樹木を抱き、自然に抱かれるリゾートコテージ「E’terra Samara」

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カナダのオンタリオ州に、ブルースペニンシュラ国立公園という公園があります。そこは、五大湖の一つであるヒューロン湖に突き出た半島に位置し、とても自然が豊かな公園です。今回ご紹介するE’terra Samaraは、そんな公園にある5つ星のエコリゾートです。

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現在、E’terra Samaraにはコテージがいくつか立ち並んでいます。そして、2012年に1つのツリーハウスのヴィラの計画が始まりました。このヴィラは、全部で12個のツリーハウスで構成される予定になっており、デザインはFarrow Partnershipが監修しています。

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このツリーハウスの最大の特徴は、なんといってもこの形。「Samara」とは、日本語に訳すと「翼果(よくか)」という意味です。言葉だけではピンとこない方も多いかもしれませんが、果実の一部が翼のような形をしているものです。秋頃になると、よく翼の形をした果実のようなものが道端に落ちているのを見たことがある人も多いはず。

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そんな翼果の形からインスピレーションをうけたこのツリーハウスは、スムーズなカーブの形状がとても美しく作られています。この構造は、ボートを作るためのテクニックが使われているそうで、素材は全てローカルのものです。

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ツリーハウスといえば、釘で木の一部に固定されているのが一般的なようですが、この家はとても頑丈な繊維を使って枝から吊るされています。この特徴的な固定方法や形状をみると、まるで、家が木をハグしているように見えませんか?この形が、まさに、自然との調和感を生み出しているのです。このヴィラは、3年で完成する予定なので、計画通りにいくと今年中にはできあがるようです。完成したら、木に包まれたこのヴィラに宿泊してみたいものです。

Via:
inhabitat.com
farrowpartners.ca
eterra.ca