ビーチサイドにある砂丘の家「THE DUNE HOUSE」
まるで大きな二つの目でビーチを見つめているかのようにも見える、芝生の中にとけ込んだ大きな二つの窓。大きなカエルのようにも見えますが、この中には二つの賃貸住宅が存在します。
1975年フロリダ州の砂丘、目と鼻の先にアトランスティックビーチの美しい景色を見渡すこの場所に、建築家ウィリアムモーガンによって「砂丘の家」と言う名で自然の砂丘の形にぴったり沿うように設計されました。
ビーチ通りからは二つのドアと湾曲した芝生の丘にしか見えないのもまた面白いですね。そのドアを開けるとまず先に見えるのはロフト、そしてリビングルームを見下ろす小さなバスルームがあります。階段を下るとオーシャンビューのスライドドアの大きな窓が特徴的なリビングルーム。それはまるで潜水艦の窓から大西洋を眺めているようです。
基本的にはスイミングプールの技術を用いて構築されたこの建物は、一年を通じて一定の内部温度を維持するために、実際には家全体がコンクリート壁で作られており、土で覆われています。
誰もが一度は夢見るビーチサイドの家。しかもこんなにユニークな家。モーガンはハリケーンや海の嵐の影響を受けやすい場所だからこそ、こんな面白い設計を思いついたのでしょうか。ビールを片手に窓から大西洋を眺めている自分を想像しただけでワクワクしてきますね。