無駄を省く、視界をひらく、二階建てのコンテナアトリエ「Container Studio」
![Container-Studio-07-850x560](https://i0.wp.com/yadokari.net/wp-content/uploads/2015/06/Container-Studio-07-850x560.jpg?resize=620%2C408&ssl=1)
アメリカ合衆国バージニア州にあるハンプトンに「Maziar Behrooz Architecture」という建築事務所がある。一般住宅(といっても一風変わったものばかりだが)や公共施設の設計を手がけており「クライアントのビジョンを描く補助をする」ことを心がけている。
もしかすると、補助より、導くという表現の方が近いかもしれない。あなたの描くものに寄り添いながら、それがより良くなる方向に指針をとってくれるイメージだ。Maziar Behrooz Architectureはその過程において、無駄を省く、シンプルなデザインを大切にしている。
![Container-Studio-05-850x566](https://i0.wp.com/yadokari.net/wp-content/uploads/2015/06/Container-Studio-05-850x566.jpg?resize=620%2C408&ssl=1)
無駄を省き、シンプルであることは決して簡単ではないが、その姿勢を維持することでどんなに複雑な問題にもクリティカルな答えを導きだせるのだという。その姿勢を貫いた様子がうかがえそうなお家のひとつに「Container Studio」がある。
![Container-Studio-02-850x611](https://i0.wp.com/yadokari.net/wp-content/uploads/2015/06/Container-Studio-02-850x611.jpg?resize=620%2C408&ssl=1)
Container Studioは、「お家のすぐ近くにアトリエが欲しい」という芸術家の要望からつくられたコンテナハウスだ。内部は二階建てになっており、クライアントの希望により、静かで広々とした空間をとても大切にしている。
![Container-Studio-13](https://i2.wp.com/yadokari.net/wp-content/uploads/2015/06/Container-Studio-13.jpg?resize=620%2C408&ssl=1)
約23坪(コンビニくらいの広さ)という敷地面積ながら決して狭苦しく感じず、むしろ開放感さえ覚えるようだ。「シンプル」と聞くと、ムダを削ぎ落として窮屈になっていくイメージを持つかもしれない。しかしある点を超えると、どこまでも自由に解き放たれる可能性も秘めている。
![Container-Studio-10](https://i2.wp.com/yadokari.net/wp-content/uploads/2015/06/Container-Studio-10.jpg?resize=620%2C408&ssl=1)
Maziar Behrooz Architectureの姿勢とContainer Studioからは、そんなメッセージを感じる。