思い出の一枚を写し出す、ヴィンテージのキャンパーを利用した出張フォトスタジオ「The “Lampy” Camper 」
大切な記念写真を撮影する際は、プロのフォトグラファーに頼む人も多いかもしれない。それが昨今では、手頃な値段のカメラが増えたのと同時に、全てデジタル化された手軽さから、記念写真を自分達で撮る人も増えている。それに、写真編集ソフトを使えば簡単に修正できるので、皆の思い浮かぶような「完璧な記念写真」が手に入るだろう。
しかし、写真の一枚一枚にとらえられた表情は、例えそれが失敗だったとしても、かけがえのない思い出を残してくれるのではないだろうか。
そんな「カメラのとらえる一瞬の思い出」を写すべく、ヴィンテージのキャンパーを利用したフォトスタジオが存在するのだ 。
Conan FugitさんとKatherine Fugitさんは、アメリカ カンザス州でLamphouse Photo Co.というフォトスタジオを経営している。彼らは、もっと多くの人に「本物の写真」を撮ってもらえる機会を増やしてもらいたいと考えていた。二人の言う「本物の写真」というのは、デジタルではない、フィルムを使った写真のこと。そこで思いついたのは、ヴィンテージのキャンパーを利用した出張フォトスタジオ「The “Lampy” Camper」だった。
左上の写真に写っているのがConanさん(左)とKatherineさん(右)
The “Lampy” Camperは、写真を撮影するフォトスタジオというだけではなく暗室も備えているので、撮影後10〜15分で写真を手にすることができる。キャンパー内が暑くなりすぎるとカラー写真の色が上手く発色しないため、モノクロのみの写真になるそうだ。
The “Lampy” Camper以外にも、ヴィンテージのステーションワゴン「Grand Wagoneer Photo Booth」と電話ボックスのような形をした「Birdie Booth」があり、どちらもConanさんとKatherineさんが考案した。この2つは、フォトスタジオではなくフォトブースなので、全て外での作業になる。どれも、結婚式やパーティーなどの各種イベントに貸し出し可能だということだ。もちろんその際は、フォトグラファー付きなので、撮影から現像まで全てやってもらえるところが嬉しい。
どうしてヴィンテージのキャンパーをフォトスタジオにしようと思ったか、という質問に、「お客さんに、魔法のような体験をしてほしいと思っていたら、 このキャンパーのフォトスタジオを思いついたんだ」とConanさんは話している。
確かに、ヴィンテージのキャンパーの中での撮影は、心が躍る魔法のような体験ができるのではないだろうか。撮影から現像までその場でできるThe “Lampy” Camperは、写真には写り込まない、たくさんの思い出も共有できるのかもしれない。
Via:
lamphousephotoco.com
Lamphouse Photo Co.(Facebookページ)
thephoblographer.com