最終回:小笠原に行くなら、味わってみたい“非日常” そして……。|スゴイ!が日常!小笠原
「スーツを脱いで、旅に出よう!」
そんなメッセージも持って旅した小笠原。たった2週間の短い旅ではありましたが、こうして未来住まい方会議の読者の皆さんに読んでいただけたり、新聞やラジオで取り上げていただけたり、少しずつメッセージを広げていくことができました。
ぼくが今回のような旅に出た理由は、「旅を発信するには?コピーライターが考える旅の企画の作り方」にも書かせていただいたのですが、「日本人はもっと会社を休んでもいんじゃないか」という想いがあったからです。
小笠原を楽しみ尽くす6つの「非日常」
もしも、記事を読んで「小笠原に行ってみたい!」と思ってもらえたとしたら。気軽に島旅を楽しんでいただくためにも、数が少ないガイドブックの代わりに「小笠原レジャーガイド」もご紹介したいと思います。小笠原で味わえる6つの「非日常」をみなさんも味わいに来てください!
1:ドルフィンスイム
ツアーならこれは外せません。ボートから海に飛び込んだ瞬間、真横に真下に360°!イルカの数がハンパない!まるでオームのようにウジャウジャいます。そしてナウシカになったかのようにじゃれ合えます。冬はホエールウォッチングも人気だそう。
2:南島上陸
ツアーで船に乗らないと行けない島。ですが、小笠原の写真スポットといえばココ!写真でもすでに絶景ですが、実際に見るともっと絶景です。ドルフィンスイムとセットになっているツアーも多いので、まとめて楽しんじゃうが吉。
3:光るキノコを探せ!ナイトツアー
グリーンペペ。この可愛らしい名前のキノコは、夜になると緑色に光るという。ナイトツアーに参加すればガイドさんが紹介してくれるはず。僕は自力で見つけようと「ココに生えてるよ」という確かな情報をもとに探し回りまったのですが見つけられませんでした。というわけで、ツアー必須!気まぐれで光らない日もあるそうです。
4:母島
母島と一言で片付けてしまうのはもったいない。船は父島から1日1回(たまに休航も)。父島よりも生活感のあるのんびりとした島です。買い物や飲み屋には不自由しますが、星空、海、ともに父島をしのぐ(と、僕は感じました)。
5:ハートロック
ハートの形をしているからハートロック。岩っていうか、岩壁です。そのハートが指す方向へまっすぐ船を走らせると母島があるというから、なんともロマンチック。父から母へ変わらぬ愛という信号を送っているわけですね。ちなみに、母島にはとくにメッセージ性のある岩壁はないそうです。
6:ケータ島ダイビング
事前に要予約です!小笠原に数あるダイビングスポットの中でも特にヤバイ!ということで僕も行きたかったのですが、ただでさえ限られた日程しか実施されておらず、予約もいっぱいで間に合いませんでした。難易度はかなり高めで、ライセンスを取ったばかりのレベルでは参加させてもらえないという声も。
とはいえ、状況は変化しますので事前確認を忘れずに。と免責したところで、最後にもうひとつ。
ノープランでも楽しすぎる「スゴイ!が日常!小笠原」
「非日常」が味わえるツアーやアクティビティも最高です。
でも、小笠原で本当に感動したのは、夜中に散歩してたら産卵してる海ガメに出くわしたり、雨上がりに信じられない二重の虹が出ていたり、夜にバイクで二ケツしながら見上げた星空に圧倒されたり、そんな「日常」の中での驚きでした。だからこそ、「スゴイ!が日常!小笠原」では6つのキーワードでご紹介させていただきました。
「海」…前浜:ランチを選ぶ手軽さで、ビーチが選べる毎日です。
「星」…小港海岸:1分に1度の流れ星!そんな星空、見たことがありますか?
「人」…竹澤さん:毎日が自由研究!小笠原のプロに聞く秘密の島遊び。
「時間」…ウェザー:たった2週間の休みもない人生を続けられますか?
「住」…ぷーらん:小笠原でしか体験できない“未来の住まい方”がわかる宿。
「文化」…お見送り:サヨナラは言わない。国内最大級のお見送り文化とは?
ほかにも、「誰が担いでもいい“貞頼祭り”」とか「小笠原でしか食べられない美味い物」とか、「母島に行くなら芝崎さんに会おう」とか、たくさん書きたいことはあったのですが、ひとまず連載は今回が最終回とさせていただきます。掲載した写真は、すべてフォトグラファー杉浦弘樹氏によるものです。
「最終回」と書きましたが、続きは小笠原に移住したときに。その際は、小さくて豊かな島「小笠原」で、小さな暮らしを実践する「タイニーハウス」に住んでみたい。いつになるかは分かりませんが、そのときにはまた読んでもらえると嬉しいです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました!小笠原の旅プロジェクトは「トラベリン部」に形を変えて継続中!フリーペーパー「TRIPAPER」も配布しています。これからも色々な旅を言葉にしていきたいと思いますので、「志賀章人」という名前を見かけたら、ぜひ読んでみて&お声がけください☆