まるでモンゴルのゲル? まんまるい家「Roundhouses」
モンゴルの「ゲル」をご存知でしょうか。丸いテントのような、いつでも移動ができる家。固定された土地に住んでいると、彼らのような自由な住まい方に憧れてします。そんなゲルのような家が、気軽に手に入ってしまうかもしれません。
今回ご紹介する家は、まるでゲルのように可動性のある小さなキャビンです。天井にめぐらされた梁は、まさにゲルを思わせます。木造でまんまるなその姿は、見る人になんだか安心感を与えてくれます。このちいさな家は、イギリスの建築家であるRotundaによって設計されました。
休日を快適に過ごすために寝泊まりできる場所が欲しいけれど、そんなにたいそうな家を建てる必要はない、と思う人に、これくらいの小さな住まいはちょうど良いのではないでしょうか。また、これから自宅で教室を開きたいと思っているけれど、今のままでは部屋数が足りないと悩む人にも、この小屋を庭先に建ててしまえば簡単に部屋を増やすことができてしまいます。
驚くのは、こんな小さな可動式の家なのに、あまりにも立派なバスルームが完備されているところです。シャワールームと開放的なトイレ、洗面台。まるで高級ホテルに泊まったような贅沢さ。小さな家だからこそ、些細な贅沢が感動を呼びます。
有毒な物質をカットしたこの家。まんまるの部屋の中を、良い気がぐるぐると循環していきそうです。直線のないこの部屋は、四角い普通の部屋では得ることのできない、不思議な体験を与えてくれるかも知れません。
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