築41年の、一見すると通り過ぎてしまいそうな古ぼけた建物。外苑前と原宿、微妙に違う街の空気をくるりと溶け込ませたような場所にあるこの建物の最上階は、まさに“ラピュタ”の世界だった―

天空の城、バルコニーからの絶景

最上階の醍醐味ともいえるバルコニーからの眺望は、雲の上よろしく都心の街並みを余すことなく一望できる。周囲は住宅街となっており、頭ひとつ抜けて見下ろせる景色が、”天空の城”たる所以である。各部屋には必ずバルコニーがあって、360°の眺望を網羅している。間違いなくこの物件の特権は、この唯一無二の景色だろう。

メゾネットタイプの使い勝手のよい空間

室内は全体にやわらかさのある雰囲気。部屋が小分けの分、扉がたくさんあって、迷路のよう。扉を開けるごとに新しい空間が出てきて…とメゾネットの上下階の行き来も含め、オフィス内を動くのが楽しくなりそうな予感。変化のある空間なら、スタッフの動きは非効率にはならないはずだ。むしろオフィス内の動線を多くして、そこから生まれるスタッフのコミュニケーションを大事にする働き方だってある。

最後に、ラピュタをイメージさせたのは、メゾネット2層になんと屋上を加えた3層の空間と、バルコニーに施されたガーデン。写真を見て、みなさんは何をイメージするだろうか。そして、どんな働き方をイメージするだろうか。

どこにいてもざわめき感が心に残り、わくわくしてしまう空間。そんなオフィス、そうないだろう。

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