お知らせ
2025.01.23
審査委員より受賞作品の作品講評をいただきましたので掲載いたします。
審査委員長 宮原 和明
第2回さいかいタイニーハウスデザインコンテストは「さいかいかんこう」で、応募総数は161点でした。応募者すべての皆様に感謝とお礼を申し上げます。
・海のサイト88点(うち学生35点)
・山のサイト73点(うち学生33点)
審査は、各審査委員が事前に応募作品に目を通し、
・一般の部 10点
・学生の部 3点
・妄想滞在記 3点
をめやすに推薦してもらいました。
(1)本審査では、要綱でもとめていた「さいかいかんこう」が楽しくなる「専門的な作品だけでなく、ユニークなアイディア提案」の視点から、絞り込んだ作品について「なぜこの作品なのか?評価のポイントと要点」を各審査委員に紹介してもらいました。
(2)各審査委員の事前審査の評価ポイントを聞いたあと、事前審査により選定された全ての作品を机上に並べてもらい、各審査委員それぞれ5作品を選び、付箋を添付してもらいました。
(昼食等の休憩のあと、各賞の審査に入りました)
各委員の闊達な意見交換のあと、最優秀賞の選定は意見が分かれました。山荘風の優れた作品か、観光と小商いを通して二拠点試居住も視座した提案か。提案の優劣ではなく、観光を通して働き方のデザイン・コモンを考えさせる提案が、地域を元気にするきっかけになるだろう!と評価しました。
最優秀賞、奨励賞は、以下の通りとなりました。
学生の作品については大人びた提案か、学生らしいMaaS時代を見据えた提案か、に評価が分かれましたが、以下の通りとなりました。妄想滞在記については、提案作品と一体になるところがあって難しさもありましたが、以下の通りとなりました。
□最優秀賞(作品番号:242415)
「小商いをできる、移住者の家。」
二拠点居住を叶える提案が優れており、働き方のデザイン・コモンと二地域、宿泊から試住移住えのステップ・可能性が良い。ことが高く評価されました。
□奨励賞(作品番号:240925)
「ヒノキを編む」
ヒノキの利活用の可能性、ハードとしての実現性が高いことが評価されました。また山に溶け込むようなデザインも良い。
□学生賞(作品番号:241015)
「木隠の旅籠」
山道を抜けた森の中にある旅籠風の大屋根のデザインとプランニングもずば抜けてうまい!
□妄想滞在記(作品番号:241665)
「旅路を誘う7つの好奇屋」
西海市民と来訪者の交流のシカケがほのぼのとして、垣根のない雰囲気の表現力が良い。
審査委員 谷川 信平
西海モデルの条件のひとつでもある桧をたっぷり使用されており、オフグリッドを考えられて自然のエネルギーもたっぷり利用し生活もアクディブにできる印象でした。海を臨む風景が日常の生活と時間を忘れ、ゆっくりとした時を過ごし、サップなどの遊びもあり西海市の海にあったら楽しいだろうなという印象でした。
今回の作品で、タイニーハウスとしてはイメージが出来ましたが、ひとりの時間の印象が強く感じられ、家族連れでの西海の訪れも妄想出来たらさらに良かったと思いました。
今後ともタイニーハウスの魅力発信と自然エネルギーを活用し地球にやさしいことを共に考えていけると幸いです。
作品名:「Between the Forest and the Sea」
お名前:岩橋 翼 様
住 所:大阪府
□選考委員が予備審査にて、優れた作品として候補に上がった作品
【審査委員長】
長崎総合科学大学 名誉教授|宮原 和明
242115, 242815, 242415, 241845, 240985,
240925, 241075, 240455, 242515, 240905
【審査員】
元長崎県建築士会 女性委員会委員長|三好 智子
240145, 240365, 240505, 240865, 242515, 240785,
240985, 241015, 241025, 241295, 242405
タイニーハウス西海モデル開発研究会 会長|谷川 信平
240925, 242815, 240835, 240475, 2401745, 240905,
242525, 2417451, 241665, 240745
YADOKARI株式会社 代表取締役|上杉 勢太
242415, 242675, 241285, 240995, 240705,
242395, 240505, 240925, 241295, 241075