学生と描く未来の住まい、建築事務所と学生のコラボレーションハウス「Studio 19 Community Housing ]
プレハブやコンテナを進化させた新しい住宅スタイルが増えてきています。その中で、ニュージーランドのアーキテクトチーム「Studio 19」が学生とコラボして造ったコミュニティー住宅が注目されています。
まだ建築の勉強途中で現場経験のない学生が最前線の建築プロ集団と共に造ったこのプロジェクト。
しかも家を1つ建てるどころの話ではなく、集団生活のコミュニティー住宅をつくるため、新しい機能とデザインが盛り込まれました。
この家で使われたプレハブ設計と言えば、安価で短期間に効率良く造れることが特徴ですが、コミュニティー住宅を造るにあたり設計の組み立て構造コストや素材の耐久性を意識し、合理化された構築プロセスが考慮されています。
デザインは将来の入居者の文化的、社会的、教育的、そしてライフスタイルのニーズを尊重し、屋根付きのアウトドア・リビング、勉強スペース、ソーラーシステムや新素材技術など、健康的で機能的な暮らしの形を提案。
メンテナンスのあまり掛からない強い素材で屋根と壁を構成しながらも、内壁に木材を使用し、有機的で温もりのある住空間を提供しています。
また、周辺環境にも配慮して外観は周囲と溶け込むようなペイントを施しています。
「コミュニティー住宅を安価に効率良く、しかも快適さを追求しながら多機能であり周辺環境との調和を図る」
通常の学校授業の枠を超えたこのプロジェクトは、関わった学生達にきっと多くの影響を与える事でしょう。
そして卒業後、建築業界やアーキテクトデザインの世界に、このプロジェクトでの経験や知識を生かした革新的なアイディアやデザインを持ち込む日が来るかもしれません。
Via:archdaily.com