物語の中に迷い込む様に、小さな三角屋根のおうちで薪ストーブに火を灯す。

スウェーデンの南東部に浮かぶゴットランド島。バルト海でもっとも大きなこの島には、絵本の作中に出てきそうな、まっ白で小さな三角屋根のおうちがポツリと建っています。

Johanna Ingerさんが建てたこの家はとてもシンプルで飾り気が無く、それでいて遊び心と使いやすさを随所に盛り込んだもの。
全体的に白を基調とした内外装に、シックでモダンな家具や小物でまとめられているので、いくつかの窓から差し込む日の光がとても映える落ち着いた雰囲気で、天井の高さも相まって圧迫感も感じにくくなってます。
風が通るように大きく設計されたいくつもの窓で快適に。冬には薪ストーブに火を灯し、壁に大きく占める棚の本でも読みながらゆっくりとした時間が過ごせます。

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キッチンは広々と使いやすく、コンロは4口。寒い日に煮込み料理を作る時には調理スペースのすぐ横に薪ストーブがあるので、鍋をストーブの上に乗せておけば暖をとりながら気がつけばあたたかいご馳走の出来上がり。

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映画「魔女の宅急便」の舞台になった場所と言われるこの島で、まるで自分が物語の中に迷い込んでしまった様な錯覚を覚えてしまいそう。こんな家でゆっくりな温かみのある毎日が過ごせれば、気持ちまで自然とほっこり温かくなってしまいそうですね。

人生という名のそれぞれの物語を過ごす時に、住む家や環境がどのように日々を色づけてくれるのか。白と黒のシンプルな家が人生や日々を色鮮やかに彩ってくれるなんて、なんだか素敵です。

Via: ingerjohanna.blogspot.dk