行き先は流れに任せて、水に浮かび自由に漂う隠れ家「Catamaran Suite」
水の上でくつろぐなんて、なかなか人間には難しいことです。しかし、水の流れに身を任せながらゆっくりとした時を過ごすだなんて、すごく気持ちがよさそうではないですか？今回ご紹介するのは、泳ぎが得意じゃなくても、誰でも水に浮かんで過ごすことのできる隠れ家です。
オランダのデザイナーであるMarijn Beijeがデザインしたこの隠れ家は、4つの区画で構成されています。寝室やバスルームもあるので、ここで生活することも可能です。寝室はガラス張りになっていて、いつでも外の景色を眺めることができます。また、ベッドは収納式なので、必要な時だけ出すことができ、空間を有効に使うことができます。
部屋にこもってテレビゲームをしたり、スマホをいじったりしている人たちが多い現代の社会を憂いてデザインされたこの隠れ家は、「外に出よう」をコンセプトに、自然を観察したり、自然と一体になるということを目指してつくられています。上はデッキになっていて、ここから自然を眺められるように設計されています。水面よりもかなり上の方にあるので、普段は見ることのできない景色を見ることができるのではないでしょうか。
垂直な柱を利用してソーラーパネルをつけることができますが、現状では一切の動力はついておらず、設置されている公園の池をただ漂っているだけ。
風の向きや波の流れによって、気ままに動きを変えます。この、動きを制御できないという特徴も、自然と一体になるための仕掛けなのでしょう。
毎日時間やタスクに追われている人が多い世の中。行く先も、タイミングも全て自然任せの隠れ家に身をゆだね、のんびり過ごしてみたいものです。
