるちょうどよい環境がここにはあります。

一度中止が決まった今年の鎌倉の花火大会でしたが、市民主導で開催されました。クラウドファンドでは1000万円以上集まったそう。私も微力ながら協力しましたが、地域の企業や住民のフットワークの軽さはさすがです。
同時に、東京から鎌倉に引っ越してしばらくたつと、もっと田舎に住みたい! もっと静かなところで暮らしたい! と変化していく人も周りにもいます。
実際に住んでみると鎌倉は年中観光客で混み合っていてランチするのも一苦労、物価も安いわけではないですし、待機児童問題も深刻化していて決して無条件に暮らしやすい場所ではありません。
東京と距離をおいて生業を整えられるようになれば、もはやどこにでも移住できるような気がするのです。
私も、数年後にはやっぱり島で暮らそうと思いたつかもしれませんし、そういう変化を楽しみにしながら暮らせる今の環境をとても気に入っています。
アメリカのあるところに、トレーラーに魅せられた少年がいました。きっかけは、彼の父親です。父親が裏庭で修復、復活させたビンテージもののトレーラーで、キャンプに連れて行ってくれたそうです。
少年にとってトレーラーは、テントなどのキャンプより手軽で、より自然を感じられるものでした。朝日で目が覚める。そんな体験に感動したそうです。その少年が大人になり、作ったのがこのキャンピングトレーラー、「HC1」です。
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廃業した商業施設の建物を再利用しようとすると、同じ用途で使おうと考えてしまいがち。 廃校なら手っ取り早く別の学校として再利用しよう。レストランなら新しいレストランのテナントに入ってもらおう、などなど。つい元の性格にとらわれて同じ使い道を連想してしまいますよね。
しかし、アメリカのフィラデルフィア州にある急成長中のアパレル企業は、ファッションとは縁もゆかりもなかった施設を自社ビルとしてリノベーションしました。そのスケールの大きさや、ファッショナブルに生まれ変わらせたセンスが話題を呼んでいます。 (さらに…)

(c)Kas Keerweer
オランダの首都アムステルダムの都会の真ん中に、人々から忘れ去られ廃墟のようになってしまった温室がありました。けれどボランティアたちの手によって生まれ変わり、今では市民の憩いの場として愛されています。そんな歴史を持つ温室を訪れる機会がありましたので、ぜひ紹介させてください。 (さらに…)
三輪車が好きだ。と言っても、子供用の三輪車じゃなくて大人の商売用の三輪車。ダイハツ「ミゼット」のレトロでポップなスタイル、タイやインドのトゥクトゥクにオートリクシャー。オート三輪のちょっと動物っぽい顔のフロントやコンパクトなボディに、なぜか心惹かれてしまう人は少なくないだろう。
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子供の頃に夢見たような、そして、映画『指輪物語』シリーズに出てきそうなツリーハウス。車でカエデや杉や松が生い茂る道を行くと、約2万平方メートルの森の中、地上から5メートルほどの高さの位置に、3つの大きな木製の球体が浮かんでいるのが見える。
このツリーハウスを造ったFree Spirit Spheres社は、世界で初めての、そして唯一の球体ツリーハウスメーカーだ。カナダのブリティッシュコロンビア州にあるバンクーバー島にあり、宿泊施設として運営されている。
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みなさん、こんにちは。
前回の記事で、二宮団地のお部屋にハンモックを付けたことをお伝えしましたが、私の周りの人々からの反応が割と多くてびっくりしました。ハンモックってやっぱりいいですよね(笑)
今回は、ハンモック以外でこだわった、私のお部屋のインテリアについて紹介します。
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通りから少し下がった斜面に建っているからか、四半世紀近くを経たアースカラーの外壁の成せる技か?隠れ家指数はかなり高めとみた。
物件概要
エリア:静岡県伊東市赤沢字下落合 価格:680万円
建物面積:18.78坪 敷地面積:138.84坪
間取り:2LDK
物件の詳細情報・お問い合わせはコチラ
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前回記事から「空白の半年」の間に、近所の山小屋を買うことに決めたり、ハワイのランニングレースで3位になったり、地域おこし協力隊としての仕事の任期が最終年度を迎えたりしていました。若岡です。改めましてよろしくお願いします。

