寝転んで星空を眺めていた。ひとしきり雪が降ったあとで大気は澄み渡り、名もない星々が煌々と輝いていた。白色に染まった山の中はとても静かだった。雪が全ての音を吸い取っている。そう思わせる静寂があった。−20℃の雪山には物音をたてる動物はいない。例外は僕と友人たちだけ。周囲は沈黙と暗闇に包まれている。例外的に、僕はダンボールにも包まれていた。
というわけで雪山へ行ってきました。そして、つくってきました、ダンボールハウス。大寒波に日本列島が覆われた週末のことです。僕は福岡・上毛町を離れて、友人たちと本栖湖に面した竜ヶ岳を訪れました。
(さらに…)
みなさま、こんにちは。オランダ在住ライターの倉田です。オランダに住んでいると、ふいに近所にタイニーハウスが現れるという幸運に巡り合えます。今回は、筆者の住む街に突然やってきたタイニーハウスのお話をしたいと思います。
可愛らしい外見とは裏腹に、世界初の技術を駆使した家だというこのタイニーハウス。しかも、家の一部には昔ながらの日本の知恵も採用されているのだとか。一体どういうことなのでしょう。 (さらに…)
前回のインタビューでは、住まいに関して個性を反映することの難しさと、そのソリューションとして提案された「商品住宅」という選択肢について、カーサ・プロジェクト株式会社(以下カーサ・プロジェクト)会長の眞木健一さんにお話いただいた。
個性的で住み心地の良い家を作るには、高い経験値が必要だという眞木さん。その経験値を独占するのではなく、住み手にも共有していきたいと考えているという。
そのために今までも『Pen』や『Casa Brutus』などの雑誌やテレビなどのメディア、またさまざまなイベントなどを通じて「casa」シリーズの魅力や、「商品住宅」の意義などを伝えてきた。そして2016年4月、カーサ・プロジェクトは「暮らしとデザイン」をテーマにした自社発信のウェブマガジン『#casa』をローンチした。
今回は、眞木さんに『#casa』を通して伝えたいことや、カーサ・プロジェクトが目指す未来についてうかがった。
【インタビュー前編】自分らしい暮らしをリーズナブルに楽しむ「商品住宅」という選択肢
【インタビュー後編】プロの目で選んだ国内外の建築事例を発信するキュレーションするメディア『#casa』
(さらに…)
メルボルン在住でアクセサリーのデザイナーのPierinaさんは、林の中にアトリエを持つことが夢だった。彼女は、車で1時間半ほどのところに理想の土地を見つけたのだが、山火事が多発するオーストラリアでは、山林内での建築に関する規制が厳しく、工事開始の許可を得るまでに1年半もかかったという。
(さらに…)
こんにちは、狩野です。「〇〇と鎌倉」という地域と地域をむすぶインター・ローカルメディアを立ち上げてから早3か月がたちました。鎌倉と日本各地のさまざまな地域との交流を促すイベント連動型メディアで、創刊号のパートナーエリアは長崎県五島列島。11月には鎌倉で五島をPRするイベントを、年始には五島で鎌倉企画のスパイス料理イベントを開催しました。
(さらに…)
ここはイギリスのイングランドの西ドーセット。木が覆いかぶさる森の中に、建築家のガイ・マリンソンとキース・ブラウンリーによって建てられた、ユニークで豪華なツリーハウスができた。
(さらに…)
フランスのとある庭に大きなキノコがニョキニョキ生えてきた……!? でも、よくみるとちゃんと扉がある。これは自然に生えたキノコではなく、ちゃんと人間が建てた小屋なのだ。
(さらに…)

カーサ・プロジェクトの手掛ける「casa cube」はシンプルでスタイリッシュな四角い外観が特徴的なブランド
生きるために必須の衣・食・住。できるならば、そこに自分らしさを反映し、心地良く暮らしたいものだ。しかし着ることと食べることに比べて、個性に合った家を手に入れることは、難しく感じてしまう人が多いのではないだろうか。
「ありきたりな住まいは嫌だけれど、イチから注文住宅を作るのも荷が重い……」。そんな悩みを持つ人に支持されている住宅シリーズがある。それが、カーサ・プロジェクト株式会社(以下カーサ・プロジェクト)の「casa」シリーズだ。従来の建て売り住宅にはない個性的な家がバリエーション豊かに揃っている。これらの家は、どのような考えの元に生み出されているのだろうか。同社の眞木健一さんにうかがった。
【インタビュー前編】自分らしい暮らしをリーズナブルに楽しむ「商品住宅」という選択肢
【インタビュー後編】プロの目で選んだ国内外の建築事例を発信するキュレーションするメディア『#casa』
(さらに…)
アルゼンチンの首都、ブエノスアイレスから少し離れた田舎の森の中に、家族4人で週末に住むホリデーハウスが建てられた。
(さらに…)

東京、静岡、沖縄と3つの拠点を持つナガオカさん。この写真に写る沖縄のマンションには、スタッフの方も宿泊することがあるという
デザイナーのナガオカケンメイさんにお話をうかがうインタビュー企画。第3回目の今回のテーマは、YADOKARIのフィールドである、家。
ライフスタイルショップD&DEPARTMENTの創始者であるナガオカさんは「ロングライフデザイン」というコンセプトを提唱している。では、住まいにも「ロングライフデザイン」があるとしたらどのようなものなのだろうか。
ナガオカさん自身の3拠点ライフの過ごし方も含めて、うかがっていく。
インタビュー①:暮らしの“真っ当”を未来へと引き継ぐD&DEPARTMENTの挑戦
インタビュー②:未来の利益は、きっとお金ではない
インタビュー③:仕事、生活、旅を同時進行する、拠点としての家
インタビュー④:もしも日本各地に、スモールハウスで村を作ったら
(さらに…)
2016年10月1日、イギリスの東ロンドンでスペインの実験的な建築グループ「DOSIS」によって作られた、というより膨らまされたこの建築物。広さは315スクエアメートル。子どもや子ども連れの家族のためのコミュニティースペースとして最適な場所だ。
(さらに…)
スロベニアのトリグラウ国立公園に、一見、山奥に降り立ったUFOにも見える山小屋がある。近未来的なデザインは意外なことに、1936年にオリジナルのデザインが決まっていたのだそうだ。この山小屋は80年間使われていたが、ついに建て替えるときが来たのだ。
(さらに…)