この建物はリゾートホテル?いえいえ、コンテナハウスです「Casa Cúbica – A Tiny Container Home」
コンテナを皆さんはご存知だろうか。貨物輸送などで使う箱である。20フィート(長さ約6m)と40フィート(長さ約12m)のタイプのものが主流であり、海外の貨物輸送などで使用されている。皆さんがよく見るコンテナは20フィートタイプが多いだろう。しかし、もともとは貨物用のコンテナ。内装をオシャレに、かつ快適に過ごせるのか?と思う人が大多数のはず。
まさかこれがコンテナだったとは!?と驚きを隠せない建物を紹介する。
その建物の広さは約48㎡。簡易キッチン、浴室、ランドリー、エアコンなど設備も充実している。これだけ聞くと、どんなマンション?アパート?となるが、元は20フィートのコンテナである。
この建物を設計したのはコスタリカの会社。この会社は廃棄されたコンテナを、住宅や商業施設などへ再利用しており、コンテナの強みを生かし、低コスト、短納期、耐震性、低メンテナンスを実現させている。
外観を見てみよう。
コンテナとは思えないオシャレな作りで、天井に昇れるハシゴも用意されており、周りにある緑いっぱいの自然を見渡すことが可能である。スペースも十分あるので、屋上でBBQを楽しむのもありだ。
それでは内装も見てみよう。
ここはどこのリゾートホテル?と思った方もいるだろう。ベッドは一つだけではなく、2段ベッドも用意されているので、ゲストがいつ来ても心配ない作りだ。
キッチンも完備されているので、ゲストが持ってきた食材を調理することができる。ガラス越しに見る自然が、料理をいっそう美味しくさせてくれるだろう。
腹ごなしに外の緑の芝生をおもいっきり走ろう。シャワーもついているから、どれだけ汚れたっていいのだ。
この建物からは設計者の優しさを感じることができる。
1人住まいや、カップルには十分のスペースを確保できる。なんといっても移動が手軽なのが魅力。この建物は、コンテナの計り知れない潜在能力を一つの形に表現したものである。
この建物を見て、コンテナの住まいとしての可能性を否定する人は、もういないだろう。