まるで透明な家のよう?景色に溶け込むプレハブの住宅「Casa Invisible」

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オーストリアのとある山の上、一見何もないように見えますが、注意深く見まわすと、なにやら大きな鏡のようなものが立っています。その周囲を歩くと、鏡の連続がひとつの箱になっているのがわかります。これが、今回ご紹介するプロジェクト、「Casa Invisible」です。

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この箱の正体は、1軒のプレハブの家。14.5m x 3.5mのミニマルな家です。外壁は鏡のような素材で覆われていて、全方位に周りの景色を映します。きっちり磨かれたその表面は、歪みもなく綺麗に景色を映すので、一見するとどこが家と景色の境界なのかわからなくなります。完全に景色と一体化し、まるでそこになにもないように見え、まさに”invisible(透明)”な家です。

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この家の内装は、白木で統一されています。天井も壁も床も、すべてが同じトーンの木で覆われているので、とてもすっきりしています。間取りは、1つのベッドルームと、リビングダイニング、キッチン、バスルームで構成されているとてもシンプルなもの。このプロジェクトは、オーストリアで実際に販売が予定されているのですが、間取りは自由に組むことができるので、ひとりひとりの生活にあった家を作ることができるそう。ファサード等のデザインもカタログから選ぶことができるようです。

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プレハブの家なので、現地での設置は最低限の組み立てのみで完了させることができます。もちろん、撤去も簡単。通常の建築物のように地盤に負担をかけず、周囲の環境への影響が最小限で済むようになっているようです。住む間のことだけではなく、撤去した後の環境への配慮もできる家は、そうそうあるものではありません。

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住み手が自由に構築することとができ、さらに環境への影響まで考えられた、プレハブの家。見た目だけではなく、本当の意味で周りの景色にとけこんでいるこの家では、豊かな生活が送れそうです。

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