シーンに合わせて色を変えよう。スマホで操作する照明「LIFX」| IoTがつくる未来の家
暗くなったらスイッチを入れて、明るい時はスイッチを切る。必要なのはこの動作だけですが、人々の暮らしを劇的に豊かにしてきた電球。現代の生活において、電球がない生活なんて想像もできません。
そんな電球を、新たなステージに一歩押し上げたのが、今回ご紹介するLIFX。これは、Phil Bosuaが率いるデザインチームがKickstarterで実現させた、暮らしをより豊かにするプロジェクトなのです。
このLIFX、使い方はとても簡単です。普段、我々が使っている電球のソケットと全く同じなので、そのまま電球をこのLIFXに置き換えるだけで、設置は完了。あとはiPhoneやAndroidにコントロール用のアプリをダウンロードして、Wi-Fiに接続するだけです。電気の配線工事や、機器の設置をすることなく、手軽にLIFXがある生活を始めることができます。
iPhoneやAndroid用のコントロールアプリでは、スイッチのオンオフはもちろん、照明の色を変えることもできます。色相環が画面に表示されるので、設定したい色をタップするだけで、照明がその色に変化します。他にも、設定したアラームと照明のオンオフを連動させたり、SMSや電話が来たら照明を点滅させる、などのような使い方もできます。また、以前ご紹介したNestの火災報知機とも連動させることができるそうです。
生活には、照明がつきものです。言い換えると、照明によって生活のシーン、気分を変えることもできます。このLIFXは色相環にある色であればどんな色に設定することもできるので、友達を集めてパーティするときには青やピンクにすることも可能です。また、スマホで流す音楽に連動して色が変わる設定もできるので、まるでクラブやカラオケにいるかのように、気分が盛り上げることもできるでしょう。
作業をする時は白に近い色の照明にしたり、くつろぐ時はオレンジに近い色の照明にしたり、部屋によって色を変えている人は多いかもしれませんが、LIFXであれば1つの電球で何色にも設定ができるので、同じ部屋でもいくつもの用途に使えるようになります。スモールハウスのように部屋数が少ない家において、同じ部屋でいくつものシーンや雰囲気を作り出せるLIFXは、非常に役立つと同時に、生活を豊かにしてくれるものなのではないでしょうか。
Via:
lifx.com
kickstarter.com