一年を通して暮らせる、ノッポで小さなタイニーハウス「Tall man’s tiny house」
アダム・ルーとアーロン・ルーの兄弟は、「タイニーハウス」に関心を抱いていた。それと同時に、周りの人々と同様に、昔からある在来住宅も好きだった。
そこで、彼らは、 130平方フィート(約12.07㎡)に満たない大きさで、キッチン・バスルーム・リビングにロフトも付いたシンプルモダンな住居を作り上げた。
アメリカのオハイオ州で、たったの3ヶ月半の工期で建てられたこの家。完成から2週間後にはケンタッキー州の夫婦のものとなり、夫婦はそれをケンタッキーに持ち帰ることになる。
この家、ノッポで小さなタイニーハウス「Tall man’s tiny house」は、1970年代のモーターホーム(トレーラーハウス)のフレームの上に建てられた移動可能なポータブルハウス。
最大の特徴は、「キャンピングカー(RV)」を真似て作られていながら、年間を通して暮らせるように、一般住宅に近い造りをしていることだ。
通常のキャンピングカーが備えている住居機能は、余暇や旅行などの一時的な用途に過ぎない。
この家は、外壁はシダー材のサイディングが施されている。9枚の複層ガラスがドアと窓に使用され、内部には松材の床が張られた。居住性を良くする様々な工夫により、その重量は通常のキャンピングカーの2倍にもなる。
この家に使われた、ルー兄弟の「ノッポで小さな家」というアイデアは、大学卒業後に過ごしたアジアでの経験から生まれた。彼ら兄弟が感じたところによると、アジアの人々は、「あまり多くのモノを持たず、またそれらを長い人生で背負い込んだりしない。」のだそうだ。
モノに頓着しない東洋の身軽さと、モノにこだわる欧米の文化。
ノッポで小さなタイニーハウス「Tall man’s tiny house」は、東西文化の奇妙な融合の始まりかも知れない。
via:
http://www.tallmanstinyhouse.com
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http://tinyhouseblog.com/
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