アンティークなフォトフレームを作ろう! 〜Let’s DIY by YADOKARI〜
Let’s DIY by YADOKARI 第3回目は、「アンティークなフォトフレームを作ろう!」です。
100円ショップなどで購入できるフォトフレームと各種塗料を利用して、
祖父の時代から受け継がれたような、アンティークな風合いのフォトフレームへと変化させましょう。
【ステップ1:準備するもの】
フォトフレーム
・100円ショップで購入(100円)※今回は「ナチュラル(白木)」を塗装に利用しました。
塗料など(左から順に)
・オールドビレッジ バターミルクペイント(ミディアムブラウン/アイボリー)
・オールドビレッジ アンティークリキッド
・オールドビレッジ オールクラックアップ
・受け皿
・ハケ(色やリキッドに応じて数を用意)
【ステップ2:フォトフレームに下地となる色を塗ろう】
まずは、フォトフレームに付いているガラスを外して、
塗装をしやすいように、フレームのみの状態にしてください。
今回、アンティーク加工をするにあたり、ポイントとなるのが、
年月の中で何度か塗り重ねてきた色の雰囲気を作ること。
昔はミディアムブラウンだったフォトフレームの上に、
アイボリーを塗り重ねたようにするため、最初にミディアムブラウンを塗ります。
塗装に慣れていない人でも簡単。
バターミルクペイントはとても伸びがよいので、すーっと簡単に塗ることができます。
多少ハケの跡やムラがあっても大丈夫。下地の木地が見えないように塗りつぶしてください。
裏側はこのような感じです。
写真が入る部分は、普段は見えないので塗らないでも平気です。
(後ほど、ミディアムブラウンの上からアイボリーを塗り重ねますので、その際に塗りつぶしてもよいでしょう)
【ステップ3:オールクラックアップ(ひび割れを生む塗料)を塗ろう】
ミディアムブラウンに塗りつぶしたバターミルクペイントが乾いたら、
その上に、オールクラックアップを塗ります。
オールクラックアップは、その上に塗った塗料にひび割れを生む効果のある特殊塗料です。
アンティークらしく、上に乗った塗料が経年で剥がれた雰囲気を生む場合に多く利用します。
今回は参考までに利用していますが、
もしオールクラックアップがなくても、アイボリーを塗り終えたあとに、
水をつけた布でこすったり、カッターなど尖ったもので削ったりしても充分に雰囲気がでますので、
希望に応じて利用してみて下さい。
以下が、塗り終えた結果です。ニスのような照りが出ています。
【ステップ4:アイボリーの塗料を塗ろう】
オールクラックアップを塗ったあと、見た目の色となるアイボリーを塗ります。
数秒後、どんどんとひび割れが生じてきます。
※オールクラックアップでひび割れを生じさせたい場合、バターミルクペイントの2度塗りは禁物です。
さーっと一度塗りで薄く塗りつぶすことが重要です。2度塗りだとうまくひび割れません。
【ステップ5:長い年月で剥げたような効果を手作業でつけていく】
アイボリーが乾いたら、濡れた布で、アイボリーを剥がしたい箇所を、下地のミディアムブラウンが見えるまで強くこすります。
布を固く折って、フレームの飛び出ている部分にこすれるようにすると、しぜんな雰囲気が出ます。
主に、塗料が大きな範囲で剥がれた状態を作るのに適しています。
また、一部のアイボリーが細かく削れたように見せる場合は、
カッターの先や腹をフレームに当てて、カッカッと当てるように削ると、
小さな剥げが生まれて雰囲気が出ます。
これで、一旦、ベースは完成となります。
【ステップ6:さらに仕上げのアンティークリキッドを塗る】
ベースができあがったフォトフレームに、好みに応じてアンティークリキッドを塗ります。
(アンティークリキッドを塗らなくても、白い雰囲気が素敵です。お好みでお選びください。)
アンティークリキッドはダークブラウンの特殊塗料です。
全面に塗り、すぐに乾いた布で拭きとって下さい。
拭き取る際に、フレームの溝や表面にわずかにアンティークリキッドが残ることで、
アイボリーが古びた色合いに変化します。
これで、アンティークなフォトフレームが完成となります。
あとは、お好きなお写真やポストカードを入れて、壁に飾ったり、チェストに立てかけてみてはいかがでしょうか。
今回は下地にミディアムブラウン+アイボリーで作成しましたが、
ダークオレンジ+ライトブルーや、ダークレッド+グリーンなど、
下地に濃い色、表面に明るい色を選ぶルールを守ることで、
削れて見える下地が目立ってアンティークらしいコントラストが生まれます。参考にしてください。
100円ショップのフォトフレームに限らず、ご自宅に残っているフォトフレームや、
使っていない椅子などでお試しになるのもいいかもしれませんね。
「暮らしのHAPPY」を楽しもう。
YADOKARI