繭の中で過ごす、密度の濃い時間「Djuren Baumraum」

ドイツ北部に、建築家Baumraumによって建築されたこのツリーハウスDjuren Baumraumは、森の中に潜む、私たちのための繭。
まるで卵を横たえたような形のこのツリーハウスの構造は、下方部で垂直方向に4つの支柱により支えられ、さらに空に突き抜ける隣接した樫の大木によって並行にその身を保っている。地面から多層的な構造で建築されたその室内には、二段階に分かれた木造の階段を上がって入ることが出来る。

その内部空間は、緑豊かな屋外風景との対比を際立たせるために、明るい光沢のある白色塗料で仕上げられている。
室内には肌触りの良いグレーのフェルト地で覆われた、柔らかな半月を描く二つのリクライニングベンチがあり、滞在者がその環境を楽しむためのカジュアルなリラックス空間を構築する要素として存在感を発揮している。開放的な大きな窓の数が、その室内にもたらす森の表現力を格段に上げる。

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室外に広がる森と、繭の中に表現された森と、その境界線はまるで曖昧である。
シンプルなプライベート空間の繭の中に、森を感じる時間がゆっくりと流れる。
大人のための秘密基地のような、木々たちに守られたその繭の中で、一心に凝縮された密度の濃い時間を過ごしてみたいものである。

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via:http://tinyhouseswoon.com/djuren-treehouse/