役割を終えた船を住居に!オハイオ州ロスコーヴィレッジの「カナルボートハウス」
船は移動手段として岸から岸へと、陸から島へとといった日常の交通手段だけでなく国同士の移動や七つの海を渡る可能性すら秘めた存在。何日もその船の中だけで暮らせるようにと様々な工夫がいっぱいです。
そんな船を陸上で家として使わない手はない!ということで今回ご紹介するおうちは、アメリカのオハイオ州ロスコーヴィレッジにあるボート型の家です。
ここロスコーヴィレッジはもともとオハイオ州東部にあったコショクトン・カウンティー(Coshocton County)というオハイオ・エリー運河を開通させて商港として反映した街を再現して造られた街。
1913年に起きた洪水で運河システムが破壊されてから街の活気も衰退しました。
そして時は流れ、この街の出身だったエドワード・モンゴメリ夫妻が繁栄していたころの街を再現したい!と立ち上がり、
商業の中心地だった当時の建物を補修、改装し、1800年代の生活博物館の様な観光の街を造り上げたのです。
そして当時のカナルボート(運河船)をそのままコテージの様にして設置。
薪ストーブや収納、ベッドなどを船内の空間を生かして配置されています。
「わたしは船酔いするから船上生活はちょっと・・・」という方でも、これなら船酔いしないので安心。
現地に行って実際の動くカナルボートに乗船してみたい方はロスコーヴィレッジの北にあるCoshocton Lake Parkに行けば動くカナルボートに乗船出来ちゃいます。
冬場は運行していないとの事ですが、どうせなら毎年10月に行われるロスコーヴィレッジ名物の「アップルバターフェス」に合わせて行ってみたいですね。
あの街の活気をもう一度!という情熱で造られたロスコーヴィレッジ。そしてその中のカナルボートハウス。
本来の役割を終えても新しい可能性を見出せるものはまだまだ沢山あります。コンテナや大型バス、醤油屋さんの大きな樽などを住居等にリノベーションして新しい役割を持たせてあげるというのはとても有意義に思えます。