もう大きな洗濯機は不要?手のひらサイズの超音波洗濯デバイス「Dolfi」| IoTがつくる未来の家
縦型やドラム式、洗濯機にはいろんな形や大きさがありますが、どの洗濯機にも共通して言えるのは、場所をとること。また、給水や排水の設備も必要になるので、決められたところにしか設置できず、間取りも限られてしまいます。面積が狭い賃貸の部屋でよくあるのが、ベランダや廊下など外に洗濯機を置く配置ですが、それだと洗濯機の寿命が縮まってしまい、あまり良い策とは言えません。
しかし、そんな問題を一気に解決してくれる洗濯デバイスが開発されました。Dolfiという、超音波を使って洗濯ができる手のひらサイズのコンパクトな洗濯機です。使い方は簡単で、洗面台などに水を溜め、その中に衣類や洗剤と一緒にこのDolfiを入れ、スイッチをいれるだけ。あとは30〜40分程その状態で待てば、洗いが完了します。洗濯物が綺麗になる原理は、よく眼鏡屋さんの店頭にあるような、超音波のメガネクリーナーに近いもののようです。
すすぎや脱水の機能があるわけではないので、全自動洗濯機と同じというわけではありませんが、このデバイスは様々な場面で重宝しそうです。例えば旅行中。長期の旅行の際、全ての日数分の下着や衣類を持っていくと荷物の量が増えすぎてしまいます。かといって、ホテルのクリーニングサービスを使うとお金がかかるし、手洗いは手間がかかります。そんな時、このDolfiがあれば洗面所で簡単に洗濯を終わらすことができます。
また、スモールハウスやモバイルハウスなどでミニマルな生活をする人にとって、場所をとらず、かつ、置く場所の制限もないこのデバイスは、とても役立つものではないでしょうか。洗濯機のように衣類を叩いて洗うわけではないので、生地が傷みにくいことや、音が非常に静かなこともメリットの1つです。
場所をとらず、手間をかけずに衣類を洗濯してくれるこのDolfi。たくさんの衣類を一気に洗うことや、ベッドリネンなどかさばるものを洗うことはできませんが、コンパクトで非常に暮らしに役立つデバイスです。
Via:
dolfi.co
indiegogo.com