【書評】幸せの定義は人それぞれ。お金、時間、モノとの関係を見直すための本「スマートサイジング 価値あるものを探す人生」|YADOKARIの本棚
今回紹介する本は「スマートサイジング」。原著タイトルは「You Can Buy Happiness(and It’s Cheap)」で、「幸せは買えます、しかも安くね」という意味だ。
著者のTammy Strobel氏はアメリカ人のライター。彼女は2007年末にYoutubeで観たダウンサイジングのビデオをきっかけに、タイニーハウスでの生活に行き着いた。そんな彼女が自身のストーリーとそれにまつわる何人かへのインタビューを交えて、自分とお金、時間、モノとの関係を見直すことについて書いているのが本書。
この本を読みながら「何が自分を幸せにしてくれるのか」と考えていくと、今までと違った視点が生まれてくる。新しい視点やアイデアを幸せになるための「最初の一歩」として紹介し、各章の終わりには簡単なスモールアクション(「どうすれば生活をシンプルにできるか? ⇒ ”家での行動を細かく書き出してみる”」など)がいくつか例示されている。
幸せの定義は人それぞれ。だからこそ、これらのアクションも自分に合ったサイズに変えながら試してみてはどうだろうかとStrobel氏はゆるやかに提示している。