冒頭の写真は晴れ渡っていますが、実は雨続きだったハワイ。ゴミ袋ポンチョがワイルドです。
「地域おこし協力隊ってなんぞや?」という問いにざっくりお答えしますと、田舎に住んで仕事をする国の制度です。任期は最長で3年、仕事の中身は住んでいる地域によって多種多様。上毛町では、移住希望者の窓口となる施設「ミラノシカ」の運営や情報発信、イベントの企画運営などが主な仕事です。
実は忙しい田舎暮らし
仕事ではないのですが、施設周辺の草むしりや集落の道路清掃、祭りの準備など1年を通して慌ただしく動いています。真夏の草むしりは、着替えが必須。替えのシャツを持っていないと、半乾きの雑巾のような体臭に耐えながら、その日を過ごさなくてはなりません。
「田舎暮らしでのんびり」というのは、真夏の暑さがみせる蜃気楼のようなものか、夢か幻ともいえます。田舎はけっこう忙しくて、肉体系です。

年2回の集落を挙げての草刈り。軽トラ数台がいっぱいになります。
そんな日常に追われつつ、僕の任期は来年3月。そろそろ仕事を探さなければと思っていた矢先、拾う神あり。それも神様は1人どころではありません。神々が多数おみえになりまして、多方で拾っていただけることになりました。ありがたや。

竹筒をつくる大家さん。シャツの汚れがワイルドです。
Web、紙媒体の執筆に加えて、遠隔でできるニュースサイトのディレクションなどなど。定期的な仕事のほかに、大家さんと一緒に墓前で花を生けるための竹筒をつくったり、同僚とフリーペーパーならぬフリーポスターを制作したりと、お金になるものも、ならない仕事も豊富です。
ちなみに、大家さんと一緒につくった竹筒は10セット売れました。いろんな稼ぎ方があるものだなあと楽しんでいます。
きっかけはひょんなところから
振り返ってみると、仕事はいつもひょんなところから入ってきます。僕の場合、ランニングが鍵になることが多いようです。上毛町で働き出したのは、ブラジル・アマゾン川の支流を走る「ジャングルマラソン」に出場したのがきっかけ。完走して帰国してから、YADOKARIに連載している三谷晶子さんにレースの話をしていたところ、上毛町を紹介していただき、ふらりと居着いて今に至ります。このコラムも三谷さんの紹介です。

ジャングルの道なき道がいまにつながっています。
最近始めたニュースディレクションの仕事も、毎夏参加している大会「白山ジオトレイル」で知り合った友人から声をかけてもらったものです。国内外で活躍するトレイルランナーの方と知り合った経験から、レースレポートをまとめることにもなりました。
走ってかいた汗の量に比例して、仕事がどんどん増えているという不思議な状況です。「シゴトのタネ」はいろんなところに転がっているのだなあと実感しています。

走っていたらテレビの撮影に出くわすことも。
新聞記者として会社勤めをしていたころには、思いも寄らなかった働き方です。組織を離れて自分にできる仕事があるとは思えず、退職を思いとどまった時期もあります。踏ん切りがつかずに、会社という大きくて安全そうな箱の中から飛び出すまでに、20代のすべてを費やしました。外は怖い世界だと思い込んでいたのです。
ですが、ポンと勢いよく駆け出してみると、なんとかなるもの。一生懸命走っていれば、見ていてくれる人がいます。そんな人がいなくとも、糧にはなります。そう考えると、上毛町を拠点に今後もなんとかやっていけそうな気もしています。
今回はそんな近況報告でした。次回は山小屋の話です。

空き家になっていので荒れている山小屋。掃除が大変そうです。
ワンコインで田舎暮らし体験
シゴトについて、もうひとつご紹介を。
福岡・上毛町に家賃500円で1カ月間住んでもらう「ワーキングステイ」の募集を始めました。

このお宅もお試しで住むことのできる物件です。
いつものオフィスを離れて、上毛町に来て仕事をしていただく、そんなお試しの田舎暮らしです。見知らぬ土地での生活は困りごともでてくるやもしれませんが、僕と同僚がサポートいたしますのでご安心を。ご応募お待ちしております!
詳しくはこちらをご覧ください。
これはショッピングモールでしょうか……?いいえ。ここは、ホテル。それも海に突き出した埠頭の上にあるホテル。「Ovolo Woolloomooloo」は、シドニーのビジネス中心街から1.5km東にある波止場・ウールムールーにオープンした、ブティックホテルなのです。
(さらに…)